笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

英国王室は、伝説とファンタジーが混ざった、不思議で魅力的な"現実" ~その2

2022年09月24日 12時12分39秒 | 日々雑記
エリザベス女王の国葬が行われた19日は敬老の日で休日。しかも現地からの中継は日本時間で言うところのゴールデンタイムでございます。
「それわ最後まで視聴しなければ」と、まだウエストミンスターホールの弔問が続く(日本時間の)午後6時から、ウエストミンスター寺院での葬儀(同時にテレビ視聴)、その後のウィンザー城までの葬列、城内のセント・ジョージ礼拝堂で追悼の礼拝まで、しっかりBBCで視聴いたしましたです。(ウィンザー城からの中継が終了したのは20日の午前2時)

ウエストミンスター寺院までの一糸乱れぬ葬列は、もう壮観過ぎて言葉にならない。これって現実だよね。。。と何度もつぶやいておりましたよ。映画のワンシーンではないぞ、と。



でも一番心に残ったのは、ウィンザー城までの葬列。
広々とした、ゆるやかな田園風景の中、気取りのない、ごくごく普通の人々が、女王の棺(ひつぎ)を見送る姿でした。






セント・ジョージ礼拝堂では、それまで棺(ひつぎ)の上に置かれていた王冠と宝珠(ほうじゅ)、王笏(おうしゃく)が外され、最期まで付き従っていた侍従長が杖を折り、任務の終わりを告げます。
これで女王としての全ての責務から解放され、"ひとりの女性"として、家族のもとに向かうのですね。。



何の飾り気もないドアから去っていく、バグパイプ奏者の姿は一生忘れられないかもしれません。
ふぅ~。。。やっぱり、すごいわ。英国王室って
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ネーミングの勝ち

2022年09月23日 10時46分48秒 | 日々雑記
朝のニュースショー(番組名不明)で、家族写真の進化形みたいな特集をしていて、思わず「へぇ~」。

スマホの性能が一眼レフを超え、動画撮影なんかもプロ並み仕様、なんて今。
誰もが、いつでもどこでも「写真」を気軽に撮れる・楽しめる時代です。

「そんな時代に、写真館はどのように生き残っていくのか」
(↑いや、そんな"NHKスペシャル"みたいな感じではなく(^_^;))

まず、「ハーフバースデー」。
0歳と1歳の真ん中、生まれて6か月目の記念写真。だから「ハーフバースデー」。
そして、「1/2成人式」 20歳の成人式の半分、つまり10歳の写真。だから「1/2成人式」。

「そんな写真、珍しくない」、なのかもしれないけど、このネーミング、考えたよね~(^^)
日常の出来事(行動)にわざわざ「見出し(ネーミング)」を付けることなんかないと思うのですが、わざと「見出し(ネーミング)」をつけると、ごく普通の日常が"際立つ"感じがするのですよ。その際立ちに、なんとなく、物珍しさ、新しさ、ワクワクを感じる、人が集まる。実際、この企画をしている写真館、人気なんだとか。

「ハーフバースデー」と、「1/2成人式」かぁ。
なんかあっぱれを感じたネーミングでございました、とさ(^^)
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英国王室は、伝説とファンタジーが混ざった、不思議で魅力的な"現実"

2022年09月10日 10時15分18秒 | 日々雑記
ここ数日夜は涼しく、木曜日も夕食後の転寝(うたたね)がそのまま本物の睡眠になり、ふと目を覚ましたのが午前1時を過ぎた頃。手元のipadを何気に覗くと、「エリザベス女王が医師の管理下に入った」というニュースが飛び込んできました。

直ぐにBBCサイトに飛ぶと、


現在滞在されているというお城からのLive中継が流れており、刻々とテロップが変化しています。
以下日本時間で
午前1時15分
 ・The Palace says the Queen 'remains comfortable' and is resting
 ・The Duke of Cambridge has alse arrived at Balmoral (ウィリアム君)
午前1時32分
 ・The thoughts of the country are with the Queen and her family (あぁ。。)
午前2時2分
 ・The Duke of Sussex is currently making his way to Balmoral (ハリー君)
続々と王族の方々も集まっている模様です。

