笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「緊急事態宣言」解除と世界のことなどを考えてみた

2020年05月27日 15時51分54秒 | 日々雑記
4月8日のブログにも書いた「緊急事態宣言」が5月26日、ようやく解除されました。
偶然この日は美容院の予約を入れていて外出したのですが、既に駅前の飲食店などは営業していました。美容院は1カ月ぶりでしたが、席はひとつ空け、お客さんのマスク着用、もちろん入店時にアルコール消毒、営業時間の変更と、1ヶ月前よりも更に徹底している感があります。お客である私たちも大好きなお店や美容師さんたちを感染から守らなければ、という気持ちで協力です。

5月に入り、感染が(とりあえず)収まった感のあるヨーロッパでもロックダウンが解除され、徐々に、いわゆる「経済活動」が再開されてきたようです。早朝のWorld Newsあたりでは、レストランやカフェでくつろぐ人たちの映像を流し始めました。バカンス客を呼ぶため"EU内での"移動解除もされるのだそうです。
日本も含めて解除後の結果がどうなるかは、8月9月あたりにはわかって来るのではないでしょうか。

さて、4月25日に「アメリカの感染者数の推移」を書いたのですが、その後の推移をまたまた新聞記事(朝日)を参考にざっくりとExcelでまとめてみました。←どんだけ暇?(^_^;)




本日が27日ですからおよそ1カ月経ちます。4月25日の感染者数が86万人、5月27日が166万人、約2倍です。グラフを見ると、まだまだ"なだらかに上昇"している感じです。(あくまでも素人感覚で)
イタリア・スペイン・イギリス、といったアメリカ以下の感染者数上位国が、とりあえず、22、23万人あたりで頭打ちな感じとは対照的な印象です。6月になっても上がり続けるのか、それともどこかで打ち止めになるのでしょうか?
アメリカでは既に"自粛より経済活動優先!"とデモまで起きているそうで(大統領もその傾向大)、そういう社会的な動きも含めてとても気になります。

ところで、ここにきて更に気になるのがロシアとブラジル。特にブラジルはちょっとヤバくない? という動きを見せています。(あくまでも素人感覚で)




感染者数23万人で2位だったイギリスを既に抜き去り、日々1万人のペースで上がり続けています。南半球のブラジルはこれからが冬。ウィルスがここで大きく変異して半年後、北半球の冬に入ってきたりしたら。。。国内で自粛解除されても今後の気がかりの種は尽きそうにありませぬ。

ちなみにブラジルの大統領は、ニュースなどによると、
4月中旬、支持者らを前に「新型コロナウイルスには(国民の)70%が感染する。どうすることもできない」と発言し、社会の崩壊を防ぐため、各州が独自に実施している商業規制などの隔離措置を緩和するよう求めたり、4月下旬、国内の死者が5000人に達したことについて記者から質問され、「だから何なんだ?」と、言っちゃったり、5月5日には、ブラジルの新型コロナウイルス大流行の「最悪の事態は終わった」と宣言しちゃったり。
でもって、経済活動優先の市民と感染対策優先の市民が対立をしたり、と、大なり小なりどこの国でも起こり得る事態が、早々と起こっているのです。

500年前のペストや、100年前のスペイン風邪の時代であればいざ知らず、21世紀の新型コロナに「自宅に居ろ」は、社会的な現実としてもはや徹底できないのかもしれません。
徹底できない、のが現実ならば、自分の身(と心)を守るため(もちろん大切な誰かや、場を守るためにも)になにをすればいいのか、もちろん国が提示している「新しい生活の実践例」はデフォルトで、自分なりに考えておく必要はあると思うのですね。

個人的には、もろもろの制約を「楽しんで(やり)過ごす」ことだと思ってます。
マスクを手作りしちゃいましょう! なんて、まさにそれだと思うのですね。
お店に出かけて「今はこれこれをお願いしています」って言われた時に、「いいわよ~、お互い様だもの~」って、笑顔で言えることも、それだ、と私は思っています。
ま~だ、まだ、続くのよ、このコロナディズィーズ(disease)は。だから、これからますます"楽しむ(やり)過ごし方"を考え生活にプラスしながら、

「それでは、おのおの、抜かりなく」 でね(^^)b

※5月7日は新聞休刊日のため、前後のデータから想定した数字を入れました
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遺品整理

