Runrun日記

最近読んだ本ー銀漢の賦

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今日から、県の休業要請は全部解除されました。近所の保育園、子供達が元気に遊んでいました。スポーツクラブも、カルチャーセンターも、恐る恐るの再開のようです。
早速、妻にはスポーツクラブの友達から「行く」とのメールが入ったようです。

 公園の花壇の花。ガウラ(白蝶草)と言うらしい。花言葉は「負けず嫌い」「清楚」 白い蝶が飛んでいるように見える。敗けずに、このコロナ禍をやり過ごしたいものだ。

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鬱々とした日々に読む本は、気楽な時代小説が良い。
昔は、山手樹一郎なんぞの本が好きだった。

葉室麟 著作 『銀漢の賦』 文春文庫

少年三人の友情とその後の物語。なんか以前読んだ小説を思い出してしまいます。山本周五郎の「長い坂」、藤沢周平の「風の果て」、百田尚樹の「影法師」。こういった話題は小説になりやすいのだ。 

少年の頃、道場で一緒だった日下部源五と岡本小弥太、ひょんな事で知り合った百姓の子、十蔵。藩の政争に巻き込まれて殺されてしまった小弥太の父親の仇を討ったり。長じて十蔵は、一揆の首謀者となります。天の川を銀漢と云うのだそうです。銀を散りばめた大河という事だろうか。

十蔵が一揆を起こした時は、源五は一揆を取り締まる立場にいて、十蔵を見逃そうとします。小弥太(松浦将監)は郡奉行をしていて、一揆の意を受け入れ収めますが、首謀者だった十蔵を打ち首にしてしまいます。それがもとで、源五は、将監と絶縁します。

それから20年後、晩年となった源五と将監の物語ですね。将監は名家老となっていました。源五は郡方の下級武士です。
将監が、藩主や側用人(悪役)の意見に反対した所から、将監の討手に源五が選ばれるのですね。将監は脱藩して江戸に上り、時の老中・松平定信に主人の過ちを質して貰おうとします。源五は、当然将監を助け、脱藩の手助けをしますよね。
脱藩の為の峠越え! 追手が来ます! チャンバラ小説は面白い! 十蔵の娘・蕗は、十蔵亡きあと源五に助けられて源五宅の女中をしていました。源五に気が有るようです。蕗は、火縄銃の玉込めをして、源五を助けます。 チャンバラ小説は面白い! 
無事、江戸に着いた将監は、目的を果たし持病でもって亡くなります。

古典的なチャンバラ小説の面白さは、イケメンで剣の強い侍といい女が、協力しながら正義のために戦う物語だよね! ま、そこまでとは行かなかったけど、・・・・
面白かった!!!

この小説のお気に入り度:★★★★☆

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