デジブック 『わすれないで』 桜と絆の力

デジブック 『わすれないで』



東北にやっと桜が咲きました。５月の連休に入り、ボランティアの人達が又増え、こつこつと瓦礫撤去をしてくださっています。
ただただ、頭が下がります。また、三重県の知事が、初めて被災地の瓦礫受け入れに応じる確約書に、署名してくれました。
写真で分かるとおり、物の見事に、木材やその他の資源ゴミを分別しています。

全国から、休みを利用して被災地を見学に来ています。それ自体はありがたいことですが、実際はこんな例もあります。

去年のことですが、志津川中学校のある場所には、町全体の被害が見渡せる写真スポットがあります。そこに、我も我もとおしよせ、写真を撮る。
そのすぐ近くで、傷ついた心をもった生徒が授業を受けている。トイレにも勝手に入り込み、用を足していく。
その汚れたトイレは誰が掃除するのですか。観光地ではない。観光地ではないのだ。

常識を持った行動を取って欲しい。といっても、本当の苦しみは自分たちも同じ目に遭わなければ分からない。

桜はいい。何の汚れも無く無心に咲いている。