とかちシニアネット・何か探し隊 !

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12月14日の月

2008年12月26日 | 十勝地方の旬な情報

十六夜の月


『 満月 』 まんまる?楕円?
13日満月の夜、楕円形を描く月の公転が地球に最も近づき 肉眼で見える満月としては今年最大だったとのことです。


<14日 18時31分撮影>



<14日 21時44分撮影>



<14日 22時01分撮影>



   日ごろ意識して見ることも少ない「お月さま」ですが、今月は地球に最も近づく時期に重なる満月で、珍しいことだと報道されていました。
   たまたま知人から満月を見事に、鮮明に撮った写真を見せつけられたばかりだったこともあり、無謀にもデジカメ初心者が月に挑戦してみました。
部屋の窓から、手持ちで、12倍ズームで撮ったものです。寒空にさらされる努力も、三脚などによる手ブレ防止対策も、特別な工夫もせずに。
   40年近く前に、アポロ12号で人類が初めて月に到着しました。テレビの画面を見ながら、自分もいずれ月に行けるのではと思ったものです。ところが、いまだに後続がないまま。まさか、これほど長く月が遠くなるとは・・・・。
孫たちはこの月に行くことがあるのでしょうか?今は遠くにありて思うものですが。


万年入門者で

2008年12月19日 | エッセー







  パソコンをやってみようと思ったのには、
訳があった。
  五年前、頭の手術を受け、術後のセピア色
の風景の中で、このままでは脳が死んでしま
う、と焦りだしたのがきっかけだ。
  幸いに手足の麻痺もない。ただ医師は気に
なることを言った。
  「血管の薄くなった部分を補強しました」
  「剥がれることはないでしょうか?」
  「まあ、十年はもつでしょう。十年生きれば
いいでしょう、八十歳ですよ」と、笑いなが
らおっしゃった。
  そうか、あと十年。されど十年。このまま
で脳を怠けさせる訳にはいかない、食い止め
る方法はないものか。そうだ、パソコンだ。
  あの時は、きっと脳が誤作動を起こしてい
たに違いない。人よりも頭も体も鈍い私に、
そんな思い切ったことができるはずがない。


新宿後苑の桜
  そんな訳で、退院したその日のうちにパソ
コンが私の目に前にでんと座った。どこから
でもかかって来い、と言っているようだ。
  まずキーを打つにはローマ字から。戦時中
の小学校中退の私はローマ字を知らない。息
子はひらがなでもいいのだよ、と言ってくれ
るが脳を鍛えるためにやるのだから、手を抜
くわけにはいかない。こんな時には幼児用の
絵本が役に立つ。壁にも天井にも、トイレに
も表をべたべた貼り付けた。なんとかキー盤
に指がのっていくようになった頃、嫁のS子
がシニアネット入会を勧めてくれた。
  講師や仲間に助けられながら、メールの打
ち方、インターネットの開き方、カメラの使
い方を教わった。チャットの講習では千葉県
のYさんの声が飛び込んできたときは大感激
であった。

御苑浜離宮
   間もなくブログを教わり、全国の方との交
流が始まった。パソコンだけのお付き合いで
は物足りなくなり、会おうということになっ
た。東京駅の十番線集合。携帯握って人ごみ
の中、無事四人の方に会えた時はあたりかま
わず抱き合った。それからというもの活発に
行き来するようになり、極めつけは極寒の北
海道に丹頂鶴や白鳥を撮影に来られたことだ。
凍傷にかかりそうになりながらカメラを抱え
て雪野原を走り回った時のことが語り草にな
っている。
  インターネットの世界は仮想の世界と言わ
れているようだ。現実感のないことを言うら
しい。でも、そうだろうか。私は首を傾げる。
   確かにつかんだ友情を、これからも大切に
したいと思う。

  ところで脳のあんばいはどうかって?
はずかしながらいまだ入門の域を脱し切れ
ない万年入門者であるが、それがまた楽しい。









「美術館が、増えました。」&「長芋の収穫」2投稿

2008年12月12日 | 十勝地方の旬な情報
  




雪をかぶった日高山脈と十勝平野 (十勝川温泉展望台より)











