少し前に、プチ竜王戦ドリームということで中原誠十六世名人のちょっとした活躍を紹介しましたが、結局中原は羽生十九世に止められて、竜王戦本戦には辿り着けなかった。羽生の壁高し、である。
で、話は変わってというかあれから2ヶ月強経って、昨日指された竜王戦本戦の2回戦。糸谷五段(5組優勝者)が増田六段(4組優勝者)に勝ち、次に1組5位の羽生名人と対戦することになった。1/64だった振出しの挑戦者になる確率が、2勝したので1/16まで上がった。あと4つ(正確には最後の挑戦者決定戦の決勝は三番勝負なので4人に5勝が必要)という状況。
勝負の世界、あるいは勝負の女神は強いものになびく傾向が顕著。この竜王戦の本戦システムは何度か紹介しているが、1組優勝者は挑戦確率1/4、一番下の5・6組からの勝ちあがり者の16倍である。
でもここで重要なのは「その確率が0ではない」こと、なのである。
糸谷(イトダニ)哲郎、19歳、広島学院から京大志望だったがそれは実現せずに阪大文学部哲学科に進学、今2回生。怪しげな力将棋を指す怪童として棋界の評価は既に高い。人によっては「将来の名人の器」という声も。高校在学中にプロ(四段)に昇段、17歳で若手登竜門のタイトルである新人王も獲得。
糸谷-羽生戦の手合いはおそらく7月下旬。文字通り、調子の良い平幕と横綱の対戦という感じである。竜王戦ドリームに注目。
お隣の囲碁も井山君というイキのいい若手が名人挑戦者になった、彼も19歳。将棋界もそろそろ若手の勃興期が到来して欲しい今日この頃であります。
で、話は変わってというかあれから2ヶ月強経って、昨日指された竜王戦本戦の2回戦。糸谷五段(5組優勝者)が増田六段(4組優勝者)に勝ち、次に1組5位の羽生名人と対戦することになった。1/64だった振出しの挑戦者になる確率が、2勝したので1/16まで上がった。あと4つ(正確には最後の挑戦者決定戦の決勝は三番勝負なので4人に5勝が必要)という状況。
勝負の世界、あるいは勝負の女神は強いものになびく傾向が顕著。この竜王戦の本戦システムは何度か紹介しているが、1組優勝者は挑戦確率1/4、一番下の5・6組からの勝ちあがり者の16倍である。
でもここで重要なのは「その確率が0ではない」こと、なのである。
糸谷(イトダニ)哲郎、19歳、広島学院から京大志望だったがそれは実現せずに阪大文学部哲学科に進学、今2回生。怪しげな力将棋を指す怪童として棋界の評価は既に高い。人によっては「将来の名人の器」という声も。高校在学中にプロ(四段)に昇段、17歳で若手登竜門のタイトルである新人王も獲得。
糸谷-羽生戦の手合いはおそらく7月下旬。文字通り、調子の良い平幕と横綱の対戦という感じである。竜王戦ドリームに注目。
お隣の囲碁も井山君というイキのいい若手が名人挑戦者になった、彼も19歳。将棋界もそろそろ若手の勃興期が到来して欲しい今日この頃であります。