雪明りに誘われて

夕方、食事の準備を済ませてからウォーキングに出掛けた。

雪がいっぱい降ったおかげで、夕方になっても薄っすらと明るい　　雪明りだ

昨日も夕食を済ませてから、雪明りに誘われて、ウォーキングに出た。

雪の降る前の季節だったら、夜のウォーキングは暗くて考えられないが‥

雪が積もると、夕方、幻想的な雪明りの中を歩くのが好きだ

ちょうど、真夏の早朝に、ひんやりとした朝霧の中を歩く心地よさに似ている

雪明りで明るいとは言っても、夕方にもなれば、外はかなりしばれて寒い

風を通さない防寒着で身を包み、顔だけ外気にあたってる格好で、出掛けた

コースはいつもと同じ道だが、朝とは違う風景の幻想的な世界を見ることが出来る

途中から雪が降ってきた。　空を見上げると雲の流れが急に早くなり、空が動いているようだ

顔に雪が当たって冷たい。　でも、体は汗ばんで暖かいから、雪の冷たさが気持ちいい。

いつもの川沿いの道まで来ると、雪明りの中に、何やら川に薄っすらと動く物が見えた。

４羽の白鳥の親子だった。　いつかの朝に見かけた親子だろうか‥

きっと、親子の団欒を楽しんでいるのだろう　

雪明りの中のその光景が、なんとも微笑ましかった　まるで家々に灯る明かりのように‥

体に雪をかぶり、ウォーキングを終えて家に着いた時には、心身ともにポカポカで気持ちよかった