須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

タマノカンアオイが開花

2016-04-26 06:00:24 | 花・植物
2016年4月25日 <父>

3月中旬に多摩地区のN家から頂き、団地内に植えた絶滅危惧種のタマノカンアオイ。
初めは葉が1枚しか無くて生き残るのか心配していましたが、次々に葉が出て来て
一安心しました。





4月22日に葉を覗いてみたら、柿のヘタのような地味な花が咲いていました!
稲城市教育委員会発行の文化財ノート69号で知って興味を持っていましたが、
見たのは初めてで感動しました。





TG-4の顕微鏡モードでさらに近づきます。花が二つ下向きに咲いています。





4月23日は団地の植栽サポーターの活動日。活動を始める前に皆さんに珍しい花を
見てもらいました。今回は小学生も参加しましたが、地元の貴重な植物に興味を持って
もらえたと思います。





4月24日も撮影。今回は初めてLEDライトガイドを使ってみました。
マクロ撮影の際、影が出にくくなる優れもののようです。
TG-4のLED発光の機能を利用してリングライトのように利用します。

 



実際に試しました。左がLEDライトガイド使用。右が自然光。
使用した方が花の内部がよく表現されています。

 

稲城市文化財ノートの説明から抜粋
稲城周辺の多摩丘陵を主産地として、ごく限られた地域に分布する貴重な植物です。…昭和6年に
牧野富太郎博士によって、武蔵登戸産のものをタイプ標本として発表されました。その後の調査に
よって、多摩丘陵を中心として、西は高尾山、北は狭山丘陵、東は府中市浅間山、南は横浜市北区
恩田町までの限られた範囲の丘陵地に分布していることが判りました。稲城市は原標本産地に隣接し、
個体数、生育地ともに他市にくらべて多く見られます。

コメント (2)
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