札幌大通公園の彫碑を巡る
大通公園は、札幌市の中心部にあって、美しい花壇や芝生と樹木のほか、ライラックまつり、YOSAKOIソーラン祭り、雪まつりやホワイトイルミネーションなど、四季折々の美しい植物やイベントなどにより、1年を通して多くの観光客や市民に親しまれています。
大通公園は、本格的に整備されてから、今年で100周年を迎えました。
その大通公園の芝生の中や、木蔭の中には数多くの彫刻・石碑・モニュメントが、建てられているのを見つけたので、その石碑の数々を巡って来ました。
← 泉の像 西3丁目の芝生の真ん中にあり、泉の像の前から札幌テレビ塔を撮った1枚です。 札幌のシンボル的存在であるテレビ塔は、昭和32年に建設され、高さは147.2mです。 大通公園100周年の文字が見えます。 | |
花の母子像 → 西2丁目の木蔭の中に花束を持つ子どもと優しいお母さんが向かい合っていて微笑ましい像です。 昭和46年10月 札幌丸井デパートが創業百年を記念して札幌市に寄贈したものです。 | |
← 開拓母の像 「花の母子像」と並んで建てられています。 若い母親と幼い男の子の姿が印象的でした。 | |
牧童の像 → 北海道酪農関係者の拠金で昭和31年5月に西3丁目に建立されました。 少年と仔馬が元気に走っている姿が生き生きと表現されています。 台座の正面には「乳と竈の流れる郷に」の文字が読めます。 | |
← 石川啄木歌碑 碑には、若き石川啄木が読んだ 『しんとして幅廣き街の秋の夜の玉蜀黍の焼くるにほひぞ』歌詩が刻まれています。 その脇に座って物思いに耽っている姿です。 | |
湖風の像 → 若い男性の立像です。 腕組みをして何を見ているのでしょうか? | |
← 聖恩碑(せいおんひ) 明治・大正・昭和の三大天皇の業績をたたえる碑として、昭和14年に建立された碑です。 | |
吉井勇歌碑 → 昭和56年5月29日 北海道銀行が創立30周年を記念して、札幌市に寄贈された歌碑です。 札幌の木ライラック 「家ごとに リラの花咲き札幌の 人は楽しく生きてあるらし」 吉井 勇 | |
← 奉仕の像 丸い池の真ん中に、エゾシカの背にふくろうが止まり、その周りに鳩と兎が仲良く並んでいます。 何をしゃべっているのかな? | |
開拓記念碑 → 北海道の開拓を記念して偕楽園から明治34年に移設されました。高さは2.7mで、幅は1.6mです。 西6丁目の野外ステージの側の木立の中に建てられていました。 | |
← 漁民の像 網を引く男性と獲れた魚を籠に入れ運ぶ女性、遊ぶ子供を描いた石像です。 北海道漁連婦人部が創立10周年と北海道100年を記念して昭和44年に建立されたものです。 | |
ブラック・スライドマントラ → イサム・ノグチの作品で西8丁目の芝生の真ん中にありました。 ここでクイズです。「これは何でしょうか?」 変な形だと思っていましたが、答えは「滑り台」です。 向こう側から登り中央に顔を出してから左側に滑ります。 | |
← 有島武郎文学碑 文豪 有島武郎の没後40年を記念して有島武郎記念会が昭和37年に建立しました。 西9丁目の木立の中にひっそりと建てられていました。 | |
黒田清隆の像→ 黒田清隆は、明治時代に北海道開拓庁の長官として北海道の開拓に尽くした人物です。 ホーレス・ケプロンの像と並んで北海道の100年後の発展を見つめているようです。 北海道開拓功労者顕彰像建立期成会が北海道100年を記念して昭和42年に建立しました。 | |
← ホーレス・ケプロンの像 ホーレス・ケプロンは、アメリカ合衆国から開拓師教師兼顧問として北海道に赴任して北海道の開拓に尽くした人物です。 黒田清隆の像と並んで北海道と札幌の発展を見詰めているようです。 隣の黒田清隆の像と同じ時期に、北海道100年を記念して建立されました。 |