とかちシニアネット・何か探し隊 !

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愛の国から幸福へ

2010年10月23日 | 十勝地方の旬な情報


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大分以前に大流行した言葉です。 かなり昔に訪れて以来、相当の年月が経ってしまいました。その後の現在の様子が知りたくなって出掛けてみました。

★幸福駅および愛国駅は、帯広市から車で、30分程南の方向にあり今なお、記念の駅舎やデーゼル車そしてSL号が線路と共に残されています。
近くのお店では、切符販売もされています。近辺は、公園のように整備されておりました。訪れる観光客の方も沢山おられ、まだまだその地名度は高いようです。

↓ 幸福駅は、昭和4年 広尾線開通から27年後の昭和31年に設置されました。

  所在:帯広市幸福町東1線

 
 ★駅名の名前の由来・・・この地方は もと「幸震」と言っていたが、福井県からの移住者が(明治29年入植)が多いので、上の字を一字ずつとって「幸福」としたと言われ、また将来の幸福を願う意味もあって定められた駅名をそのまま駅名としたそうです。 開駅昭和31年11月1日。 


 


  ★駅舎の横に置かれた写真撮影用看板と訪れた観光客が記念に(幸福を祈念しつつ・・・)駅舎の木造の壁に貼っていった沢山のメモや名刺等など。 駅舎の内面には 一面に貼られている。








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★線路とデイーゼル車2台★当時のままの、板張りのプラットホームと、デイーゼル車2台も展示。 車両の中に入ることが出来ます。そこは、レトロな世界。
★駅舎内部。訪れた観光客が一枚、また一枚・・と貼っていったメモや名刺等など。 その数は夥しく木造の天井や壁はすっかり覆われています。★駅舎内部
★愛のベル・・。★ハッピー。 愛。 ハンドベルが如く可愛い音色が鳴り響きます。幸せな気持ちに。・・・


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↓ 幸福神社


   幸福駅近郊にひっそり静かに建てられています。












愛国駅

↓ 旧愛国駅
  所在:帯広市愛国町基線39-40


 
★ 地名・・明治29年の入植が始まり。ここに愛国青年団という団体があったことに由来する。広尾線の開通と同時に、昭和4年に愛国駅が設置されました。南十勝の発展の原動力となり多大な功績を残しました。しかし、鉄道需要の落ち込みから、58年間の歴史に幕がおろされ、現在は交通記念館として、当時使用していた切符、パネル、SLを展示しています。 




  ★愛国駅の辺りは綺麗に整備されており、ハート型の可愛い噴水が目に付きます。 







 


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★運賃料金表★その頃の愛国駅から帯広駅まで 料金は110円、広尾駅まで、600円。
★一日の往復路は、それぞれ6本。★時刻表
★活躍したSL・・。★活躍したSL号(9600形)。雄姿。




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↓ 愛国神社

   愛国駅の近郊・小高い場所に 静かに建っている愛国神社。参拝者芳名帳が置かれ、願い事を記載すると御神前に所願成就を祈願して奉納されるます。記帳して「世界の幸福」を願い帰途につきました。

















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★旧国鉄 広尾線

1929年から1932年にかけて、開業しました。
帯広市から根室本線の分岐の帯広駅で十勝平野を南下して広尾郡広尾町の広尾駅の区間を走る。国鉄正常化直前の1987年に廃止される。駅数17 全線 単線(wikipediaによる)

 *参考サイト

旧国鉄 広尾線

* 参考サイト

北海道鉄道廃止路線

  
   

天売・焼尻島を訪ねて!

2010年10月08日 | 会員の旅行


焼尻島観光

フェリーターミナル
★8時30分羽幌発焼尻行きフェリーおろろん2は焼尻島に9時30分着。
前日夜半から断続的に雨が激しく降り、どうなる事かと心配しましたが、当日は曇りで、とりあえず雨は降っていませんでした。しかし風があり、海は時化ています。船が揺れるのは覚悟して出発することにしました。
焼尻島は羽幌町の西25kmの日本海に浮かぶ島、天売島は焼尻島より5km先にあります。

★島へ渡る船はフェリー「おろろん2」と、旅客専用高速船「さんらいなぁ」があります。
フェリーは焼尻島まで1時間、焼尻島から天売島まで35分です。
高速船は焼尻島まで35分、焼尻島から天売島まで15分です。
おろろん2


★この日の計画は、フェリーで焼尻島へ渡り、高速船で焼尻島から天売島へ行き帰りは天売島から羽幌へフェリーで帰るコースを計画しました。
しかし、出発前に焼尻島から乗る予定の高速船が時化の為航行検討中のアナウンスがあり、途中で計画変更もあり得るかも知れない。
さんらいなぁ
かもめ
★お盆が過ぎて、観光客はめっきり少なく、乗船する人達は30人程度です。
出港すると、「まもめ」達が餌目当てで船を追いかけてきます。
観光客の手から餌をつまんで飛んでいきます。
フェリーは沖に出ると左右に大きく揺れ、船首にも波しぶきがかかり不気味でした。
デッキにいると波しぶきを頭からかぶりずぶぬれになります。
観光案内所
★フェリーは焼尻島に定刻9時30分到着。
天気は相変わらず曇り、しかし雨が降りそうで、時化は午後になるとひどくなるよと「島の人」の話。帰りのことは、島めぐりをしながら考えることにしました。
焼尻島はイチイの原生林、厳しい自然環境から、樹体は上に伸びず、横に広がり「はえまつ」の様です。国の天然記念物に指定されています。

 

「オンコ」の荘と名付けられ、島のここだけに自生している「イチイ」で樹齢二百年とも三百年とも言われる、古木ですが、木が上に伸びないため幹の太さが実感できません。中には、木が四~五本かたまって自生し、木の間が畳十畳程の空間になって、日陰の休憩室の様です。


 

焼尻島から天売島を望む。波をかぶっている岩は「カムイ岩」と呼ばれ漁師さんは、毎朝、この岩を見て漁に出るか、どうするかを決める目安ににしているそうです。今日は、時化て波が岩を洗っています。「天売・焼尻島を訪ねて」は時化の為、焼尻島で中止し、11時10分、焼尻島発羽幌行きのフェリーで帰ることにしました。お目当ての「うに」は時化の為休漁で食べられませんでした。残念!!何時の日か訪れるのを楽しみに、終わります。