磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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老いのこころと向き合う音楽療法

2011年03月06日 | 読書日記など
『老いのこころと向き合う音楽療法』
   北本福美・著/音楽之友社2002年

筆者は……。下「」引用。

「筆者は臨床心理学を基本に音楽療法に関わるものです。従って、「音楽療法とは」と尋ねられれば、山松先生の定義「音楽を媒介とする心理治療である」と言う立場を踏襲しています。但し、実践家として育った現場が病院臨床ですので、医療の中での音楽療法という意義も強く意識しています。」



本書は……。下「」引用。

「本書では、15年前から関わりを持つようになった「老いのこころ」との交流の実際を、クライエントの表現を出来るだけ詳細に検討することによって考察していきたいと思います。-略-」

戦争体験……。下「」引用。

「戦争というテーマには、どれだけ注意深くとも過ぎるということはないでしょう。映画や文学を通して、私たちにも学ぶ機会がありますが、体験していないことを安易に分かることは危険です。-略-」

何事もそうではないでしょうかね?

軍歌などうたわせたら、健康に悪そうだな……。

とくに精神的に……。

音楽のすべてが、よいとはボクには思えないし……。

健康に悪い音楽もありそうだ……。

まあ、音楽は嗜好品というものでしょうが、集団と選曲もむずかしいでしょうね。

志村けんが音楽療法師なら、ありがたいのだが……。

「おまえだけや!」という、つっこみの人がいたら!

ありがとうございます(笑)。










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高齢者のための音楽療法的音楽活動入門

2011年03月06日 | 読書日記など
『高齢者のための音楽療法的音楽活動入門-体を動かして・楽器を使って・歌をうたって…- 高齢者ふれあいレクリエーションブック 1』
   白沢政和・監修/北村英子・著/ひかりのくに2003年

よくおこなわれている音楽療法ではないでしょうか?
入門書として、よくまとまって、わかりやすい本だとボクは思います。



--以下はボクの勝手な感想です。

音楽は嗜好品ですね……。

ぼくの父は、「こんなチーチーパッパしたくない!」とごねました。

でも、ぼくの父だけではありませんね……。

ひどい強制では、老人性鬱病の原因の一つになっていたりして???……。

やりたくない人には、やらなくていいようにしてもらいたいとボクは思います。

--ボクの場合(ボクらの世代ももう初老ということで)……。

こんな文部科学省推薦のようなものには参加したくないですね。そういう人たちもいるのでは?

やはり、大勢ならKISSなどを絶叫したいですね。




--盛り上がるだけではいけいないので、クール・ダウンとしてバラードもいれてほしい。




--それにお笑い系がいいですね。

笑いは免疫力をあげるといいますから……。

--大病院はそれぞれの嗜好で、いろいろな講座にわけてもらたい。

ボクは、お笑い系の講座がいいですね。

ええ爺さんになって、「鼻から牛乳!」とコーラスをしているボクは何か、かっこいいですね。

--まあ、今のほとんどの病院じゃムリざんしょ……。

それに、まじめくさってやって、何が楽しいねん? とも書いておこうと……。








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国際関係がよくわかる宗教の本 3 中東とイスラム教

2011年03月06日 | 読書日記など
『国際関係がよくわかる宗教の本 3 中東とイスラム教』
   池上彰・著/岩崎書店2006年

アラビア語で。下「」引用。

「ムハンマドは、読み書きができなかったため、イスラム教を広めるのに、神の言葉を口頭で伝え、それを人びとに暗記させる、という方法をとりました。-略-そのため、ふだんアラビア語を話していない国のイスラム教徒でも、アラビア語・アラビア文字で書かれた『コーラン』を読むことになっているのです。」



ハディース』 下「」引用。

「たとえば、ムハンマドがはじめて神の言葉をきいたときのようす(7ページ参照)について、『コーラン』には何も書かれていませんが、『ハディース』には記録されているのです。
 また、イスラム教徒の男性の多くが、ひげ生やしているのは、『ハディース』に、ムハンマドが長いあごひげを生やしていた、という記述があるからです。」

