robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

将棋名人戦問題:故事成語の世界?

2006-07-11 12:56:32 | 将棋な私
連盟のHPを割とこまめにチェックしているのだが、先週から今週に掛けて動きがいくつかあった。

前にもコメントしたけど、財政的には結構厳しいはずの毎日新聞、苦心の末の提案ということだろうか。誰がサルで誰が領主かと揶揄するつもりはないのだが、この条件をつらつら見ていて「朝三暮四」という故事成語を思い出した。中学だか高校の漢文だったような、おぼろげな記憶ながら、三と四を入れ替えるだけで満足して納得してしまうサルの愚かさを強く印象で持っている。

くれぐれもいっておくけど、連盟の棋士たちが8/1に出すであろう結論を「サルの短慮」と皮肉るつもりはまったくない。ただ、「5年でいくら上乗せ」という朝日の提案を皮切りに、「7年でそれよりちょっと上乗せ」という返し技を掛けてきた毎日、いずれも同じ土俵に乗ってしまったという感は否めない。

とはいえ経済合理性は判断のベースであろうから、土俵に乗らずに勝負ができないという事情もあるであろう。内部事情に詳しくないファンとしては、雨降って地固まるがいいと個人的には思っている。

毎日に投票結果が集中して、その上で「毎日さん、朝日と対抗するためのお金の提案ありがたいですが、将棋界にとってもっと大事なことがあるような気がしますが相談しませんか」という話し合いを連盟-毎日間でもう一回したうえで、お金の話も含めて結論を出していくということができれば一番いいのではないだろうか。

奇麗事では経営は立ち行かない昨今だけど、将棋界ぐらいは結界を張って奇麗事のお約束をベースに運営できないものだろうか・・・