ろろろ川のおと

ながらへば またこのごろや しのばれむ

指について

2018年08月21日 22時10分28秒 | 日記

 最近ゴキブリが出始めた。毎年1回はブラックキャップをセットしていて、ここ数年1匹も見ることが無かったので、我が家には1匹もいないと油断していた。三日前に1匹叩いた後でセットしたホイホイに1匹掛かった。それを片付けていたら、もう1匹が視界の隅を駆け抜けて行ったのでまたセットした。以下同様につづく。

 今日は3匹目を退治した。ホイホイは楽しい。勿論、ブラックキャップもセットした。

 ゴキブリは平気だが、クモは苦手だ。漢字を見てさえ気味が悪いのでカタカナにする。ゴキブリを食べてくれるので殺してはいけないと言うが、同居できない。実はゴキブリを一掃すればクモもいなくなるだろうと期待して、ホイホイとかブラックキャップをセットしまくっているのだ。

 中学の頃にクモが平気な同級生がいた。どんなクモでも手づかみして、噛まれたとか言って自慢げに笑っていた。夏休み、一緒に泳ぎに行ったとき、彼は小さなコメツキガニを怖がって逃げ回った。私はハエトリグモなら平気だ。

 海には気味の悪い生き物が結構いるが、やはりクモヒトデは嫌いな物の筆頭だ。あるとき海で拾った面白い形の石を水槽に入れたら、石のどこかに付着していたのか、数日後に極小のクモヒトデを発見した。直ぐに排除したが、水槽の水全部が汚染されたような気分だった。

 数年前倉庫を片付けていて、錆びた空き缶を何気なく開けたら、中から3cm程のクモが飛び出てきたので驚いて缶を取り落とした。まさにブラックボックスの中で、最低でも2年くらいは水も餌も無く、ひたすら千載一遇のチャンスを待っていたのだろう。感心を超して恐ろしい。クモの生命力、狩の能力、運動神経、確かに凄い。スーパーヒーロー・スパイダーマンを着想するのは至極当然なのかも知れない。

 私の気味悪いものを分析すると、脚がいっぱいある・まるで無い・くねくねする、が三大共通点のようだ。だから人の手指を、気味悪いと思うこともある。