saarweineのワインなどに関してあれこれ

このブログはドイツはモーゼル河の支流であるザール地域のワインを愛する男がワイン等に関して色々適当に書き込みします。

メルロについてです。

2009-07-14 23:30:25 | 日記
今日はメルローをテーマにしてみます。やはりボルドー右岸のグランクリュを飲みたいものです。去年旅行でサンテミリオンを訪れたのですが意外に小さな街で建物とかは昔のままの風情を残しているのが印象的でした。もし宝くじが当たったらペトリュスでもルパンでもケース買いすることでしょう(笑)。僕的にはポムロールのワインと鴨のコンフィのマリアージュを何処かで試してみたいと思います。


我が国でも長野県の塩尻市近辺でメルシャンなどがハイレベルのメルローを提供しています。長野県の気候と良く適合しているそうです。長野県は海無し県ではありますが鰻の蒲焼き等と合わせてみたいものです。


ところがドイツに於いてはこの品種は残念ながら失敗に終わっているケースが多いのです。やはり白品種、特にRieslingはその地の利を有効に活かせるのに対して(最近は36%強まで増えてきましたが)赤は(AhrやBaden等Spaetburgunderの比率が高い生産地域はありますが)まだフランスを脅かすほどまでにはほど遠いと思われます。


しかしWuerttembergのGraf von Neippergがサンテミリオンとコートドカスティヨンにシャトーを所有しており例えば2番手に位置付けられることの多いシャトーカノンラガフェリエールは1985年以降大胆な改革が断行されてレベルアップがかの天才ステファンデュルノンクールによってなされていますし1番手のLa Mondotteなどは96年以降かのロバートパーカーに高い評価をされてからその値段は(プリムールでも)上がりまくり今やそのトップキュヴェはかのペトリュスより入手困難とまで言われています。


とはいえ僕個人にとっては使い勝手の悪いワインになってしまっているのできっかけを掴む為にも色々ワイン会など参加してみたいと考えています。とはいえ普段使い(僕ら日本人にとっては)はドイツの白ワインに勝るワインはないという考えは変わることはないと思いますが。
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カベルネソーヴィニヨンにつ... | トップ | Weissburgunderについてです。 »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
誤まった知識や薀蓄を繁殖させる地盤 (pfaelzerwein)
2009-07-18 01:38:45
「南ワイン街道辺りで向いている」と言うのは誤りです。乾いたそれなりの気候の地所があれば良いだけでしょう。

あるのは、リースリング以外の葡萄には場所が無い地所だけです。

もちろんポメロ-ルのような気候の場所は中欧にはありません。

どうも偏った限られた情報が誤まった知識や薀蓄を繁殖させているのが日本と言う島国文化の特徴でしょう。
返信する
まだ勉強不足を承知でお尋ねしますが……… (Saar Weine)
2009-07-17 23:50:46
pfaelzerwein様、こんばんは。なるほどやはりそちらではそれなりに成果は出ているということなのでしょうか。地理的にはなんとなくMessmerがある(メルロ単体のを試飲して下手な新世界のよりいいと思っただけなのですが)南ワイン街道辺りで向いているかもしれないと感じたのですがどう思われますでしょうか?
返信する
甘い安物のそれを除くと (pfaelzerwein)
2009-07-17 20:42:24
メルローも錚錚たるボルドーの中ではポメロ-ルを除けばそれほど評価は高くありません。

しかし、単体ではドイツでも成功していて、スイスのそれほどは素晴らしくはありませんが、必ずしも難しい品種ではないようです。

日本食との相性は甘い安物のそれを除くとワインの繊細さを壊してしまうので難しいでしょう。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事