先日新しい首相の任命式の写真が掲載されていたし、表情も笑顔だったし、まだお元気なのね~、なんて思っていたのですよね。

その後(不覚にも)少し寝落ちして目が覚めた午前2時半過ぎ、BBCの画面にはこのような女王の画像が。

午前2時38分


その10分後には、半旗が掲げられた画面が映し出されました。

午前2時46分
・Buckingham Palace issues statement confirming death


25歳で国を任される立場になって70年。御年96歳。
イギリス王室とのかかわりなんてこれぽっちもない、極東島国日本の、市井の名もなきおばさんの私ですが、英国王室、って存在が好きでした。歴史も、カルチャーも。

偶然キャプチャーした半旗の写真でしたが、虹がかかっていて(後で気づいた)、これが翌日話題になったんですよね。
またひとつ、英国王室の伝説とファンタジーを残して、女王は旅立たれました。

お悔みと、感謝を申し上げます。
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読書の秋は、再・再・再読、「三国志」!

2022年09月03日 15時10分40秒 | 読書
NHKBSで「レッドクリフⅠ,Ⅱ」の再放送観たり、同じく「100分で名著」の再放送「三国志」観たりで、ここにきて「なんかまた読みたくなっちゃったよ、三国志」、でございます。

そんな中、青空文庫で吉川英治の作品が読める状態であることを知り、早速覗いてみると、、おぉ、あるじゃないですか「三国志」が!

というわけで、今年の秋の読書は「青空文庫で三国志を読む」に決定(^^)/
そして、せっかく仕事場のそばに関帝廟もあることだし、「関帝廟詣でと中華街で食事」企画を隣の席の医療に詳しい同僚に話したところ、「実は三国志大好きで、関羽の大ファン♪」であることが判明。仕事帰りに関帝廟を訪問してみました。


じつは二人とも、関帝廟をしっかり観るのはこれが初めて(^_^;)
(個人的には中華的キンキラキンのその雰囲気がちょっとね~。。。だったのですよね)

でも今はちょっと違うワタシ。建物に施されている装飾や彫刻を丹念に鑑賞するようになっておりますですよ。<(`^´)>えっへん


山門の裏側から見た、阿の龍(正面からは右側)


山門の裏側から見た、吽の龍(正面からは左側)


ちなみに龍の爪が4本なんですよね~。確か"5本は皇帝"だったので、またまた調べてみたところ、

 5本は皇帝
 4本は貴族
 3本は庶民 (日本では3本が一般的)
関羽は、"皇帝並み"の位ってことなんですね~ φ(..)にわかにわか


阿吽の狛犬 
お宝と子宝(?)を持っておられます


山門の龍の足元には群像彫刻が施されています。ひとつひとつがなにかの物語の場面なのでしょうね~。そんな中、山門裏側の中央に赤兎馬に跨った関羽(多分)を発見!


今度は双眼鏡持って行こう、と心に決めましたよ(^_^;)
なんの場面か解説が欲しいじょ~


ところで、なぜ武人であった関羽が「商売の神様」になったのかが、もらったリーフレットに書かれていて、
「武将として、兵站に精通し、記帳にも長けていた。また簿記の方法を発明したと言われている。人として義を重んじ誠を尽くし約束事を守る信義・信用の精神が商人にとって最も重要であることから神様として祀られている」、んだそうです。

かく在りたし、と。  

なので、「ウチの商売がうまくいきますように」と祈るのではなく、「関羽様の精神を商人誰しもが持ち、家業はもとより、地域の、そして国の"商業"が栄えますように~」とお祈りするのが正しいのかもしれませんね。

私は、「帰宅するまで、雨が降りませんように」とお祈りしましたです<(_ _)>ありがとうございました

さて、関帝廟を後にして、前回休業日で行き損ねた南粤美食で「香港海老雲呑麺」980円を頂きました。
人気店だけあって待つこと30分。





大きな海老は殻も一緒に蒸されているのか、歯ごたえと香ばしさがとても良くて美味しいです。この海老雲呑、最強かも。スープはあっさり塩味、麺は極細(いつもこうなのか、はたまた今日がこうなのか不明ですが)やや固め。
ボリュームとしては女性向きかな。男性のお腹にはこれだけではもの足りないかもね。
ごちそうさまでした(^^)

さあ、三国志、読むぞ~♪

トップの写真は、六興出版版「三国志」の表紙絵
イラストは生頼 範義(おおらい のりよし)
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