2020年05月24日 13時35分31秒 | 日々雑記

1週間ぶりに晴天の本日、いよいよ父の遺品整理に着手する。
とはいっても、出来るところを出来る日に、である。

母の時は結構な冊数の医学書だった。20年以上肝臓がんと戦ってきた人だったから、同時に"お医者さんとの戦い"でもあったのだと思う。紹介された療法、自分が受ける手術についての専門書が山のようにあった。あちこちに赤線や付箋が貼ってあった。
医者の言うことを100%鵜呑みにしない、がモットーだったのだろう。

父は、山のような写真とネガ、退職後に参加したサークルや勉強会のノートや資料である。
今日はそのノートや資料の整理に半日費やした。さすがにじっくり眺めていると時間ばかり経ってしまうので、名簿に類するものは細断、ノートやパンフレットの類はまとめて括る。
それにしても、父の活動範囲が広かったことに改めて驚いた。
・絵手紙
・俳句
・麻雀
・写真
・史跡めぐり
・自治会文化祭ボランティア
・障害者施設ボランティア
・生涯学習会参加

80歳の心臓手術までは自転車に乗ってあちこち出歩いていたから、完全リタイヤから15年くらいかけて、無理のない範囲で、こつこつと自分の居場所を作り、時間を過ごしていたのだろう。
「過ごしていたのだろう」と書くのは、その頃の私がモーレツに仕事をしていた時期だから。子供なんて多くはそんなもんなのだろう。「(親からの)便りのないのは元気な証拠」、なのだから。

ところで、俳句や絵手紙といったサークルは圧倒的に女性が多い。写真を見ると男性は父だけ。
父はほとんど威張らない人だったし、活動の様子を写真に撮ったり、作品をまとめたり、めんどくさい資料作りを(そのころ覚えたての)パソコンで作ったりしていたので、妹曰くの「愛されキャラ」だったのかもしれない。会員の方たちからの年賀状もたくさん出てきた。
一番力を入れていたのは写真サークルで、毎年撮影会に行き、作品付きの会報を作り(編集指示までしていたようだ)、紙面をああしよう、こうしよう、というデッサンまであった。
撮影旅行の工程表まで作っている。行き先の資料なども挟み込まれていて、自分もそういう作業は好きなので、「パパ、楽しかったんだろうな」と微笑ましくなった。

父の写真のモチーフには、「花」と「何かをしている人」が多い。体力的な面でサークル活動を辞めた後は、自宅の花の写真を撮っている。入居していたホームの部屋にもそれらの写真を飾ってあげていた。

父の座右の銘は「人生は仲良く」。
そして今日、父の書いた短冊を発見。そこにはこう書いてあった。

「ふれあい と 遊び で 埋まる わが手帳」
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文庫版「ローマ人の物語」 3巻~5巻(ハンニバル戦記)読了

2020年05月07日 12時32分38秒 | 読書
カエサルから遡ること約150年前の物語です。
カエサルに常に批判的であったキケロが夢見てやまなかった「共和制ローマ」がどのようなものであったのかがこの「ハンニバル戦記」を読むとわかる気がします。あと、古代ローマの軍制もここでしっかりわかります。(3巻P127~)

だから本は"最初から読みなさい"、なのですが(^_^;)

さて、ハンニバル。
カエサル同様「ハンニバルって、象でアルプス超えた人だよね」くらいの知識(知識とは言わない)しか持たずに読み進んだ私としては、これまた

なんなのハンニバル、でございます。

28歳で、8万もの軍隊を率いてアルプス超えて、16年間もイタリア中で暴れていたのですよ。
(まぁ、アルプス超えてそれからどうなったんだろう、と興味を持たなかった私も私なのですが)
その間故国カルタゴからの支援はほとんど得られず、たったひとりで、戦闘も外交も引き受けて転戦していたわけです。
ローマを潰したい、その一心で。

このハンニバル戦記の面白さは、ハンニバルに対抗するためにローマが繰り出す執政官たちでしょう。カエサルの下りでもなかなか馴染めなかったこの「執政官」という役職。なんか"事務方"みたいな印象だけど、立派な武人(軍隊経験者)なのですね。軍隊での功績があって、それが支持されることで、政治的な発言力を持つ、ということなのでしょうか。

