Tokyo Diary

~よく食べて飲んで、旅に出ます~

第一回 日本夜景サミット

2009年10月10日 | 六本木

夜景による地域活性化で日本を元気に!
そんな想いを集結させた、「第一回 日本夜景サミット」という六本木ヒルズで開かれたイベントに参加してきました。

昨年、新しく出来た「夜景鑑賞士」なる民間資格を取得したご縁で、参加させていただいたのですが、大学で観光学を研究されている先生の講演、各自治体や企業の取り組みの共有など、なかなか興味深い内容のイベントでした。


まずは、夜景サミットでの講演。
横浜商科大学・貿易観光学科の宍戸先生の講演で興味深かったのは、川崎市の取り組みです。
川崎の工業地帯の景観をウリにした、工場夜景ツアー、工場夜景クルーズが人気を呼んでいるのだとか。
確かに、車で川崎・横浜方面の工場地帯を通ると、その景観は珍しさもあって惹かれます。
展望台などの商業施設ではなくても、夜景遺産として生かせるものがある!…そんな発見がありました。

そして、各自治体、企業の取り組みは、以下5つのケーススタディが共有されました。
①神戸夜景活性化事業(神戸市国際文化観光局)
②OSAKA光のルネサンス(OSAKA光のルネサンス実行委員会)
③光輝く氷のぼんぼりとかまくら祭(湯西川温泉旅館組合)
④スカイガーデン夜景イベント事業(三菱地所ビルマネジメント)
⑤長崎夜景活性化プロジェクト(長崎市文化観光部)

神戸は日本三大夜景のひとつに数えられる大御所ですが、夜景鑑賞スポットのリニュアルや案内板の設置、アクセスの整備など、より便利に心地よく夜景を楽しめる環境を磨き続けています。
意外だったのは、有馬温泉から六甲山の夜景スポットまでロープウェーで12分程度で行ける事!
周辺の観光地との組み合わせで、さらに楽しみ方は広がりそうです。
恒例の「神戸ルミナリエ」は、今年も2009/12/3~12/14まで開催されます。
http://www.kobe-luminarie.jp/

そして、大都市からの発表が続く中で、栃木・湯西川温泉のプレゼンテーションは心に残りました。
湯西川温泉は、鬼怒川温泉からさらに車で40分ほど奥に行ったところにある、決してアクセスが良いとは言えない温泉です。
さらに冬は雪深く、多いときは7mもの積雪があるのだとか。
16年前に、その豊富な「雪」を利用して、かまくらを楽しむイベントをはじめたところ、これが当たったのだそうです。
地元の方々が手作りで作った「ミニかまくら」がろうそくの明かりで幻想的に照らされる様は、湯西川の風情ある佇まいに良く合っています。
16年前は、冬はオフシーズンだったのが、今では繁忙期に大逆転!スゴイですね。
温泉好き(しかも栃木っ子)の私も、いつか行ってみたいと思いながら未踏の地だった湯西川。
この冬は「かまくら祭」に合わせて行ってみたいと思います。
http://yunishikawa-kawamata-okukinu.jp/


夜景サミットの後は、52階の展望台「東京シティビュー」内の「マドラウンジ」で交流会が行われました。
大きな窓からは、夕闇迫る東京が一望です!


サプライズゲストとしてアンジャッシュの渡部健さんがご登場!
渡部さんも昨年夜景鑑賞士の資格を取られたそうで、芸能界きっての夜景通なのだとか。
日本夜景遺産事務局長であり夜景評論家の丸々もとおさんと楽しいトークショーが繰り広げられました。


屋上のスカイデッキにも初めて登ってみました。
これだけの高層階から窓なしで東京を見渡せるのは気持ちいいですねー。
まさに絶景!


今年は、夜景鑑賞士1級にチャレンジします。
合格したら、夜景ブロガーになっちゃうかもしれません(笑)。


日本夜景遺産HP(日本全国100ヶ所以上の夜景遺産が検索できます)


日本夜景遺産
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