アスペルガー症候群・ひろとの不思議な毎日・2

アスペルガー症候群と診断を受け1年6か月間不登校も経験した息子(15歳・高校1年生)との楽しい&不思議な毎日を綴ります。

今週の息子

2009-03-13 19:55:52 | アスペルガー
今日は金曜日。
やっと1週間が終わった~と言う感じでほっとしています

息子の今週の出来事・・・。

明日はホワイトデーです。
2月のバレンタインの日に学童で数日前から女子が男子に配るチョコを手作りしてくれて、おやつの時間に食べたそうです。
で、そのお返しを今度は男子がクッキーを手作りして本日渡しました
作ってくれる人を強制ではなくて募集していました。
息子は、その中に入っていっぱいクッキーを作ってきました
2日間、本当はみんなが遊んでいる時間なのだけれどクッキー作り。
(140人の学童なのに参加は6人くらいだったそうです)

息子・・・みんなにお礼のために作ってあげていたのかな?と思っていたら、参加したら自分も3袋貰えるから・・・って理由だったみたいです

でもね
帰宅したら「母さんにもおすそ分け。」ってくれました。
下の階に住んでいる、おじいちゃん・おばあちゃんにも「僕が作ったの。あげる。」って渡してました。
それから学校の担任の先生(男性)にも本日持って行って渡しました。
やさしいな
公民館の調理室を借りたので公民館の人にもプレゼントしたそうです。
「僕は持って行くだけで何も言わない。」と言っていたそうですが、行った途端「ありがとうございました。これ。」って率先して言ったそうで指導員さんが大笑いしてしまいましたと教えてくれました
えらい・えらい


それから、新学年でのクラブ選び・・・。
ずっと「科学クラブ」にこだわって
1回は「卓球でもいいかな。」と言い出しましたが最終の希望用紙提出でも第1希望は「科学クラブ」に・・・
担任の先生も悩んだ末に「校長先生にひろ君の気持ちを相談してみるね。」と言ってくれて
落ち着いたと思っていたら・・・。
クラスの仲の良い子が希望していた「ボールクラブ」(いろいろなボールを使う球技をするクラブ)が新6年生、その子だけだったことが判明
それを聞いた息子が「じゃあ、僕もボールクラブにするよ。」と言って担任の先生に話をしに行ったそうです。
担任の先生も息子の発言にびっくり
何回も何回も息子に「本当にボールクラブでいいの?」と念押しをしたそうです。
あんなにこだわって、こだわって大変だったのに。

母も本当にいいのか聞いてみました。
息子は「僕がボールクラブに行ったら、6年生の割合が増えるし、科学クラブに入りたい子はたくさんいるから、1人は入れる子の割合が増えるから。科学クラブは本当に楽しいから、他の子にもその楽しさを知ってほしいと思うんだ。」って話してくれました。

「素敵な考え方が出来たね。先生にも母さんに話してくれたようにもう1度話してきたらいいと思うよ。」と伝えました。

息子の優しさを感じられた話でした。


もうひとつ。
息子のクラスの大人しい男の子の話。
息子が「僕と、○君は仲良しなんだよ。○君ね~、僕にはたくさん話しかけてくれるし、優しいし。素敵な子なんだよ。1度もはなしたことがないなんて子、もったいないよね。素敵な子とお友達ではないなんてさ。」と話してくれました。
息子が一方的に話しかけているのかと思っていた母でしたが、お互いが話をしているそうです。

この2人だけが通じてる何かがあるのかな~って感じる母です
「6年生でも同じクラスになれるといいね。」と息子に話したら「僕もそう思っているよ。」と言っていました。

面談の時に仲が良い子数人は一緒にしてくださると先生が言っていたので同じクラスになれるかもと思っています。

あと学校に通う日にちは9日だそうです。

締めくくりの最後の日まで、楽しく過ごせそうです