須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

金環日食-鏡ピンホール法

2012-05-27 10:57:57 | 太陽・月・星
2012年5月27日 <父>

金環日食を安全に観察する方法の最終回です。

日食があれば、世界中に出かける日食仲間のOGさんから
教わったのが「鏡ピンホール」による観察方法です。木漏れ日と同様に
大きな太陽像を結ばせることができます。

手鏡に1センチサイズの大きさの穴をあけたマスクをはりつけます。
遠くに像をつくるので、マスクの形は丸くなくても大丈夫。
今回は、□と☆の形の2枚の手鏡で観察です。TNさんに協力して
頂きました。





5メートルほど離れたHNさん宅の壁に反射させると、なんと!欠けた太陽が
くっきりと現われました。右の方がクリアーな像ですね。これはマスクの形では
なく、手鏡の鏡の厚みと関係がありそうです。


 5月21日7時28分

手鏡はガラスが薄いタイプを選ぶのが良さそうです。ガラスを使わずにプラスチック
表面に直接加工した鏡も良いかもしれません。

金環が終り、ゆとりが出来たので指を使ったピンホール投影法をTKさんに試して
もらいました。この時は2つしか出来ませんでしたが、練習すれば10個以上つくる
ことも可能です。





最後に、最も一般的な観察法の紹介です。これは、星ナビ6月号に付属していたA5判の
日食観察プレートで観察している様子です。10万分の1に減光しているので、太陽が月の
ようにみえます。


 5月21日7時58分

日食グラスと違い、このプレートは少し目から離し、周りの景色と一緒に観察できるため、
臨場感が味わえます。顔が熱くならないのも良いですね。


もう日食が終了に近づいたころ、東の空に急に雲が湧いて来ました。早朝の日食で
本当に良かったと胸をなでおろしました。


 2012年5月21日8時34分 北杜市須玉町にて(リコーGRデジタル3)

次回は、これまでの観察方法をまとめた総集編をお送りします。お楽しみに。


コメント (2)
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