りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

生き様を肯定する、ということ。

2013-09-17 | Weblog
昨日、山下達郎のコンサートに行った。

ワタシは4年ぶり、通算3回目。
一緒に行った妻は、14年ぶり、通算2回目。

妻が行った14年前のコンサートの時は、ワタシと妻は結婚してまだ数ヶ月で、
しかも妻のお腹の中には小さな命が宿って間もない頃だった。
そんな状態だったため、コンサートの最中に妻のつわりが酷くなり、アンコールの
途中で泣く泣く会場を後にした記憶が今でも鮮明に残っている。

ちなみにその14年前の小さな命は、昨日、“誰のコンサートに行くの?”とリビングで
アイスクリームを舐めながら尋ねてきたので、“クリスマスイブを歌っている人”と
答えたら、“あぁ・・・”と、あまり興味がなさそうな反応をしただけだった。

当たり前だけど、内容は、ここには書きません(笑)
ツアーはまだはじまったばかりで、これから鑑賞される方が全国には大勢いらっしゃるので。

ただ、先日のチケットが届いた時のブログにも書いたけど、今回もやっぱり色々と考えさせられ、
啓発されるコンサートだった。
具体的に、どこがどうでそうなのか・・・ということを書くのは非常に難しいし、仮にそれを
上手く書けたとしても、それもなんだか、とても野暮のような気がする。

こんな時こそ、論より証拠。百聞は一見にしかず。
ご自身でコンサートに行って鑑賞すれば、よーーーく分かります(笑)

それでもひとつだけ自分の言葉で表わせば、山下達郎のコンサートへ行くと、自分の生き様を
肯定できる・・・ということになる気がする。

山下達郎のMCは、相変わらず饒舌で達者なMCだった。
今回もほぼ1曲終わる毎に、長い音楽キャリアの中で起こった過去の様々な出来事について語って
いたのだけど、とどのつまり、“良い時もあれば、不本意な時もあって、七転八倒試行錯誤を繰り
返したけど、結局今も自分が一番好きなことを続けてる。まぁ、何事もなんとかなるもんだ”・・・と
いうことを、その音楽と言葉から教えてくれているような気がした。

38年間、日本のポップスを創り続け闘い続けた人がステージから放つ音楽と言葉には、当たり前だけど、
ここ数年でデビューしてブレイクしたようなミュージシャンとは比べ物にならないほどの質感や立体感、
そして説得力がある。

過去の成功も失敗もすべて受け入れて、自分の生き様を肯定する。
人はある一定の年齢に達したら、そうしなければ、その先へは進めないのかもしれない。

ちょっと大げさかもしれないけど、そんなことを考えさせられた、良いコンサートでした。
コメント (2)
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