一夫多妻制がやさしい教えと、イスラム教の解釈どおりに書いてありました……。

--豚肉ダメ。
そのものでなくともダメ=「味の素」事件のことが書かれてあった……。

シク教……、インド。下「」引用。

「シク教は、唯一の神を信じる「一神教」で、神の前では人はみんな平等として、身分制度を否定しています。これはイスラム教徒の影響を受けた考え方です。一方、人間をふくむすべての生物はす、生まれかわりをくりかえしている(輪廻という)としていますが、これはヒンドゥー教などに見られる、インドの伝統的な考え方です。また、シク教の最終目標は、人が生まれかわりのくりかえしから脱出して、神と一体になることですが、このこともヒンドゥー教と共通しています。-略-」

女性首相パキスタン。インドネシアではメガワティ大統領。

アメリカのイスラム教徒。下「」引用。

「アメリカ国内のイスラム教徒は、キリスト教徒について2番目となつているのです。」

奴隷制をきらう黒人たちはイスラム教徒。かつて、プロテスタントは奴隷制を認めた平等ではない宗教団体……。

--フランスと十字架。
フランスでは、スカーフやターバンをしてはならない。
また、キリスト教徒も、大きな十字架をつけた生徒は入れてもらえないという。
それで平等とはいえないのでは? まず自由が奪われているという人もいるだろうが、スカーフこそが自由を奪っているともいえる……。自由を理解できていないから、強制や抑圧をする人たちも……。

「イスラム原理主義」 下「」引用。

「イスラム教徒の考え方を「イスラム復興運動」とよぶ。」

「過激派のまちがった『コーラン」解釈」 下「」引用。

「この「努力」を意味する「ジハード」が、日本語では「聖戦」と訳されたこともあり、戦争のイメージが強くなってしまい、いまも誤解されているのです。」








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ケース・フォー・イスラエル-中東紛争の誤解と真実-

2011年03月06日 | 読書日記など
『ケース・フォー・イスラエル-中東紛争の誤解と真実-』
   アラン・ダーショウィッツ(著)/
     滝川義人(訳)/ミルトス2010年

原書名 The case for Israel 原著第2版の翻訳
著者は、ハーバード・ロースクール(法科大学院)教授。



この本は、従来のアメリカ政府の考え方に近いのではないかとボクは思う。
--素人ですが、賛成できない本です。平和をつくろうなどとは思っていないと思います。

ノーマン・フィンケルスタインなどは、この本を批判しているようです。

この論理が通るなら、日本軍の蛮行も問題はなくなるのでは? 下「」引用。

「死者の多くは女性であった。アラブの戦士は女性の衣服をまとい、“投降”者に近づいてくるイスラエル人を撃っていたからである。二○○三年のイラク戦争でも、イラク兵が同じ戦法を使っている。老人子供も何名か殺された。」

まともな国際社会はこんな論理は認めないでしょうね……。

反イスラエル=チョムスキー(ユダヤ人)。下「」引用。

「-略-ノアム(*ママ)・チョムスキーのような反イスラエルの学者は、学生をミスリードし、アラブ諸国とPLOは受け入れたのに、イスラエルとアメリカは常に政治妥協に反対する“拒否戦線”国である、などと唱えるのである。」

この本では、チョムスキー非難はたくさん書かれてありました。

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テロリストの悲惨な状況。下「」引用。

「死まきちらすためにおなかに新しい命を宿す。そして、他の人を道連れに、おなかの命諸共自爆する。おぞましいテロリストの堕胎作戦である。家族の名誉を回復するには殉教者として自爆する以外に方法はない。このような状況に追いこまれた若い女性は、他にもいる。」

このような人を戦争の被害者とは考えられないようだ……。

そして、イスラエルもパレスチナも拷問しているから、問題はないというのだろうか?

アンネ・フランクの日記を贋作といったフォーリソン。案の定? 下「」引用。

「案の定チョムスキー教授は、第二次世界大戦の悲劇をシオニストが利用したとする声明を出した。フォーリソンの主張と大差のない内容である。彼は、イスラエルとナチドイツを比べることもしている。」

イスラエルもナチスドイツも、どちらも蛮行をしている……。
もちろん敵も……。ヒトラーたちのようなことを言っても、著者たちはアンネ・フランクではないのだから、正当化できないだろう……。

しかし、アメリカは「原爆神話」など、正当化できないものを強引に今も通している……。

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