とかちシニアネット・何か探し隊 !

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原生花園

2011年06月24日 | 十勝地方の旬な情報
を訪



センダイハギとヒオウギアヤメ

北海道には原生花園と呼ばれる自然の花畑が各地に点在します。だいたい、海に近い湿原や、草原で自然が多く残っているところのようです。内地に居たころ旅のガイドブックを見て、見ごろの季節に原生花園めぐりができたら、と夢見ていました。帯広に移り住んで、かなり見て回ったと思っています。
今回は身近にある豊頃の長節湖と湧洞沼に行ってきました。6月16日、初夏とは言えまだまだ寒い日でしたが。
長節湖は最初に訪れた原生花園で、そのときは過大な期待が邪魔をして、イマイチと感がありました。ここも、以前はもっと素晴らしい風景だったのだと思いますが。

長節湖原生花園

青空に誘われ豊頃を通って長節湖に向かったら、どんよりとした曇り空に、風も冷たくなって・・・。ハマナスが見ごろとのニュース(何処かは見落としたが)で重い腰をあげたのですが、少し早かったようです。
長節湖ではハマナスの花はまったく見当たらず、アヤメを中心に楽しみました。

海からの風で霧が発生

湖面には霧がたちこめ、内陸へなびいていました。湧洞沼でも同じ状態で、青空とは無縁の肌寒い天気でした。湖のそばの浜には、アキアジ釣り人がポツリポツリ。ここの道を通る車も釣り人がほとんどのようでした。


道の終点から見た湧洞沼

次に湧洞沼に移動。ナウマン国道をしばらく走って湧洞線に入り、道の終端まで行ってみました。ここから先がおすすめだそうで、徒歩で散策すると楽しめるとの情報から来たのですが、肌寒さに負けて、ここの周辺だけになってしまいました。ハマナスの花はアスファルトの道路脇だけ開花していて、群落の中には発見できません。やはり、少し早かったようです。それでも長節湖にくらべると咲いている花の種類も多く、より楽しめました。

道端の花畑 やっと見つけたハマナス

アスファルトの影響で温かいためかハマナスが咲いていたり、花の種類も道端のほうが多い気がします。それだけ変化に富んでいて、手軽に楽しめる風景がありました。

エゾカンゾウが少々咲いて

エゾカンゾウは道から少し離れたところに点々と咲いていました。密集しているところは残念ながら…。


道端だけあった赤い花?

道の終点あたりに数箇所、この花?の群落がありました。そのあたりだけ赤く際立っていました。花は咲いていない感じですが、どういう植物か確認していません。


ハマナスの花を中心に

満開のハマナスを期待して行ったのですが、海側の歩道の数箇所にしか咲いていませんでした。長節湖では皆無だったので、やっと巡り会えてホッとしました。


ハマエンドウ

長節湖の道路際に多く咲いていました。湧洞沼周辺には少なかったので、人の出入の差かと思ったのですが。

  浜側に少し入ったところにあった案内板

 浜辺に行く道に入ったらすぐにこの看板がありました。海のすぐそばでもあり、周辺には花は少なく、ハマエンドウが咲いていました。そして、数歩で次の写真の風景がありました。


案内板のすぐそばの海辺

原生花園はこれから8月頃まで次ぎ次ぎと何十種類ものの花が咲き、訪れる人達を楽しませてくれます。
自然そのままの風景が壊されることなく いつまでも残って欲しい十勝の風景です。




『アーチ橋を訪ねて』

2011年06月10日 | 十勝地方の旬な情報





帯広から車で、およそ一時間半 大雪山国立公園へ。
帯広→国道241号線→国道273号線→糠平温泉(約1時間30分)
北海道上士幌町 糠平湖にある国鉄旧士幌線(昭和62年に廃線)に架けられているコンクリート製アーチ橋を訪ねました。




湖面にアーチの影がくっきりと

 ↑ 「タウシュベツ橋」 



旧士幌線 帯広駅→十勝三俣駅(国鉄士幌線は、帯広駅から上士幌町十勝三股駅まで、延長78.3キロ。大正15年7月10日に帯広─上士幌間38.4キロが開通、その後昭和14年11月18日に上士幌─十勝三股間39.9キロを開業して、全線が開通した。)まで開通した際に、タウシュベツ川に架けられた橋梁です。発電用糠平ダムが出来た際に人造ダム湖として ニペソツ山から流れ出た音更川の水が溜まり、湖底に沈むことになった。
糠平湖は人造湖であり、季節や、発電によって水位が劇的に変化するため、橋梁全体が水に覆われて時期もあれば、水位ゼロとなって橋梁全体が見渡せる時期もある。その様子から「幻の橋」とも、呼ばれ、季節により折々のその美しい姿を見せてくれる。



↑ 5月初旬の頃の「タウシュベツ橋」



  ↑ 厳冬 雪原の中、静かに佇む「タウシュベツ橋」 





湖畔で見つけた十勝石(正式名 黒曜石)
 




さざ波立ち、アーチの影もゆらゆらと 




アーチの直径は、10メートルあります
 



↓ 湖畔および林道に咲いていた小さく可憐な花達









 ↓ 裏側の高台より、黄昏時の山々とタウシュベツ橋を眺む。★幻想的






    
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↓ 20枚の写真のスライドショー(BGM有り)です。 是非 「フルウインドウ」で、美しい「タウシュベツ橋」を、ご欄下さい。 フルウインドウが開きましたら、画面右下 「全スクリーンボタン」を押下しますと、画面全体で、ご欄頂けます。  
 * このままご覧になりますと、写真は4枚程度しか見れませんので ご注意くださいませ。

デジブック 『アーチ橋を訪ねて』



 「上士幌アーチ橋梁群」は、北海道遺産に、そして昨年には、JR北海道 準記念物に 選定されました。 

↓タウシュベツ橋梁群(含)上士幌町地図





*通常は、諸々の事情から 林道には 門が取り付けられており、施錠されていますが、鍵を借りて現地に行くことは
許可されています。
*これからの時期は、ダム湖の水で、タウシュベツ橋は水没されているかも知れません。

*この記事は NPOひがし大雪自然ガイドセンター様に 写真・資料等、ご協力を頂きました。