水風船

我が家の真下に住む“奥さん”は、例の“被害妄想の人”です。
そして更に、その真下に住む“奥さん”は、精神的に病んでワケの分からない事をベランダから叫んでいる人です。

なしてまぁ、よりによって同じ縦の列に厄介な人が住んでんでしょうねぇ…


前回の、年1回開催されるマンション通常総会以降、“被害妄想の人”は大人しくなりました。
でも、精神的に病んでいる人の“騒音”は相変わらずです。




「○×※△□＆＃※＊￥ЖД○×ー」


──バン(ベランダの窓を勢いよく閉める音)




だいたい、これが1セット。
しかも、何度か繰り返すので数分は続きます。


でもね、違うバージョンもあるんですよね。
それが、地味に長～く続くバージョンです。


「○×※△□＆＃※＊￥ЖД○×○×※△□＆＃※＊￥ЖД○×○×※△□＆＃※＊￥ЖД○×○×※△□＆＃※＊￥ЖД○×○×※△□＆＃※＊￥ЖД○×○×※△□＆＃※＊￥ЖД○×○×※△□＆＃※＊￥ЖД○×○×※△□＆＃※＊￥ЖД○×○×※△□＆＃※＊￥ЖД○×……」



これがまぁ、とにかく長い、長い
十数分どころじゃありません。
もう、何時間も、ですよ。
少々の休憩はありますが、朝の8時に何やら言ってるなー…と思っていたら、それが昼になっても15時になっても止まない…。
声が小さい故に体力消費が少ないからなのか、延々と続くんですよ…。

少し愛して、長～く愛して…なんて言ってる場合じゃありません。


私　　 「竿の先にさぁ…こう、水風船をつけて……」
旦那　「…………？」
私　　 「“せいやっ”ってベランダから放り投げるのよ」
旦那　「…　それで、“ヒュ～…バシャッ”って？」
私　　 「そうそう。ゴチャゴチャ言ってるところに、水風船を投げつけたい気分」


──そう言うと、笑ってました、旦那。


旦那　「考える事は一緒だな(笑)」


──ですって。
どうやら、同じ事を考えていたようです