笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

コロナ自粛のお盆休みに「となりのトトロ」を観る ~第一子長女は、もうたいへんなんだよぅ~、な作品

2020年08月15日 18時27分01秒 | 映画
ジブリ作品でも人気ナンバーワンのこの作品。
私の友人にも大のトトロ好きがいて、仕事で使う文具が密かに"トトロしている"ことがよくあります(^_^;)
が、私には(大変失礼ながら)なんでこの作品にそれほどの人気があるのか、全くわかりませんのですよ。私にとってこの作品は、

第一子長女が、どれほど大変な立場なのか、わかりますぅ?

としか言いようがない作品だから。

長女のさつきは12歳、次女のメイは4歳。その差は8歳。しかも二人の母親は病気で入院療養中。
母親がわりにさつきがメイの面倒をみたとしても不思議ではありません。
ここからは、私の個人的な考えなのですが、第一子長女は、

母親の「いちの子分」だと思うのです。

親分である母親は自分の仕事を(その出来不出来に関わらず)子分にさせるものですし、子分も親分に気に入られたく思う時もあり、(上手く出来る出来ないは別として)与えられる仕事、期待される事柄に取り組みます。

でも、第一子には「お手本」がありません

当然、見よう見まね、多分そうだろう程度の考えと経験で取り組むわけです。でもまだ子供ですから、自分でも納得できない結果になっちゃったり、当然「なんで私ばっかり…」とシクシクしたりね。(兄姉の行動を見て学ぶ弟妹との絶対的な違いはここにある、と私は思っておるのです)

それなのに、メイときたら「おねえちゃんの、バカぁ!」とのたまいやがるし、困り果てると「おねえちゃ~ん」と無力丸出しで泣き叫ぶ。


じっとしてろ!メイ! と、画面眺めながら、何度呟いたことか(^_^;)。


そしてここからも私の勝手な想像なのですが、さつきの母親は第一子長女、父親は第二子(で次男以下。理由は想像にお任せします)。
同じ第一子長女の母親にはさつきの気持ちが手に取るようにわかっているのです。お見舞いに来たメイは真っ先に母親めがけてダッシュ。さつきだって、母親に飛びつきたいはずです。

でも、我慢。

理由はおそらく「入院中、メイのことよろしくね。」と母親に頼まれたから。大喜びで甘えるメイをあやす母親を遠目に見ながら、心の中で「ちゃんと、メイの面倒見ているでしょ」と言っている、さつき。
そんなさつきの気持ちを分かっている母親は、後からさつきを抱き寄せて、その苦労をちゃんとねぎらってあげるんですよね。。

そんなわけで、第一子長女(下に年の離れた妹あり)の私には、さつきの気苦労がずっしりと感じられるばかりで、正直さほど楽しめな~い「となりのトトロ」なのでございますます。
でも、この "第一子長女をざわつかせる、次女メイのウザ可愛いさ" こそが、この作品の隠れた魅力なのかも。。。?

ちなみに我が家の場合、妹の方が"良く出来た人"になってしまったので(^_^;)、姉としての気苦労は全くありませんです。

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