robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

王位戦第二局:封じ手場面

2008-07-24 09:25:24 | 将棋な私
普通は局後にコメントするのですが、ちょっと吃驚の将棋になっているので途中ですが上げます。

名人戦で森内が警戒して先手番の度に初手▲2六歩と突いたので出なかった戦法、後手番羽生の「2手目△3二飛」

最初は後手番だって歩をつくモンでしょう、という将棋の常識を根底から疑う羽生のスタンスを如実に表すようなこの手。深浦も待ってましたとばかり飛車角交換の大乱戦になっている。

いわゆる「定跡を外れた力戦型」で、未知の局面での新しい正解を探す将棋の構想力比べといった様相。でも相当部分は事前に研究されているという説も・・・

この手の”手将棋”にはめっぽう強い羽生。研究熱心な深浦くんと云えども捩じりあいで捩じ切るには相手が太いけど、、、、どうかな(笑)

今現在の局面を見ると縁台将棋さながらです。両者あまりに将棋が上手いので、これだけ乱暴な手を指し合ってまだ局面が均衡取れているらしいというのが奇跡的といえば奇跡的な状況。

夕方決着予定。