アスペルガー症候群・ひろとの不思議な毎日・2

アスペルガー症候群と診断を受け1年6か月間不登校も経験した息子(15歳・高校1年生)との楽しい&不思議な毎日を綴ります。

歌&リコーダー

2009-03-11 19:24:14 | アスペルガー
今週の息子。

音楽の授業は相変わらず顔を出しては自分のクラスに戻ってしまう状態です。
そんな息子が・・・。

何やらよく歌を歌っています
よ~く聴いていると、卒業式に歌う歌らしいです。
「僕は、口ぱくするから。」と言っていた息子なのに毎日何かしながら口ずさんでいます
「みんなみたいな声が出せないんだよね。」と言いながら発声練習???ぽいこともしてみたり。
「母さん、いい声だった?今?」って聞いてきたり。

めちゃめちゃ真面目に真剣に取り組んでいる息子・・・。
「いい声だよ~。」と母はとりあえずは褒めて
でも、とってもまじめすぎるので、けっこう笑える状態です。
笑ったら大変なことになるのを経験からわかっているので、笑わないように母は聴いています

それから・・・。
昨日「リコーダー、用意しておいて。」と
やはり卒業式の日に演奏があるらしいです。
「一応、持っていて吹いているまねしておくわ。」と息子。
体裁を考えられるようになったみたいです。
「あと、1年あったらリコーダーも少しは覚えられるよね。中学に行ったときに音楽の授業で吹けないと、ヤバいでしょ。」とも言ってました。

自分からこうやって言い出すことが素晴らしい
きっと、母が「音楽の授業に出なさい」「リコーダーの練習しなさい」と言い続けていたら最初から嫌いになってこういうふうに自分からという感じもなくて、嫌な思いをしていたかもです。

自分で考える力が付いてきたなと思いました。

で、リコーダーを息子に渡したら吹く気満々・・・。
が・・・。
吹き口も???な状態で、上下逆に持って下の穴に息を吹いていました
「上下逆」と母が教えたら、今度は前と後ろを間違えて持って吹いています

真面目にこんな間違えをしている息子
ギャグのようだったけれど、母は笑いをこらえました。

吹いてみると「ひゅ~。」ってなんだか微妙な音。
全部の穴を押さえて「ド」の音なのですが、もっと高い音でお化けがでそうな音でした

「楽譜は読めるの?」と聞いたら、それは読めると言ってました。

興味を持ってのめり込めば、きっと吹けるようになるでしょう
まだ、1年間残りがあるし。

息子が、歌を歌ったりリコーダーを吹こうと思ったことが一歩前進です。

またまた、うれしい出来事でした
中学生になったら「音楽」の授業にも出席するつもりになったし
その前に、6年生でも「音楽」に出席できるようになるといいですね~。