ryonagaの「通勤準急スタジアム行き2」

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2006 J1第2節 アビスパ福岡対大宮アルディージャ

2006-03-11 22:19:51 | サッカー

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2006年3月11日 19:04キックオフ Jリーグディビジョン1 アビスパ福岡対大宮アルディージャ 博多の森球技場 くもり 観衆:12,040人 主審:松村和彦 副審:金子聡一郎 武田進 4審:小川直仁 MC:二村昭雄 

【福岡】GK1水谷 DF22中村 4金古 5千代反田 3アレックス MF7宮崎 6布部(75分15吉村) 8ホベルト 14古賀 FW9藪田(85分10久藤) 27田中(17分 17川島) 控えGK16神山 DF2宮本 MF11山形恭 13松下

【大宮】GK20荒谷 DF22波戸 5冨田(45分6D・純・マーカス) 2奥野 17土屋 MF4トニーニョ 15斉藤(63分14森田) 32小林慶 8小林大 16久永 FW10マルティネス(45分30桜井) 控えGK21江角 DF19片岡 MF7佐伯 24橋本

序盤は探りを入れるように、慎重な立ち上がりの福岡。バックラインでのパス回しからゆっくりを崩す手を探っていく。対する大宮は4-3-2-1気味のポジションで前の小林大悟、久永、マルティネスが入れ替わりながらチャンスを窺う。

福岡は得意のサイド攻撃に活路を見出す。9分、左サイドでボールを得たアレックスがドリブルで大宮DFラインを交わして、PA内に進入、そのまま左足で放ったシュートがゴール右に突き刺さり福岡が先制。試合が落ち着く前に、福岡が機先を制する。

それから福岡は短いパスを多めに、サイドから大宮DFを崩しにかかる。そんな矢先、16分に福岡FW田中がタッチライン際で負傷。そのままFW川島(今期DFから転向)に交代。スピードのあるプレーヤーを欠くことで福岡はやり方を変えざるを得なくなる。

やや大きめの2トップに代わったものの、福岡はペースを握る。20分には右サイドの7宮崎からのクロスに17川島が合わせるも枠上。

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福岡14古賀は左サイドから、大宮DFの裏を狙うも得点には至らない。

サイド攻撃の真骨頂が現れたのは、25分の左古賀のクロスに右から駆け上がってきた宮崎が合わせるシーン。点にはならないが、FWが絡まない流れでもシュートまで持っていける辺りは流石である。

一方の大宮はマルティネスが孤立気味。相手DFを吹っ飛ばして、苛立ちを顕にする。また、マークについた福岡4金古にも競り合いで勝てず、形ができない。チームとしても、玉の収まり所が無く前半は福岡の圧倒を許す羽目となる。

前半終わって1-0も印象は俄然福岡。田中の負傷は痛かったが、このままペースを握れるか? 大宮はいかなる修正を施すか?

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後半にあたって、大宮三浦監督はFWマルティネスを桜井に、DF冨田を純マーカスに代える。(トニーニョがボランチの位置から一列下がった。)そして、システムを4-4-2に変えてくる(小林大と桜井の2トップ)。

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これが大宮の歯車を回し始める契機となる。8分には左サイドからの連携で、福岡陣内に切れ込むなど修正は効いている。福岡のポゼッションの割合は少しずつ低くなってくる。

後半15分頃には、福岡もセットプレー等でチャンスを迎えるもここで得点には至らず。この時間を制していれば、という思いは強い。なぜなら、ここから大宮は息を吹き返し、プレスも少しづつ掛かってくるからだ。

後半26分、大宮はCKを中央にいた17土屋が真ん中でヘディングであっさり合わせて

、同点に追いつく。福岡にはやや厳しい時間の失点。試合は徐々に膠着し始める。

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福岡はロングボール主体の攻めとなり、得点の匂いが薄くなる。

ロスタイム、大宮は何度もチャンスを作るも福岡GK水谷の好セーブに阻まれ得点できず試合終了。1-1で引き分けた。

序盤の両チームの力差は、単なる大宮の不調だった、とも思えるような感があった。前節千葉から4得点した攻撃にはとても見えず、「策士、策に溺れた」のかとも感じられたが、福岡田中の負傷、後半の建て直し、もあって勝ち点1を拾うことが出来た。

一方の福岡。大柄なFWとスピード型、という組み合わせはJ2時代から繰り返してきたパターンだが、現状ベンチに川島1人しかFW登録の選手を入れられないのは厳しい。このスタイルを貫くのであれば、スピード型のFWがもう1枚は必要になるのだろう。シーズン序盤にして層の薄さが感じられないように、控え選手の奮起に期待したい所だ。 

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