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農家の主婦の漬物自慢

2009年10月23日 | 十勝地方の旬な情報
農家の主婦の漬物市


  暦の上で10月23日は霜降 この日から11月7日立冬までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼ぶのだそうです。
今年の十勝は10月10日に初霜、初氷も観測され これから長い冬を迎える準備に入る季節になりました。

  日本の食卓に欠かせない漬物ですが これからの時期 昔は風物詩としてよく見られた大根干し光景も最近はあまり見かけなくなり 漬物を漬ける人も年々少なくなっています。
ですが 十勝の農作物の収穫の時期を迎えて あちらこちらのイベント会場で漬物市が開かれるようになりました。
今回は その漬物市に4年ほど前から参加している某グループ 販売という慣れない作業に挑戦した農家の4人の漬物自慢の主婦たちの様子を紹介します。



    
  使わなくなった牛舎の片隅を改造した漬物作業所に漬物樽が 何十個も並んでいました。
全て初めての試み 販売をするに当たり 保健所への許可申請手続きから、保険にも加入が義務付けられています。
大型冷蔵庫も数個用意しました。
 




  漬物の準備は 春の山菜採りから。
十勝の大地の恵みをいっぱい受けた食材 ギョウジャニンニク、蕨、ウド、蕗を塩や醤油漬けし 秋まで保存します。
 
   


  御主人の協力も必要で ポスター・ メニュー・ 表示ラベル等のパソコンでの作業の担当はご主人。 絶大なる協力は欠かせません。
お揃いのユニホームのデザインもネーミングも自分たちで考え、自筆でTシャツにプリントし 笑顔で販売です。
 



  4人で得意な分野を担当し ひと樽ごと丹精込めて漬け込んだ旬の漬物を 袋詰めやビン詰めは1個1個手作業です。
昔ながらの野菜のほかに ゴボウ・ ヤーコン・ 長芋・ スモモ などもあります。その数 20種類以上。 
    



  ↑ 今年の1回目のイベント会場での販売は 9月21日 帯広競馬場(ばんえい競馬会場)での「おびひろ大朝市」での様子です。
お客さんに十分に試食してもらい 作り方を説明しながら交流を深めるのは最も嬉しいこと。 
10月に入り 岩内仙境祭りにも参加しました。この後 11月には農協の収穫祭にも参加予定。
 



  今年の最後は12月 市内のデパートで 恒例になった「十勝農漁村お母さん漬物大集合」に参加します。
上記の写真は 昨年度参加の様子です。
この「十勝農漁村お母さん漬物大集合」は 漬物文化の伝承や消費者との交流促進を目的に開かれ 今年で5回目  昨年は10グループ 127種類の漬物が出品されました。 
秋味の飯寿司は何処のグループも 特に人気があるようですぐに完売とか。
採算は?と聞くと そんなのぉ~・・・皆が喜んで買ってくれたら それが 嬉しいと答えが返ってきました。

  取材し感じたことは 皆 とても生き生きとした表情、 本当に漬物作りが大好きで自分達が漬けたものを多くの人に味わってもらう喜びがあふれていました。
農作業で忙しい中 大変なことだけどやりがいを持って毎年続けているとのことに 同シニア世代として農家の主婦のバイタリティあふれる姿に圧倒されました。
    

   

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