アスペルガー症候群・ひろとの不思議な毎日・2

アスペルガー症候群と診断を受け1年6か月間不登校も経験した息子(15歳・高校1年生)との楽しい&不思議な毎日を綴ります。

臨床心理士さんから見た息子

2009-08-06 20:02:03 | 息子の特徴
本日も、息子がいないので母は・・・だら~って仕事から帰宅後は過ごしています

こちらの天気は1日
母の勤務地は雨が落ちてきませんでしたが、通り過ぎる車は濡れている車も、ちらほら見かけました。

息子のキャンプ地は大丈夫かな~

きっと好きなだけ夜はみんなとカードバトルしたりして楽しんでいると思います。

キャンプに行っている時の目標をひとりずつ考えさせられたと言っていました。
指導員さんからも、これは守って!ということも目標に入れられて。

息子の目標は・・・。(指導員さんからのお願いだったらしいのですが)
「いじめない!!」だったそうです
けっこう、学童ではやんちゃさが残っている部分があって、息子基準で動いてくれない子がいると。
息子はかなりキツイらしいです

みんな違うんだよ~っていうことが、なかなか理解できなくて。

キャンプ中、目標が守れるといいな~って思っている母です。

本題。

臨床心理士さんから見た息子のことを今日は綴ってみたいと思います。(WISC-Ⅲの検査時)
態度・印象
①話しかけられたことには答えるが、相手に向けて話すという感じではない。
 検査には協力的で淡々とこなす。
②表情は終始変わらず、アイコンタクトは避ける。
③集中は良好。
④動作性テストは粘り強い。むしろ完璧主義なのかもしれない。
⑤わからないことは、はっきりと伝えることが出来る。
 知らない意味の言葉も尋ねることが出来ている。
⑥「~です。」「~ですか?」「~ます。」と丁寧語で話す。
⑦意思は強いが、本人からの働き掛けは全般に少なく、受身的。
視覚・聴覚・言語・運動等
言語・・指示は1回でわかるものが多いが、少し込み入ったものは例示されたり、やり進めるうちにわかっていく。どちらかというと、必要最低限を話すような感じ。話しながら、考えや説明えお修正していくことはなく、どういうかを考えてから言葉にしている。

視覚・・できるまで辞めないので、動作性テストはかなり時間がかかった。

そのた・・算数的思考 /概念が強い。
     
◎ 頑張りすぎるところがあるので、課題や要求を、まわりでうまく調整してあげることが必要だと感じた。

と、こんな感じに記録してくれました。

これを聞いて、母は息子自身、ほんとうはとっても受身的な性質の持ち主だということが理解できました。

けれど、息子にとっての、不都合にぶつかると不適応を起こしてしまう。
頑張りすぎるから、不適応を起こす。
周りで、頑張り過ぎないように調整をしてあげたいけれど、意思が強くて完璧主義な特性が、うまくいかなくて・・・。

そんな感じだったのだなと思います。

徐々に、息子自身も自分の気持ちと折り合いを付けられるようになって、完璧主義のところは、冷静に見つめることが出来るようになってきて、妥協が出てきたかなとこの頃の息子を見ていて思えます。

このときの検査結果をドクターに持ち帰って。
そこで、決定的に「アスペルガー症候群ですね。」って診断をされた息子です。

ひとりひとり、同じアスペルガー症候群でも違うと思いますが、似ている!って思うところも、この心理士さんの記入してくれたものを読んで思えた方もいるのかな~って思いながら綴ってみました。

どうでしょう


息子の不思議

2009-07-15 19:17:47 | 息子の特徴
梅雨が明けたと思ったら、とてつもなく暑い!
暑すぎます!
今まで暑いといっても、そこそこな気温だったので今年の夏はさほど高温にならないのかもと思っていましたが・・・やはりそんなことはないのだと確信した本日でした

息子・・・。
まだまだ、ゲームにハマっています
本日は学童を休むと言っていたので、お友達と遊ぶのだと思っていた母でしたが・・・。

母が帰宅したら、自分の部屋で、ひとりでゲームしていました

昨日の夜に明日は誰とも遊ばなくていいや、ゲームするからとは言ってましたが、本当にそうでした

友達よりもゲーム。

この不思議な考え方が、息子らしいというかさすがにアスペルガー症候群の特性かなと母は思いました。

自分の好きなことは、誰にも邪魔されたくないし過度に集中してしまって。

ひとりでもつまらないというふうに思うことも息子の場合はありません。

自分の部屋で、好きに過ごせることが1番なのだと感じます。

こういう感じの息子だったので、不登校中もずっとひとりで過ごせていたんだなって思います。(母もフルで仕事に行っていました)


