ぴよぴよカウンセリング 心と身体と魂を繋ぐよろこび

理想のライフスタイルを確立するサポートを、自立を目指すあなたと共に、自らの学びと成長を現実的に達成して行く、今ここから。

曖昧な寂しさ

2008年07月23日 | 今感じる気持ち
学校を卒業して、新卒入社した会社を退職してからしばらくの間派遣社員で働いていた。
直ぐに子供が出来て、その仕事も出産ギリギリで辞めてからは育児に追われる毎日で、自分が社会からどんどん孤立していくのを感じてた。
焦りだした30歳を迎えた年に、ファーストフード店での販売・接客の仕事に初めてつけることになった。私には向かないと思ってた接客業。意外と周りの評価は高くそれから8年間、ずっと同じ職場で働いてきた。
その職場が来月でなくなる。この世から消える。

人を束ねる管理者という立場で仕事が出来たこと、人生の中でもウエイトの高い経験になってる。これからの自分を創っていく土台の半分をこの8年間に学んだ。
40年近い人生の中でこの8年間は、今思うと一番辛かったし、苦しかったし、嫌なこともたくさんあったし、後悔することもたくさんあったけど、でもでも一番充実していたし、たくさんの素敵な出逢いもあって、人間として凄く成長できた時期だったと思う。

幸せなときは、その幸せに満足できずに欲張って手放してしまう。
なくなって初めて自分の愚かさに打ちのめされたりするんだ。
それでなければ気づかないからこその出来事。
物事は、何事も偶然ではなく必然なんだとおもう。
先にあるなにかのための今。
だから、今の時間を必死で生きることができる。
先にあるものが何なのか分からなくても、その先を楽しみにできる間は自分を大切にできるのかもしれない。

「自分がなんのために生きているのか分からない。」
「しなければいけないことが出来ない自分が情けなくて許せない。」
「惨めな自分がはずかしい」
鬱モードな自分のとき、頭にあるのはこんな言葉。
人の優しさが、更に自分をどん底に落とす場合もある。
そんな自分勝手な考えが更に自分で自分を責める。
ここから這い上がるために、どうすればいいんだろう。
何でも話せる人間が居たら、事態は少し上向きになんだろな。

普段から人を許せる優しい人でも、自分には厳しかったりする。
誠実で真面目でしっかりしてる人は、大抵自分には厳しい。
人からの印象が良い人度が高い人ほど、自分を責める度合いが高い。
今、鬱が蔓延している。
この日本には心の優しい良い人がたくさん居る証拠。

どうぞ頑張りすぎないで、いっぱいズルしていいから休憩して自分のペースをつかみなおしてください。
弱音を一杯一杯吐いて、楽になってください。
私が代わりになることは出来ないから、せめて気持ちを聴かせてほしい。
私があなたの全てを確実に理解出来なくても、お話してくれるだけで、分かち合えるかもしれない。あなたもちょっとは楽になるかもしれない。
そうであるといいなと私は思います。

こんなことを言える人になりたかった。
こんなことを言ってくれる人が自分の周りに居たらいいなと思います。
気がついてないだけで、きっといるんだけどね。

曖昧な感情が渦巻いてる。
自分で決めて手放したのに、自分のものを誰かに取られた感があった。
いっそなくなってしまえばいいと思ってた。
でも、実際そうなってしまったらやっぱり違う。
一瞬でもそうなればいいと思った自分を責めている。
寂しいけど仕方がない。
受け入れなければいけない事実。
受け止めよう。そして少し前を見よう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする