Runrun日記

最近読んだ本-額田女王

井上靖 著 「額田女王(ぬかたのおおきみ)」 新潮文庫

11021501_2中大兄皇子と大海人皇子の愛に翻弄される、額田女王。
大化改新から壬申の乱への時代を、額田女王の立場から見て書いてある。杉本苑子著の「天智帝をめぐる七人」を最近読んだので、歴史的な出来事は判っていたが、作者の見方が変わると、これまた面白い。「天智帝をめぐる七人」を読むと、中大兄皇子は政権奪取の為には手段を選ばない悪い人のような気がしてくるが、「額田女王」では、よりよい政治を行うにはやむおえなかった事。
遣唐使や、朝鮮半島の事件が興味深い。大海人皇子(天武天皇)の方が、私には好ましくおもえる。

この時代の歴史は面白い。
私のお気に入り度:★★★★☆

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コメント一覧

runrun_k
C肝の卒業生からコメントをいただくとうれしくなり...
最近、この時代の小説を読み漁っています(笑)
同じ事柄も作者によってニュアンスがかわってしまう? 不明なことの多い時代の小説の面白さかも知れませんね。

sizu1014
初めまして。C肝卒業生です。闘病中からブログは拝...
初めまして。C肝卒業生です。闘病中からブログは拝見していて随分救われました。有難うございました。井上靖のファンで嬉しくなってコメントしました。この時代の事は不明な事も多いので夢があるように思います。ランちゃんが一日でも元気でありますように祈っています。
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