紅葉の北海道東部方面へご案内
10月19・20・21日、東京からのお客様を出迎え、紅葉ピークの道東定番ルートをドライブしてみました。
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帯広空港は道東の玄関口、とは言え、北海道ツアーでは、どちらかというと発着地にならない感があります。
しかしながら、飛行機の上から望む十勝平野は、見た人の誰もが感動する整然とした幾何学模様の広大な農地が広がり、遠回りでも立ち寄る価値のある風景が広がっています。
収穫の終わった作物を刈り取った後に植えつけられた秋撒き小麦の緑色、肥沃な農地の土の色、収穫途中の農作物の黄色くなった枝々の色、美しい絨毯のような景色を眺めているうちに赤い大型トラクターの動く姿が、降り立つ大地にはっきりと見えてきます。
今は晩秋、十勝平野にも紅葉の季節がやってきています。
花畑牧場(某芸能人の家)中札内美術村(某有名菓子店運営)は、とかち帯広空港から少し南に走ったところにあるので、立ち寄ってみました。
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今は公園になってアスファルトの駐車場も完備され、この日は観光バスが数台停まっていました。
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十勝川沿いの植物性モール温泉の十勝川温泉は、北海道遺産として指定され、道東観光の宿泊拠点として活用されています。
十勝川温泉から車を進め、池田への道の右側に千代田堰堤が見えてきます。以前(10年以上も前の話です)に来た時にはしゃけの遡上する姿が見えたものですが、今日は、その姿を捉えることができませんでした。とは言っても、堰堤の元には、たくさんのしゃけの背びれや尾びれが見え隠れし、時々しゃけが「ここにいるよ!」と顔を出し、大きな口をあけて存在をアピールしているかのように見えました。対岸では、クレーンを使った漁をしていて、つるした網でしゃけをいっぱい引き上げていました。
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池田ワイン城は、昭和30年代に「町に新しい産業を」と自治体が試行錯誤を重ね、今日のぶどう酒と「池田=ワイン」を完成させました。
足寄町は、日本でも5本の指に入るほど広大な土地を持っています。
2メートル以上に育つラワンブキ、木質ペレット(伐採時に発生する林地残材や木工場で発生する樹皮や端材、おが屑などをエネルギーとして再利用ために、円柱形に固めた燃料)の生産をしています。美しい神秘の湖オンネトーはこの町にあります。今回のドライブの大きな目的にこのオンネトーを訪ねることにありましたので、想い描いていた景色と同じだったか少し気がかりでした。(私の感想は、過去に1度訪ねたときの原始の古木が朽ち果てた中にあったひっそりと佇む湖から、湖岸が整備されていて少し、イメージが違っていました。)しかしながら、紅葉の艶やかさはすばらしく、とても喜んでいただけましたし、私自身も美しい!と感じました。
阿寒湖畔もすっかり晩秋となり、木々が最後の美しさを放って湖に映え、紅葉は終盤を迎えていました。
アイヌコタンでのイヨマンテの火祭りは、アイヌ舞踊・音楽の新しいジャンルを感じさせるほどパワフルでかつ、大自然の神々を敬う変わらぬ精神を感じ取ることができました。
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阿寒を後に摩周湖へと足を伸ばし、第1展望台・第3展望台からの眺めを堪能。感想としましては、第3展望台の眺めが最高でした。前面に摩周岳・湖にポツンと浮かぶ中島、湖岸には人の近づけない断崖の摩周湖の姿と、湖面を背にすれば、硫黄山や屈斜路湖が一望でき感動します。
その後、紅葉の最後の美しさを放つ道を、硫黄山・川湯温泉・屈斜路湖畔と眺めながら、釧路を経由して帯広への帰路につきました。
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お客様の感想
どこに行っても美しい風景が続き、これだけ鮮やかな紅葉!を見たのは初めてとの事、「すごい、すごい」と感動しっぱなしでした。
道路もきれい(確かに、関東地方の国道で信号待ちをしていたらやたらゴミが目立ったものです)で自然だけではなく、環境美化が行き届いているとのことです。
私たちの住む北海道の大自然が、疲れた心と体を充分癒してくれたようでした。
接待した側としては、喜んでいただけて本当によかったと思いました。
編集者感想
とかく、住み続けるとその土地のよさが見えなくなります。
初めて北海道に来たとき感じたあの感動を自分は忘れかけていたかもしれません。
改めて、住んでいる土地を愛し、私たちは、この美しい大地を、子・孫の代に受け継がせるための努力と意識を強く持っていきたいものです。