ところが、どうにもこうにも対ハンニバルの人材が不足していたため、特例を設けて軍団を任されたのが、スキピオ・アフリカヌス。こちらも、

なんなのスキピオ・アフリカヌス、でございます。(^_^;)

塩野さん流の言い方をすれば「アレキサンダー大王の弟子がハンニバル。ハンニバルの弟子がスキピオ」そして、ザマの会戦はまさに「師弟対決」であった、と。

ハンニバルもスキピオも、なんでいつもこうなんだろう、と、その最後にはどうしようもない物悲しさを感じます。カエサルが企みによって命を落としたように、二人も最後には政治的な企みによって追い詰められ、歴史の舞台から去ることになるのですね。
カエサルを先に読んでいるので、スキピオの敵も共和制ローマの元老院だったのか、と思わざるを得ません。しかも「また、カトー」だし(^_^;)

で、ここまで読むと、今度は
「じゃ、そんな共和制ローマはどのようにしてできたのか?」
「スキピオの子孫たちはどのように元老院に立ち向かったのか?」
が気になり、1、2巻、6、7巻も購入しましたです。もうねぇ、塩野さんの"超絶プロデュース"には脱帽でございます。

そんなわけで、私は2000年前のローマから当分抜けられそうもありません。
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「塔の上のラプンツェル」 ~なんとタイムリーな。。

2020年05月02日 21時22分48秒 | 映画
現在、金曜ロードショーでディズニー映画祭りをしています。
先週が「美女と野獣」、今週が「塔の上のラプンツェル」。美女はエマ・ワトソンの実写版で観ただけでアニメ版を観たことがなかったし、ラプンツェルに至っては内容すら知らなかったので、どちらも結構楽しみにしてたんです(^^)
いや~ラプンツェル、画面がキレイだし、お話もと~っても面白かったです。

「その景色を、自分の目で見て、感じたい」

この一心で、安全な親元を離れ、自分の力で困難を乗り越えてゆくプリンセス版ロードムービーとでも申しましょうか。もちろん親と言っても、誘拐犯の魔女なんですが(^_^;)
ストーリーはシンプルだし、登場人物もとても分かりやすい。(登場人物の分かりやすさは「アナ雪」に通じるものがあるように感じます)
クールなエルサも好きだけど、髪に花を挿した暖かな色合いのラプンツェルがとっても可愛い!

ところで、プリンセスとくれば、プリンス、つまり王子さまなのですが、ラプンツェルの相手はなんと泥棒(^_^;)いいのか? まぁ、"国一番の泥棒"というふれ込みではありますが。
で、面白かったのは、このフリンのイメージを決めた時のエピソードがネットにあって、これが
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本作のヒーローであるフリン。ワイルドな印象の彼は「ディズニー史上最もハンサムで魅力的なキャラクター」となるべく、相当な苦労の末に生み出されたそうです。
彼の外見を決めるために行われたのは、「ホット・マン(イイ男)会議」。これは、女性スタッフたちが好きな男性の写真を持ち寄り、壁一面に貼って率直な意見を言い合うというものだったとか。デザイン案に対しても「タレ目はダメ」、「青い目はイヤ」などの意見をぶつけ合い、やっとの思いで最終的なデザインに落ち着いたのだそうです。
これについて、後に監督は「キツイ会議だった」と振り返っています。
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だったんだそう。

強いのか、弱いのか、全く不明だけど、いざという時には最後まで女性にしっかり協力(尽くして)してくれそうな感じではあります。会議に参加するほどのキャリア(お金も立場も)を持った女性たちでしょうから、結構な本音トークが炸裂したことと推察いたします(^_^;)
この路線は、アナ雪のクリストフに近いかな。


パスカル(カメレオン)とマキシマス(馬)もイケてます!


自粛で自宅に引き籠っている現在の状況は、さながら"ラプンツェル状態"とも言えますでしょうかね。
それでも彼女は腐ることなく、塔の中で、本を読み、絵を描き、料理をし、掃除、洗濯をし、いつか見たいと思う夢に想像を馳せる生活をしていました。魔法の力以上に「どんな環境でも、自分なりに明るくやりくりできる才能」もあったのです。

さて、コロナ騒ぎが終わったら、私は何をしたいかな。。。
なによりも、まず、友達とおしゃべりしながら、楽しく笑って食事したいかな。
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