笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「アナと雪の女王2」 ~そしてエルサは「もののけ姫」になった(ネタバレあり)

2019年12月05日 00時12分19秒 | 映画
いつものようにレディスデー。平日の夜にも関わらず子供つれのお母さんたちがけっこう来ていました。
子供たちはエルサやアナ、オラフののお人形を手に、もうワクワク感でいっぱいな様子です。
そしていよいよ「アナと雪の女王2」のはじまりはじまり。。

ところが、ですね、そんな子供たちのワクワク感に応えられたのも最初の20分くらいでしょうか。
不思議な声に導かれたエルサの旅(もちろんアナやクリストフ、スヴェン、オラフも一緒)が始まると、前作とはガラリと趣を異にする物語が展開されるのです。裏切り、企み、殺し合い、過去に封じ込められた人々。。。。。

子供には、難しいんじゃないのか?

というのが、私の正直な感想です。前作のような、思わず「レリゴー!!♪」と歌いたくなるような"明るさ"が、見えない。
物語がエルサの内面に沿って展開するので、いわゆる「子供にでも分かる物語の構図」がわかりにくい感じです。どこに共感すればいいのか、大人でも???なのに、まして子供には。。。と思っていたら案の定3つとなりに座っていた8歳くらいの女の子が「なんか、なんかさぁ~」とむずがっているのが聞こえます。

確かに映像テクノロジーは「すごぉ~い!」としか言いようがなく、まさに追随を許さない、ため息もののディズニークオリティです。特に、水の表現!
技術スタッフの「どや顔」が垣間見えます、というか「どや!」ダダ漏れ。
ががが、ストーリー的にはなんともいえない"むりくり感"満載で、物語にアナとエルサを"充てた感"が否めないわけです。だいたいお姫様がレギンス履いてるし(^_^;)
「大人の事情」なのかな~と。

「アナ雪」は前作で完結しても良かったんじゃないの? その方が「夢と魔法のディズニー」に相応しかったんじゃないの? と、なんとな~く思えちゃったんですよね。
そして、衝撃のラスト(^_^;) 
これからアナは、ヤックル、もといスヴェンに乗ってエルサに会いに行くことになるのでしょうか?

もうねぇ、どうにもこうにも、しっくりこない、釈然としないエンドにもやもやを引きずって映画館を出たのは言うまでもありません。
この作品、リピートする人どのくらいいるのかな? とやや意地悪な気分になった自分がおります。

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さてさて、なんか、すっかりネガティブモードになっちゃったけど、もちろん「わぁ、いいなぁ」と感じた場面もあるんですよ!
今回は姉妹の両親の過去が重要なエピソードなのですが、子供時代のアナとエルサが母親に抱かれてお話を聴くシーン。



ディズニーの柔らかいアニメ―ション技術は、まるで親子の体温までも感じさせるようでした。(思わずうっとり。しかも涙ぐんじゃいました)

あと、オラフの吹き替え声優さん!



今回のオラフは前回以上に大活躍でよくしゃべっています。吹き替えは若干22歳の武内駿輔さんという声優だそうで、この方の声がとても良い!
どの高さの声も、のびやかでしなやか。変幻自在!って感じました。ちょっと注目です。

と言うわけで、結局「アナ雪2」はどうだったのか? と聞かれたら、こう言うかな。

そしてエルサは「もののけ姫」になりましたとさ、と。
観る方は、まず吹き替えでぜひ。神田沙也加さんの「わたしにできること」は必聴ですよ(^^)/

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