saarweineのワインなどに関してあれこれ

このブログはドイツはモーゼル河の支流であるザール地域のワインを愛する男がワイン等に関して色々適当に書き込みします。

で次はSachsenです。

2009-06-07 10:15:07 | 日記
次は何処を書こうか考えてみたのですがとりあえずこの前の旅行の順番に書いてみることにします。てな訳で次はSachsenにします。Sachsenは簡単に概要を書いてみるとドイツ13地域の中で一番作付面積が小さくて450ha程度しかありません。東西統合後に旧西側から資本もだいぶ入ったようで質の向上も著しいものがあるようです。僕に言わせると(気候的な問題で)赤は論外、Rieslingもあまりいいものは出来にくいかと思います。ただ一部のburgunder系やRiesling系の交配品種には結構ポテンシャルがある生産地域と思います。
さてこのエリアにどうやって移動するかですが他の生産地域から離れてぽつんと離れ島のようなのでアクセスはしにくい感じがあるかと思います。しかしRheingauからだと意外に簡単にアクセスできます。Wiesbaden Hbf迄行けばよいのです。そうすれば4時間半ほどかかりますがDresden Hbf迄乗り換え無しで行けます。Sachsenのワイン街道はElbe河沿いに南端はPirnaの辺りから始まりますが訪ねたことがないのでMeissenとRadebeulに絞ります。

まずMeissenですが言わずと知れた陶器の町ですがワインの町としても(日本人が知らない人が多いだけで)有名です。ここはシュロスプロシュヴィッツが最大の生産者でこの地域にしては多種多様なワインを生産していますしMeissen市内でも結構見かけます。もしMeissenの中心部に逗留するつもりならビンセンツリヒターというワインレストランがかなり美味しかったです。伝統的なワインによく合う料理を提供してくれます。最寄り駅はそのままMeissenです。(終点のマイセントリープシュタール迄行かないように!)

Radebeulは日本のガイドブックにはまず載っていない町ですが本当にのどかな町でDresdenからも20分程度でアクセスできますので是非訪問してみたい町です。というのもDresdenはホテルの値段が高めですから。まず観光案内所ですがRadebeul Wein Traubeという駅から歩いて10分程度です。なんだ、そのまんまですね(笑)。元国営醸造所のSchloss WackerbarthはRadebeul West駅からトラムが走っている道路沿いに歩いて20分強くらいで行けます。ここはレストランもあって色々楽しむことができます。ワインは直売所があるので色々な品種・タイプのワインが一回1ユーロで試飲できますので探してみるのにはいいかと思います。ただしここは大手なのでいいものと駄者との差がかなりありますので要注意です。

とまぁ、こんな具合ですが僕的にはまたいつか旅行出来たらシュロスプロシュヴィッツを訪問してみたいと思います。後願望としてはこの地域に本格的なお寿司屋さんが出来て地元Sachsenのワインとの相性を考えてくれるソムリエさんがいるところが出来てくれればなぁ、と考えてしまいます。ちょうどボーヌの「びそう」さんのように。という流れで次はブルゴーニュ編です。
コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« とりあえずRheingauからいっ... | トップ | ブルゴーニュへのアクセスです。 »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「赤は論外」には異議 (pfaelzerwein)
2009-06-07 16:49:58
「赤は論外」には異議があります。私の経験では、ザクセンのブラウワー・フリューブルグンダーなどの赤ワインはドイツでも最高のものの一つと考えます。今までどれほどザクセンのワインを試しましたか?それともアールのピノノワールはそれほど素晴らしいとお考えですか?
返信する
ただ僕が知らなかっただけかもしれませんが。 (Saar Weine)
2009-06-07 18:57:00
pfaelzerwein様、こんばんは。確かにSachsenの赤はシュロスプロシュヴィッツのSpaetburgunder、MeissenのヴィンツァーゲノッセンシャフトのDornfelder、ポルトギーザー、Schloss WackerbarthのSpaetburgunderくらいしか思い当たりません。どれも薄っぺらな印象が強かったのです。そのFruhburgunderの作り手は差し支えなければ何というのかお教え頂けますでしょうか?
最高と考えている訳ではありませんがAhrは好きな生産地域です。Spaetburgunderの柔らかく比較的早くから楽しめるところが気に入っています。

