2006年3月12日 九州石油ドーム 14時04分キックオフ 2006年Jリーグディヴィジョン1第2節 大分トリニータ対サンフレッチェ広島 小雨→くもり 観客:17,043人 主審:東城穣 副審:安食弘幸 平野伸一 4審:金田大吉 MC:吉田達法
【大分】GK1西川 DF2三木 22上本 31福元 MF6梅田 11トゥーリオ 5エジミウソン 17根本 7西山(77分26内村) FW13高松(89分15森重) 9オズマール(77分 8松橋) 控え:GK16下川 MF14増田 19川田 FW18市原
【広島】GK1下田 DF5駒野 4ジニーニョ 3小村 17服部 MF16リハンジェ(75分7森崎浩) 14戸田 8森崎和 6ベット(82分9上野) FW10ウェズレイ 11佐藤寿 控え:GK21木寺 DF18吉弘 MF23青山 25青柳 FW20大木
パッと両チームの立ち上がりを見てみると、共に右サイドからの攻撃が鍵になる予感がした。大分6梅田、広島16リハンジェ共に攻め上がりが積極的だ。どちらかと言えば、リハンジェが積極的。確かにその上がった広島右サイドを突いた、大分根本の攻めも有ったが、決定機には至らず。
広島は、6ベットが左、14戸田と8森崎和でボランチを組む布陣。しかし、ベットが開きすぎて17服部の上がるコースを塞ぎ気味。もともとボランチの選手だけに、真ん中で使うに越したことは無いのだろうが>ベット
大分のプレスが特段厳しいわけでもないのだが、広島がポゼッションできない。ロングボールかサイド攻撃が主となって、真ん中からの崩しがない。
大分はカウンター気味の攻めが単発で幾つか。しかし、あまりオズマールが球に絡めず高松もあまり切れが無く感じられ(スタミナ切れは後半見られた)、序盤の攻撃には冴えがない。
前半は単発の積み重ねは有るものの、どちらかがペースを握るということもなく終わる。0-0。内容がもう一つ低調なだけに、妥当なスコアレスか。
後半のアタマは、広島が様子見気味。ロングボール主体で、やや単調。右サイドのリハンジェからの崩しが数本。やや膠着した流れに。
互いに凌ぎ合う形になってくる試合中盤。
やっと試合が動き始めたのが75分。広島がイハンジェ→森崎浩の交代を。続いて大分が西山→内村、オズマール→松橋と2枚同時に。そして、システムを3-4-3気味に変更。このカード勝負は、シャムスカ監督が”一旦”制する。78分、PA左手前から内村がクロス気味のボールをゴールへ向かって放り込む。FWの松橋が合わせる構えも、スルー。広島GK下田は松橋につられ、動いてしまいそのままゴール。大分が1点を先制。
しかし広島も諦めず、ロスタイムにゴール前で佐藤寿が自分で打てる体勢になるも、DFを引き連れてウェズレイにパス、ウェズレイが押し込んで1-1の同点に。
結局1-1のドローで終了。75分までの膠着感が寒さのせいではないだろうが、ボールが余り地に着いていなかった感が有った、そんな試合だった。