磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊金曜日 2012-3-9

2012年05月01日 | 読書日記など
『週刊金曜日 2012-3-9』
    平井康嗣・編/金曜日2012年

特集名 3・11連続特集 2 原発 これでも再び動かすのか



「24時間体制で進められる津波対策工事 住民は複雑、浜岡原発再稼働か」 下「」引用。

「二月二五日、静岡県御前崎市にある浜岡原発は雨模様で、風は海を白く波立たせ、荒々しい音を上げていた。そのすぐ横では、約七五○人の建設労働者が働き、無数のクレーンや掘削機が、建設工事特有の金属音を発している。大きな穴を地面に掘り、大量の土を別の場所に山積みにする作業は昼夜問わず、二交代制で二四時間続けられている。
 突貫工事で建設しているのは、浜岡原発を津波から守るとされる高さ一八メートル、長さ約一・六キロメートルの防波壁ほ(海岸沿いに建設)だ。計画当初二~三年後の完成を目指していたが、現在は今年一二月の完成予定に前倒しされた。今月末までには、その基礎部(地中に埋まる部分)の工事が終わり、初夏には壁が地上に姿を見せることになるだろう。-略-」

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「オーストラリア ウラン輸出での雇用・収益見込み各州で採掘禁止政策の変更表明」 下「」引用。

「-略-同州在住の日本人参加者が「福島は今後何世代にもわたる危険な場所となった。原発の影響で多くの人が今後白血病になる恐れがあるといわれている。オーストラリアのウランは福島原発で使用されていた」と指摘し、ウラン採掘解禁に反対するよう聴衆に訴えた。」

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「石原慎太郎東京都知事に訂正・謝罪を求める1」

「相変わらずの高額原発予算に効果不明の除染にも高額予算本当に福島のことを考えてる?」

「これでも再び原発を動かすのか」成澤宗男。下「」引用。

「政府は福島原発事故のに原因が不明のまま原発輸出に踏み切り、大半が停止中の原発を再稼働させようとしている。だがいまや国民の7割近くが「脱原発」を望み、「原子力安全神話」は崩壊した。事故から1年がたった今、原発なき世界を実現するため決意を新たにしたい。-略-
「これでは単なるアリバイじゃないか」「第二次評価はどうなっているんだ」「福島の検証の方がまず先でしょう」--。
 原子力安全委員会で三月五日に開かれた大飯原発3、4号機(福井県)の「ストレステスト審査書に関する第三回の検討会」の席上、次々に傍聴席から「不規則発言」が飛んだ。「妨害する方は退席してもらいます」と安全委員会の班目春樹委員長が警告すると、「退席するのは原発事故責任者のあなたの方だ」と応酬も。-略-」

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経済優先の野田総理。下「」引用。

「野田佳彦首相は昨年九月、米『ウォールストリート・ジャーナル』の紙のインタビューで、再稼働の理由に「電力不足になれば日本経済の足を引っ張る」という点を挙げたが、いまだ被害の全容すらわからない大事故を経験しながら、「安全性」より「日本経済」が優先とはあきれてしまう。」

相も変わらずデタラメ委員長。下「」引用。

「前出の班目委員長は二月二○日の記者会見で「(一次評価だけでは)安全性の評価としては不十分」と述べながら、翌日には「(政府が一次評価だけで再稼働の可否を判断することに)反対しない」と言い出した。これは政府側が班目発言にあわてて「再稼働は総合的に政治が判断する」(藤村官房長官)とクギを刺した結果。だが、「安全性」以外に「判断」するような項目がありうるのか。「すべては『はじめに再稼働ありき』。二次評価を待っていたら、再稼働がいつになるかわからない。だからいくらデタラメでも政府は電気会社の一次評価を保安院と安全委員長に『妥当』と言わせ、再稼働の口実にしたい。班目委員長も再稼働の口実を政府に預ければ、責任を取らずにすみますから」(前出の杉原氏)」

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「いまだ続く利権構造」 下「」引用。

「「3・11」から一年経った現在も官僚と財界、御用学者、そして政治家が群がる原発の利益構造はいまだに常に次の大事故の危険性が存在し、それが再び再び現実になったらこの国は死に絶えるしかない。そうした道を選ぶのか否かは、当面する再稼働をいかに阻止するかにかかっている。」

