saarweineのワインなどに関してあれこれ

このブログはドイツはモーゼル河の支流であるザール地域のワインを愛する男がワイン等に関して色々適当に書き込みします。

お土産の2011年産のベーシックなRieslingです。

2012-01-05 00:22:48 | 日記
この前の年末年始の旅行の最終日にこのプファルツはヴァッヘンハイムにある名門ビュルクリン・ヴォルフの2011年のRiesling trockenというベーシックなQ.b.Aを購入しました。


このワインは恐らく各地所のブレンドで寿命は長くないと思われますが気軽に楽しめると思います。


とりあえず和食ならおでんなど出汁を使った料理と楽しんでみたいと思います。
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14 コメント

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GUTSRIESLING (pfaelzerwein)
2012-01-05 04:11:32
Q.b.Aの意味合いもシュペートレーゼももはや意味を失くしていますが、これはカビネットの基準を満たしているのでしょう。

その証拠は、温暖化とバイオワインの表示で12.5%アルコール濃度です。新鮮ですからそのアルコールの高さを感じさせない軽やかさが楽しめるでしょう。

地所は街道から下側のルーギンスランドなどが多いです。

グーツリースリングは、どこのVDP醸造所も苦労していますが、2011年に関しては旨みに関してはどこも問題ないでしょう。2010年はその意味からもとても難しい年でした。

バッサーマン・ヨルダンと比較すると、価格もこちらの方が一ユーロ高価で、その通りの質の差です。先方は麹につけていた時間が長いのか、それが取れるまでに時間を有して、飲み頃には新鮮さも落ちています。ここ数年同じ傾向です。その分、BJの方が濃くがあり重いです。

http://blog.goo.ne.jp/pfaelzerwein/e/2d9218c22ac6b827d099d4971c7da3db
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ミッテルハートらしさを (Saar Weine)
2012-01-05 22:52:50
pfaelzerwein様、こんばんは。なるほどバッサーマンよりはエレガントなのですね。


地所はやはりあまり評価は高くないところを使うのですね。


なんだかブルゴーニュ的なシステムよりはボルドーやシャンパーニュ的な(いい意味での)調和や均一さを求めているような気がしました。
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ブルゴーニュ的なシステム (pfaelzerwein)
2012-01-05 23:31:57
どうしても大手となると自己商品の中のピラミッドの底辺が巨大になります。その点に関しては、ブルゴーニュも同じです。寧ろボルドーのシャトーなどの方が地所が定まりますが、土壌が反映しないのはミックスの葡萄の質の違いです。

その意味ではリースリングもオルツヴァインから上が勝負ですが、オルツヴァインでも我々ミネラルの判定できる愛好者からすると物足りないです。様々な土壌が混在するからです。結局、ラーゲンヴァインと呼ばれるPCから上が愛好者のターゲットです。

しかし、現実には2010年のオルツヴァインも売り切れていて、PCは売れ残っていても酸が厳しすぎて、まだ飲用に適しません。2011年のオルツヴァインもまだまだ楽しむには早過ぎます。現在の飲み頃は2008年産か、こうした単純なワインだというのがドイツのワインカレンダーです。

ブルゴーニュのシステムを取り入れたのはBWですが、それが意味するところはそのピラミッドが上に行くほど極細になっていくことです。そこがボルドーとは全く異なります。

要するにこうした新鮮なグーツリースリングで満足できれば寝かしておくような高級なものは必要ないのです。高級なリースリングとは、複雑であり、飲み頃などを含めると極一部のエリートにしか理解されないものなのです。バランスとか酸とかは質や級の問題ではないのです。

「地所はやはりあまり評価は高くない」は、クニプサーやキューンやメスマーなどのリースリングで満足している人には違いが全く判らないでしょう。
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ミッテルハートの中でも (Saar Weine)
2012-01-07 16:22:08
pfaelzerwein様、こんにちは。となると例で挙げておられたルーギンスランドの地所などは悪くはない部類なのでしょうか。


いや、殆ど日本では耳にした事のない地所なので………
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果実風味満載の葡萄 (pfaelzerwein)
2012-01-07 17:40:16
ルーギンスラントやシュティフトは昔通りのリースリング造りでは所謂果実風味満載の葡萄として半甘口などに重宝されたのでした。しかしこうしたブルグンダーのシステムからすると、寿命の長い、テロワールを活かした、つまりミネラリティーを求めるところでは、重い土壌ではエレガントなリースリングが出来ないのです。

BJにおいてもシュティフトは嘗ては重要な地所でしたが今はミックスされます。同じような意味で、ミッテルハールト以外のリースリングはまともなものが少なく、ブルグンダーなどでお茶を濁すしかなく、モーゼルでもラインガウでもフランケンでも重い土壌の地所からは高級リースリングは生まれないのです。特にラインガウの斜面の下の名地所は殆ど全滅状態です。ザールもどこも皆同じです。
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だからフランケンなどは (Saar Weine)
2012-01-07 20:12:52
pfaelzerwein様、こんばんは。だからフランケンなどは(主な土質が貝殻石灰質という事もあるのでしょう)リースリングの作付が精々4~5%程度しかない訳ですね。
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貝殻石灰質 (pfaelzerwein)
2012-01-07 21:30:28
そうですね。ジルファーナーに適していますね。しかしマインの河川敷の区画は決して高級リースリング向きではありません。辛口と称して上手に造っているのは斜面の良い地所か、寧ろ貝殻石灰質層かと思います。

そうです。石灰の土壌では酸が丸くなるので、レープホルツのように糖を残さずに辛口醸造にすると、新しいうちは切れが良いのですよ。しかし、経年すると睾丸のようにふにゃふにゃになります。
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レープホルツの (Saar Weine)
2012-01-08 09:51:12
pfaelzerwein様、おはようございます。例えばレープホルツのブントザントシュタインの地所のなどはあまり長くはもたない訳ですね。
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雑食砂岩 (pfaelzerwein)
2012-01-08 17:48:46
雑食砂岩は問題ありません。そこに石灰が混じるのが問題なのです。ですから石灰の混ざらない区画のものを通向きの醸造所は出しているのです。

それでも糖をレープホルツまで落とすと、経年変化で、ザールのもの等に見られるような、ミネラル水のようなワインになっていくのです。ピーマン水とか塩味とか呼ばれるものです。グランクリュで四年ほどでそのように枯れてしまうと高いと感じるかもしれませんが、それは人によって違うでしょう。

つまりレープホルツにおいても最初から丸い土壌のものは更に輪郭が暈けていきますので、リースリング通はあまり選びません。
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レープホルツのですと (Saar Weine)
2012-01-09 09:00:22
pfaelzerwein様、おはようございます。僕的にはブントザントシュタインの地所のだと子肌などお寿司のネタなら所謂光り物が欲しくなってしまいます。


ミネラル水のようになっていくせいでしょうか。
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