里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ウスゲタマブキ(キク科、コウモリソウ属)

2006年10月15日 | 山野草
今月のNHK野外講座の目玉はウスゲタマブキ。
モミジハグマと良く似た極めて地味な花をつける植物だが、広島県内では珍しいのだ
そうだ。
私などは、モミジガサなども皆同じに見えて、サッパリ判別できない。

(穴門山神社周辺、10月12日撮影)
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ウスゲタマブキと(ムカゴ)モミジガサ(キク科、コウモリソウ属)

ウスゲタマブキ(キク科、コウモリソウ属)
関東以西で山地のやや湿った木陰に自生する多年草。
名前の由来は、蕗に似た葉の裏にうっすら毛があり、上部の葉のつけ根にムカゴをつけ
る事から、ムカゴを珠に見立てて“薄毛珠蕗”と名付けられた。

モミジハグマ(キク科、モミジハグマ属)
近畿以西で山地の林内の日陰に自生する多年草。
名前の由来は、葉がモミジに似て花が白熊(ハグマ)に似ている事から、“紅葉白熊”
と名付けられた。
 ※ ハグマは、ヤク(動物)の尻尾で作られた物で、旗竿や矛先につけて飾りにした
   り、仏具の払子(ほっす)に使われ、“白熊”の漢字が当てられる。

モミジガサ(キク科、コウモリソウ属)
全国の山地のやや湿った木陰で自生する多年草。
名前の由来は、葉がモミジに似て周囲が傘の様に垂れ下がる事から“紅葉傘”と名付
けられた。
県北では、“ソブナ”、“クロナ”と呼び、若菜を食用にすると言う。