「いまだ懲りない「原発ムラ」井野博満(ストレステスト意見聴取会委員)。下「」引用。

「私はストレステスト(耐性評価)意見聴衆会」という名前には抵抗があります。それは、意見を聴取されるのは専門家ばかりで、事故が起きた場合に被害を受ける立場の住民の意見参加がされていないからです。たとえば一月に行なわれた関西電力大飯原発3、4号機(福井県」のストレステストの審査結果が聴取会に示されましたが、保安員は傍聴人を締め出しました。なぜそんなことをするのか。
 しかも、審査対象となる大飯原発の原子炉を製造したメーカーである当の三菱重工業(MHI)や関連企業から委員一一人のち三人までもが献金を受け取っていました。これでは委員としての資格が問われて当然です。さらに、ストレステストの審査にあたったのは経済産業省原子力安全・保安院です。だが、実際の作業は原子力安全基盤機構(JNES)に委託しています。そのJNESにはMHI出身者がいるのですが関西電力はストレステストふの作業をMHIに依頼している。はたして、これで公正・中立な審査が可能なのか。
 総務省の「政策評価・独立行政法人評価委員会」も昨年一二月九日、中立性・公正性に懸念を呈しています。しかし保安員に対して、JNESで審査にあたったのは誰かと尋ねても、個人名は明かすことができないという。最終的に審査にあたるのは保安員だからよしされてしまう。このように、あれほどの大事故がありながらも、事故を生んだ構造そのものは何ら変わっていないのです。-略-
 現在は「事故の事後」にあたりますが、このままだと「次の事故の事前」になりかねません。-略-」

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「原発はどこまでの揺れに“耐えられるか”のか」 下「」引用。

「原発が耐えられる地震動は、机上の計算だけでどんどん大きくなっていることをご存じだろうか。1985年の阪神・淡路大震災(マグニチュード7.3)後の計算ではねあがり、東日本大震災をうけてストレステストを提出した原発は、それまでの1.29~2倍の揺れにも「余裕」があることがわかったという。信じられるだろうか。(編集部)」

「ウソつき四国電力と大地震 再稼働をたくらむ伊方原発に潜む危険性」伊田浩之。下「」引用。

「四国電力伊方原発が再稼働第一号となる恐れがある。だが、原発沖合六キロには日本最大級の活断層があり、さらに南海大地震の発生が近づいている危険地帯だ。しかも、この活断層について四国電力は“ウソ”をついた。そんな企業に危険な原発を扱う資格はない。」

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大規模プロジェクトを狙う中村時広知事。下「」引用。

「再稼働の条件として、国から大規模プロジェクトを引き出す手練手管や考えはあまりないのではないでしょうか」
 県政に詳しい別の人も「中村知事は再稼働の条件として四電に恩を着せようとしている。今後の票とカネが目的なのかもしれませんが、逆に言えば、その程度で再稼働を認める可能性があります」と指摘する。」

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中村知事の背景。下「」引用。

「再稼働を認めるかのような中村知事の姿勢の背景には何があるのか。地元の記者がこんな逸話を披露する。
「中村さんは二○一○年の知事選の時、伊方発電所前で四電の幹部を集めて『三菱商事でエネルギー担当していたとき、伊方に来ました』と関係の深さを強調していました。伊方原発を造ったのは同じ旧財閥系の三菱重工ですからね」-略-」

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過去に「四電が把握していないA級断層の発見」

「市民団体が9年目の調査へ “汚染地”で異変ザクラは見つかるのか」奥田智子。下「」引用。

「放射線の影響で今年はサクラに異変が起きるのだろうか。放射性物質の大量放出後の調査への協力を市民団体が、呼びかけている。身近な食物の警鐘に耳を傾けたい。-略-」

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「福島原発事故会見に出続けた日隅一雄 東京電力のウソと闘う」 下「」引用。

「「3・11」直後から、東電会見で、するどい質問を続けてきた日隅一雄さん。ネット中継を見ていた人なら知っているかもしれない。「東電に税金投入なんてありえない」と憤る彼は、“残された時間”に全力を注いでいる。-略-」

「原発再稼働めぐり激しいせめぎ合い 過去最高額5兆円超の支払い求め株主が東電取締役提訴」横田一。

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