『週刊文春 2011年8月25日号』
島田真・編/文芸春秋2011年
特集名 「パッとしない代表選」全内幕
「菅官邸 被災地を見殺しにした「戦慄の内幕」」 下「」引用。
「チェルノブイリの強制移住地域以上のセシウムを検出した福島県飯舘村。菅首相はその「事実」を見ようとしなかった。仙谷氏を外し、乱立した会議の全てのトップに自分が就き、迷走を続けた「空白の五ヶ月間」。“市民活動家”に国家の命運を託した国民の悲劇--。」
市民活動家ではないと思うけどね……。どこをどうとってそうなのかは書かれていない。
「経産省「原発官僚」の大罪を暴く 新次官の娘も東電社員、“更迭”で退職金上積み」 下「」引用。
「経産省事務次官ら三人の“原子力首脳”を海江田大臣が更迭したと報じられているが、実は姑息な官僚が経産省を守るために演じた茶番劇に過ぎない。安全性より省益を優先し、東電と二人三脚で原発を推進してきた経産省の“大罪”は、歴代次官にまで及ぶのだ。-略-」
二割増の退職金。下「」引用。
「自己都合による退職ではなく、早期退職扱いになるため二割増の退職金を受けとることになるという。その額は六千万円から八千万円というから驚くほかない。遂年後には天下り先も確保できるだろう。
経産省OBの岸博幸慶応大学大学院教授はこう憤る。
「退職金が割り増しで支払われることからも分かる通り、これは断じて更迭人事などではありません。彼ら三人は何ら原発事故の責任を取っておらず、これでは“勝ち逃げ”と言われても仕方がない。とくに松永前次官は保安院の院長も務め、○年の原発の耐震基準の策定にも関係していた。津波の想定を甘く見誤った規制官庁のトップとしての責任は重いはずです」
今回の原発事故の対応でも、経産省の事務方トップとして何ら指導力を発揮できず、失態続きだった。」
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原発の運転責任者の資格試験は2001年に廃止。下「」引用。
「原発は中央制御室で、二十四時間三交代制で運転が行われており、数人から成るチームに必ず一人は運転責任者を置くことが義務付けられているが、資格試験を保有しているが、資格試験の廃止後は、各電力会社が独自に試験を行ない、資格を付与する形が採られた。-略-
今回の震災による原発対応でも、原発の運転責任者の資格試験廃止の影響があったのでは、という指摘も専門家の間で上がった。」
「太陽光発電をつぶした次官」 下「」引用。
「ところが突然、経産省が○五年度に『すでに普及は進んだから』と補助金を打ち切ったのです。すると一気に市場が収縮し、○五年にはドイツに世界一を奪われ、○八年にはスペインにも越された。ドイツは日本で余った太陽光パネルを安く買いあげ、国内で太陽光の電気を電力会社が高く買い取る制度も充実させたことで普及が進みました。
その補助金打ち切りを決定したのは、村田氏が事務次官だった○三年のこと。-略-当時は小泉構造改革で、各省庁の補助金を生贄として出すように言われ、経産省は太陽光発電の補助金を差し出したということです。-略-」
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【一部のみ】
運命共同体。下「」引用。
「原発推進ありき。その点で東電も経産省も運命共同体なのだ。安全性より省益を優先し、国民を欺き続けた罪はあまりにも思い。」
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島田真・編/文芸春秋2011年
特集名 「パッとしない代表選」全内幕
「菅官邸 被災地を見殺しにした「戦慄の内幕」」 下「」引用。
「チェルノブイリの強制移住地域以上のセシウムを検出した福島県飯舘村。菅首相はその「事実」を見ようとしなかった。仙谷氏を外し、乱立した会議の全てのトップに自分が就き、迷走を続けた「空白の五ヶ月間」。“市民活動家”に国家の命運を託した国民の悲劇--。」
市民活動家ではないと思うけどね……。どこをどうとってそうなのかは書かれていない。
「経産省「原発官僚」の大罪を暴く 新次官の娘も東電社員、“更迭”で退職金上積み」 下「」引用。
「経産省事務次官ら三人の“原子力首脳”を海江田大臣が更迭したと報じられているが、実は姑息な官僚が経産省を守るために演じた茶番劇に過ぎない。安全性より省益を優先し、東電と二人三脚で原発を推進してきた経産省の“大罪”は、歴代次官にまで及ぶのだ。-略-」
二割増の退職金。下「」引用。
「自己都合による退職ではなく、早期退職扱いになるため二割増の退職金を受けとることになるという。その額は六千万円から八千万円というから驚くほかない。遂年後には天下り先も確保できるだろう。
経産省OBの岸博幸慶応大学大学院教授はこう憤る。
「退職金が割り増しで支払われることからも分かる通り、これは断じて更迭人事などではありません。彼ら三人は何ら原発事故の責任を取っておらず、これでは“勝ち逃げ”と言われても仕方がない。とくに松永前次官は保安院の院長も務め、○年の原発の耐震基準の策定にも関係していた。津波の想定を甘く見誤った規制官庁のトップとしての責任は重いはずです」
今回の原発事故の対応でも、経産省の事務方トップとして何ら指導力を発揮できず、失態続きだった。」
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原発の運転責任者の資格試験は2001年に廃止。下「」引用。
「原発は中央制御室で、二十四時間三交代制で運転が行われており、数人から成るチームに必ず一人は運転責任者を置くことが義務付けられているが、資格試験を保有しているが、資格試験の廃止後は、各電力会社が独自に試験を行ない、資格を付与する形が採られた。-略-
今回の震災による原発対応でも、原発の運転責任者の資格試験廃止の影響があったのでは、という指摘も専門家の間で上がった。」
「太陽光発電をつぶした次官」 下「」引用。
「ところが突然、経産省が○五年度に『すでに普及は進んだから』と補助金を打ち切ったのです。すると一気に市場が収縮し、○五年にはドイツに世界一を奪われ、○八年にはスペインにも越された。ドイツは日本で余った太陽光パネルを安く買いあげ、国内で太陽光の電気を電力会社が高く買い取る制度も充実させたことで普及が進みました。
その補助金打ち切りを決定したのは、村田氏が事務次官だった○三年のこと。-略-当時は小泉構造改革で、各省庁の補助金を生贄として出すように言われ、経産省は太陽光発電の補助金を差し出したということです。-略-」
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【一部のみ】
運命共同体。下「」引用。
「原発推進ありき。その点で東電も経産省も運命共同体なのだ。安全性より省益を優先し、国民を欺き続けた罪はあまりにも思い。」
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