里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ビッチュウフウロ(フウロソウ科、フウロソウ属)

2006年10月21日 | 山野草
ゲンノショウコの仲間で、地方によって様々に分化しており、地方の名前を冠して呼ば
れる。
このビッチュウフウロは、備中を中心とした地域の湿原に自生する多年草で、広島県
東部や島根県、岐阜県などでも点々と自生している事が確認されているそうだ。
名前の由来は、備中に生育しているフウロと言う意味で“備中風露”と名付けられた
そうだが、風露の由来については、
「茎の羽毛のような刺に露が付着し、風で揺れる様をあらわしている」
という説があるとの事だがハッキリしないらしい。

ゲンノショウコは実が熟してくると神輿の形に変わるので、別名を“神輿草”とも呼
ばれるが、フウロの仲間も同じような神輿が出来る。 ピッタリの名前をつけたもので
感心する。
ビッチュウフウロ(吾妻山、10/9)ミコシグサ(弥高山、10/12)