こんばんわ、本日二度目の投稿です。
家族のこと書くって、宣言したけど結局まだ書いてない(笑)
今回は、私の両親について書いてみます。
それぞれの家庭に、それぞれの面白さがあると思います。
ほんの数年前まで、うちの両親は特殊って思ってました。もちろん自分の人生も。
特殊な家庭で育ったのだから、普通の人生でなくても当たり前と思ってました。
私がこんな感じなのも、環境が大きく影響してる。だから仕方が無い。
とかね。
でも、でもでも、それは違う。
どんな家庭で育ったとしても、平凡なんて無い。
何をもってそう決めるのか。
誰の物差しで計ってるのか。
平均が、平凡とイコールになってるのですよね。
平均でいることの難しいこと!
そんな人いますかね?
平凡で無いことが平凡。
なんかややこしいですけど。。
って、話はズレましたが、
私の両親はそろそろ80代に近い老人ですが、いまもまだ散髪屋を営んでいます。
お陰様で、お客様にも恵まれ、2人のペースに合わせた仕事をさせてもらっているようです。
そんな家業の事を、私はほとんど知らないまま育ちました。
今も散髪料金がいくらなのか、全く知らない。
灯台下暗しというか、逆にお金払ったことが無いから興味が無かったんですよね。
今思うと、散髪屋の娘でいた事で得した事ってかなりあったな。
いつも顔剃りしてもらってたから、産毛も襟足まで綺麗に整えてもらってたし、シャンプーもトリートメントも、かなり良いものを使ってた。
でも、あの頃はそんな自分の家が嫌だった。
みんなと同じように、美容院に行って髪が切りたかったり、市販の良い匂いのするシャンプーを使いたかった。
本質の素晴らしさよりも、周りと同調する方に魅力を感じてたんですよね。
大人になった今、子供の頃の色んなシーンに、やっと、ありがたかったなって思えてます。
実家の散髪屋には、いつもご近所さんや遠くから来てくれるお客様が居て賑やかでした。用事はなくても挨拶がてら毎日お店に来てはおしゃべりして帰る。
日に何度も来る。
町の憩いの場的な存在。
そんなのが、私には嫌で仕方なかった。
情に流されやすい世話好きなうちの父親。
身体小さいのに、存在感半端無いのです。
いつか両親が、私の知らない間に誰かに騙されやしないかと、疑いまくってました。
最近まで、芯から両親に関わるって事をして来なかったけど、今年に入って、新たな家族の局面を迎えています(笑)
私の知らない、2人の世界。
人との交流、作り上げてきた関係性。
やってきた事。
沢山の側面があったのに、私は一方向からしか見ようとしてこなかった。
全部が素晴らしく誇れるものばかりでは無いし、恐ろしく恥ずかしい事も沢山ある。
そんなんも、全部ひっくるめても、
あなた達は素敵な人ですって両親の事を思える今が嬉しい。
居心地の悪かったあの場所に、毎週金曜日酒とあてをもちより集まる。
父の昔からのお友達。母のお友達。ご近所さん。
平均70代の宴会。
あーだこーだ、昭和な話題で盛り上がる。
下ネタもやたら飛び出す。
そこに私がいる事のなんと不思議な事か。
きっと、両親が一番感じてるのやろう。
私の変化を。
お互いが、家族である事の幸せ。
2人の娘でいる事の幸せ。
いつもありがとう。