Pfalzも当然Spaetburgunderもお金さえ余裕があれば色々楽しみたいと思います。ただ日本である程度水準が高く満足出来るのは値段がかなり高くついてしまうのが難点です。(例としてKnipserを挙げてみます)
返信する
馬耳東風! (pfaelzerwein)
2009-06-07 19:48:05
上の醸造所などは有名でしょう。一時はドレスデンに通ってましたから、マイセン組合などでも購入したりしたのですが、何処で飲む赤もフルボディーの立派なものが多いです。

それでも日本から態々行って買い付けるべきかどうかは別なお話です。

そもそも、あの不味いドイツの寿司でワインなどと言うならば、それにはリープフラウが最も合うので現地では探すことは難しいでしょうね。フランスでも同じですがね。

ブルゴーニュにまで行って、今更ドイツのシュペートブルグンダーを日本で購入する感覚が理解出来ない。そもそも良いワインは流通に乗る訳がないので見つけたら直ぐに纏めて買っとかないといけないのです。何のためにワイン生産地域をうろついているのか一向に理解できません。知ったかぶりされて、こんな事を書かれれば、うろつかれた生産地は迷惑千万、最も被害甚大は名指しのザール地方でしょうけど。
返信する
あくまでも願望を述べてみただけです。 (Saar Weine)
2009-06-08 23:56:01
pfaelzerwein様、ここではちゃんと日本人の寿司職人か日本人ではなくてもきちんと日本人の寿司職人の指導を受けて技量がちゃんとしている職人がきちんとしたネタや食材で握っているところがあればいいなあ、と願望を述べてみただけです。それぞれの寿司ネタにはそれぞれ良く合う品種があります。Rieslingは当然最高品種であることは自明の理ですがRieslingだけではカバーしきれないでしょう。

コートドールのピノノワールもドイツのSpaetburgunderも共に僕は大変興味があるので訪問しました。何か矛盾点が存在するとお考えですか?
返信する
コートドールなんてその程度ですかね (pfaelzerwein)
2009-06-09 02:04:13
シュペートブルグンダーがピノノワールと比べても興味深いとは喜ばしいことです。ザクセンでは勝負にならない素晴らしいシュペートブルグンダーがアールにはあるのでしょう。マイヤーネッケルのそれが匹敵するとするならば、そのブルゴーニュのレヴェルが大したことはないのでしょう。それなら尚更ブルゴーニュ訪問する意味もありませんね。コートドールなんてその程度ですかね。

日本で手に入る寿司ネタでの最高のワインの種類など是非ご拝聴したいと思います。何処のどんなワインを寿司にお楽しみですか?

差し支えなければお教え頂けますでしょうか?
返信する
前にお叱りを頂いたかと思いますが‥‥‥‥ (Saar Weine)
2009-06-10 00:05:49
pfaelzerwein様、こんばんは。あくまでも僕の個人的に試してみただけの体験ですがBJの2006年のラインヘーレならイカかホタテの握り(Kabinett)、Messmerの2006年のGewuerztraminerのSpaetleseなら雲丹の握り、2004年のレープホルツのブントザントシュタインのKabinettなら(水を飲んだほうが旨いとおっしゃいましたが)鯖か子肌といった光り物が良く合いました。色々ご意見はお持ちかとは思いますが‥‥‥‥
返信する
味噌糞一緒 (pfaelzerwein)
2009-06-11 15:55:46
「2006年のラインヘーレならイカかホタテの握り」 ― これは細かく来ましたね。何ともこのネタと合わせてフランスのワインとどこが違うのか、正直私にも分かりません。

「2004年のレープホルツのブントザントシュタインのKabinettなら鯖か子肌」 ― これはなるほどワインの方が水のように枯れてますからなんとなく分かりますが、やはり水の方が安い。

「2006年のGewuerztraminerのSpaetleseなら雲丹」 ― 辛口のゲヴュルツトラミナーは最近殆ど見かけませんが、苦味のような感じは合うかもしれません。

話題としては高度過ぎますね。結局醤油を付ければ味噌糞一緒ですが。
返信する
一応醤油は使わないことを前提にします。 (Saar Weine)
2009-06-12 19:25:46
pfaelzerwein様、先ほど挙げてみた組み合わせは全て醤油は使いませんでした。最初のラインヘーレとイカ、ホタテの組み合わせはlieblichなタイプでした。

最後にご一緒させて頂いたPffefingenですがScheurebeのSpaetlese以上の甘口と玉子の握りがかなり合いやすいという感じを受けました。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事