大自然と調和しつつ、静寂な環境の中に、6棟の美術棟 
昨年7月に、十勝 中札内村に、オープンしました。  広い自然の森の中に 林や、小川が流れ、築山にはモニュメントも構築されています・・。
そして、その自然の森の中に 6棟の展示棟が、建てられています。


全6棟の内の2棟  ↓


10年前の構想からスタートしたという、自然の中に溶け込んで建っている、6棟の美術棟です。
展示棟の周りの敷地には、花(十勝六花)も、育てていると、いいます。  自然の中で、然も、森も育成しながらの、ここまでの長い歳月を思うと、より一層 感慨深いものがあります。  
これからも、さらに数年 幾十年・・と、更なる自然との共存で、この美術棟が、より一層、土地に溶け込み、馴染んでいくことでしょう。


十勝六花とは・・「はまなし」 「えぞりんどう」 「えぞりゅうきんか」 「かたくり」 「しらねあおい」 「おおばなのえんれいそう」 (北海道を代表する6種類の花)を、指すそうです。


展示棟は・・・「坂本 直行記念館」 「原 高義さくひん館」 「サイロ50周年記念館」が、あります。




↓ 標識になっているサイロ(道中の目印に)                     → 入口の看板




↓ 園内の地図の看板(駐車場に)                            → 庭園の花の状態が親切に(看板に)
                


↓ 受付棟(入館料受付(飲み物代込)            → 展示棟(枕木を使用している)(全ての展示棟及び受付棟に枕木を使用)




↓ ドアの取っ手も芸術的!                               → モニュメントも建つ築山と庭園




訪れたのは、十勝は、秋も終り頃。もう「はまなし」の花も終わりがけ。 そう・・・最後に頑張って咲いてくれていました。

↓ はまなしの花






   
「六花の森」は、静かに冬を迎え、休館になります。 また来年の春に、私はこの自然と共にある絵画の世界を、訪れたいと思います。  
其の頃は、広い広いこの敷地に、「おおばなのえんれいそう」が、一面に咲いていることでしょう。
 


六花の森 HP   ←クリック











近代と古風が調和している美術館
昨年、十勝 鹿追町に「アート コレクション 福原記念館」が、建てられました。 庭園は、樹齢を重ねた大きなイチイの木が視界に入り印象強く、またブロンズ像などが配置してあります。建物の大きなガラス窓には、太陽の光が一杯降り注いでいました。


 アートコレクション 福原記念館 斜景   ↓

 

十勝在住の 福原 治平氏の「個人美術館」です。
長年かけて収集なさった美術コレクションが、展示されています。



受付と同時に頂く「展示作品一覧表」には、名だたる方々の作者名 及び 作品名が記載されています。
あまりにも著名な(美術に詳しくない私でも、知っている)方々お名前の列記に、その作品に出会える驚きと喜びと、感動がこみ上げます。



作品の個性を尊重し、5つの展示室があります
カメラ撮影を許可。但しフラッシュはダメです。







↓ 入口に構築されている石造りの植栽花壇                        → 庭園を飾る葉ボタンの鉢植え



↓入館時に頂く「展示作品一覧表」                             → 「展示作品一覧表」の8頁の内 




↓ 建物より庭園を眺望する (いちいの木)                          → 建物壁面に飾られた作品                 




モダンな美術館で、多くの華麗なる作品を堪能した後は、何かしらとても心が豊になった気がしました。
美術品との触れ合いは、様々の感動を与えてくれました。地元でこのような作品に遭遇出来る幸せを 胸一杯 味わって帰途に付きました。







アートコレクション 福原記念館 HP   ← クリック


  
 

 




幕別町駒畠の農家で長芋堀をしている所を通りかかり携帯電話で写真を取りました。十勝の晩秋は収穫の喜びで活気がありました。

ここ幕別の長芋は「和稔(わねん)じょ」といって、毛のないつるつる肌の長芋です。