母は息子が低学年のころは、友達と遊ばないなんて・・・って思っていました。
大勢友達はいた方がいいのではとも思っていました。

けれど息子はそんな考え方をしているのではないのだなって現在は感じています。
興味や趣味が同じなら一緒に遊ぶけれど、遊ぶことに対しての興味が違ったら一緒に遊ばなくても良いって。

人とのつながりよりも、興味や趣味の繋がりなのだと思います。

それでも、我が家に遊びに来てくれる子たちとは無難に遊んで。
自分から「遊ぼう。」と声をかけないのは、ひとりでも好きなことをして過ごせるからなのだと思います。

この母から見ると不思議な感じの息子ですが、友達関係に周りは悩んでいることも多い中、息子はそういう悩みの壁には当たらないのかもと。
息子の考えの方が、逆に生きやすいのかもしれないな~って感じます。

現在の息子・・・。
今日発売のマンガを母が帰りに購入してきて渡したので、今度はそのマンガに夢中のようです

淡々とひとりで過ごせる息子・・・いいな~って思う母です

息子の特徴

2009-01-07 18:36:09 | 息子の特徴
今日は息子の不思議・・・。特徴を綴ってみたいと思います。
アスペルガー症候群と言っても100人いたら100通り。
母が見ている息子のことです。

診断時、資料と重なっていた部分・・・。
会話の時目線が泳いでいる。(あとから、よく息子を見ていて気付きました)
幼稚園の時、クラスみんなの生年月日を覚えていた。(今日は○ちゃんの誕生日だよ。と教えてくれました。)
○博士。(現在は興味が薄くなっていますが低学年ころまでは、昆虫・恐竜のことは頭に図鑑が入っているような状態でした)

診断後から・・・。
一斉の指示が理解できなくて、授業中ワンテンポ遅れて、隣の席の子のやることを見てから自分も動いている。
会話が一方通行。母が息子に質問している時でも、突然カードの話やゲームの話を今までしていたかのように始める。
この件は、母が息子に会話をする前に、「話は変わるけれど。」と言ってから会話をするとスムーズになると教えました。
なので、息子はだいたい話を始める前に「話は変わるけど。」と言います。
ほとんどの人に敬語で話す。(自分よりも小さな園児の子にも)
本当に親しい人だけは敬語じゃない時も。
表情があまりない。
どこかに連れて行っても、ぜんぜん楽しそうな顔もしないのでつまらなかったんだと思っていると、ずいぶん経ってから「あの時、楽しかったね。」と言います。
他の人からも「楽しくないの?大丈夫?」とよく言われます。
笑い方がコントのよう・・・。
自然な笑いが出来ないみたいで、やたら大袈裟なゲラゲラ笑いをします。
初めての場所・初めて会う人が苦手。(話せなくなり、動けなくなります。)
大勢の人がいるところ・映画館・電車の中・・・等が苦手。
(母から見ていても息子の変化がわかるくらいのオーラが出始めて、最後には体調を崩します)

素敵な不思議・・・。
思考が数学的。(話の中に必ず数字を交える)
とってもまじめ。
正しいと思ったことは、その場で人に話すことが出来る。
裏表のない人間性。
嘘をつけない。
興味があることはとことん追求していくところ。
協調性がないけれど、その分ひとりで行動できる力を持っているところ。
好きなことに対しての、抜群な記憶力。
それから、とっても優しいところ。(誰に対しても)

こんな感じの息子の不思議です。
息子は飛び出て秀でているところもなく、ずば抜けて何か好きなこともないのですが、いまどきの周りの子たちと同じにゲームやカードが好きなので、周りと接点が多々あるので、仲が良いお友達も数人います。
同じ学年とは小さいころはうまく付き合えないようでしたが、現在は同級生とも上手に付き合うようになってきています。

低学年の時は理解が出来ない行動が多々ありましたが、今思うと、なんとなくですが息子が困っていた理由がわかるようになってきました。
このごろは言葉で困っていることを説明できるようになってきて、息子はとてつもない困り感からは解放されたように感じます。
息子からの説明で「じゃあ、こういう風にするといいよ。」と母が伝えてあげられるようになって・・・。

周りの方から母はよく「大変だね。」と言われます。
状況を見ると、学校でみんなと違う面が目立ったり、不登校になったりで周りの方はそう感じるのだと思います。
けれど、母は息子が生まれたときからずっと息子と一緒・・・。
一人っ子だし、男の子だし、こんな感じが子供だと思って過ごしてきました。
それに、母にはない、とっても魅力的な感性もいっぱい持っているし、悪いことを見るときりがないけれど、息子の良いところを毎日探しながら・息子にも「今日の○○のこと、母さんはとっても良かったと思うよ。凄いね。」と話して過ごしているので、ぜんぜん大変!という感覚はないです。
周りのその他大勢の子供たちを見ている方が、大変だなと感じています。


母は、この不思議いっぱいな息子。
いいところ・そうではないところも全部が大好き!です。(親ばかですが)