笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

2019年フィギュアスケート・グランプリファイナル ~ロシアの「女子戦略」を勝手に想像してみた

2019年12月08日 02時06分10秒 | テレビ

今回なにが凄いって、ロシア勢女子が凄すぎる。
全員10代よ。みんなよく飛び、良く回る。

そりゃ、まだ身体細いし。飛ぶでしょ、回るでしょ。
2018年平昌オリンピックで優勝した(現在)17歳のザギトワが、ジュニア上がりの年下に追われる立場になっているなんて、ちょっと考えられない(^_^;)

これまでシニアに上がった15,6歳あたりは、技術はあっても表現(特にエレガント加減)がいまいちで「まだまだお姉さんの域ではないわね、ふふ」だったんだけど(ピョンチャンのザギトワがまさにそれ)、今回の10代ロシア女子は、技術、表現共に「お姉さん顔負け」。

正に、「ロシア、おそロシア」。 これでもか! って選手を出してくる。
まぁ、もともとフィギュア大国だから層の厚さは半端ないんでしょうけど。それにしても、凄い。
ショートで1位のコストルナヤなんか16歳よ。で、あの演技。ザギトワが「古臭く」感じてしまうほどのため息ものの完成度。

ただ、コストルナヤの演技を今後3,4年観ることができるか、といえば今の状況が続けばそうじゃないとも思うのです。来年の大会に彼女の名はなく、別の10代の選手が上がってくる可能性は十分ある。

でも、私の中では、フィギュアスケートって「氷上の芸術(バレエ)」なのですよ。沢山回ればいいってモンじゃないの。
「君の世界観を魅せてくれ!」なスポーツ。この気持ちは捨てられませぬ。
10代の選手に世界観がない、とは言わないけれど、もし勝つためのみの"スパンの短い選手"が量産されるのだとしたら、それはちょっと違う気もする。

そんなこんなで、ワタクシは、ロシアは「1年に、いち選手、いち金メダル」の戦略をとったんじゃないか、とみております。
年間を通してどの大会でも誰かに金メダルを獲らせる戦略。選手も長い選手活動は望まず、金メダルは"10代の思い出"として、セカンドキャリアへのパスポート。もちろん、私の勝手な想像だけど。

さて本日は、大混戦女子の頂上決戦。ご覧のように得点は僅差。
個人的には、ザギトワがどこまでオリンピアの貫録を示せるか、に期待をしているところです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「アナと雪の女王2」 ~そし... | トップ | 来年の準備完了! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

テレビ」カテゴリの最新記事