この世にあるものの、何に自分が一番心を持ってかれているか・・・・・
どんなことにワクワクさせられてるか・・・・・
心底好きで熱中できるものって何だろう・・・・
そんなことを考えさせられる、人物の講演DVDを先日みました。
見た感想は、率直に、「観て良かった」です。
人生観が変わりました。
見ることを進めてくれた人は、人生に前向きな人で、
仕事も、プライベートも楽しんで生きてるタイプの人です。
彼とはもうそろそろ10年くらいになるお付き合いで、
まさかここまで自分のプライベートと関わることになる人物だとは思っていませんでした。
DVDの講演者は、
植松努さんといいます。
北海道で宇宙ロケット開発などをする会社の専務さんです。
これだけ聴いたら、自分達とは全く違う世界の大きな会社の専務さんが業績を上げるための自慢話を聞かされるのかと思いがちなんですが、実際はまったく違います。
講演会の主旨は、「もっと本を読もう。」です。
読書を促進させるためのグループが主催者です。
いわば、本屋の回し者です(笑)
でも、この講演会は成功だったとおもいます。
実際、本よみたくなりますもん。
私は本を良く買います。
仕事や勉強で使う難しい本も、プライベートに読む小説も。
定期購読している雑誌もあります。
月に最低2千円は本に消えます。
だけど、実際に最後まで読んだ本は少ない。
小説や、雑誌はほとんど全部読みますが、仕事や勉強で使う本は、途中で読まなくなったり諦めたりすることがほとんどで、全部読みきったのは10冊も無いんじゃないかなぁ。
部屋に心理学系の参考書やワークブックは100冊近くあります。
思い立ったらほしくて気になって仕方がなくなって、すぐに手にいれ手しまうのが私の性格で、何でもすぐに手に入るから読みきる前にまた違うものに興味惹かれてしまうんだろうなって思います。
昔は、音楽も一つのアルバムを擦り切れるくらい聴きました。
歌詞を見ないでも歌えるくらい。
英語がわからなくても、耳で聴いたままでも歌えたり。
今はそんなアルバムなかなかないです。
映画もたくさん見るけど、内容が思いだせなかったり忘れたり。
心に残る作品ってのに出会っても感動する度合いが薄れたように思います。
夢中になってたもの。
マンガと歌。
小学生の頃は漫画家になるのが夢で、歌手になるのが憧れでした。
夢と憧れがどう違うのか、それは実現できそうなのが、漫画家で、無理そうなのが歌手。
歌手は私の中で現実味の無い夢でした。
学校から帰ると一日中マンガを描いてた。
絵上手だねって褒められて調子に乗ってた。
でも、中学生になって自分よりもかなり絵のうまい友達に出会い挫折しました。
マンガを描くセンスないなって一発で知ってしまった。
なぜ、もっとセンスを磨こうとか、もっと勉強しようとか思わなかったんだろう。
小学校3年生のとき、私が洋楽好きなことを父が知り、そんな音楽が好きならFMラジオをきけばいいって教えてくれて、父が私にラジオをくれました。
初めてFMを聴いたときは、その音の良さに心臓が飛び出すくらい興奮して、初めて父親に感謝したように思います。
それからは、テレビよりラジオ。
決まった番組を毎日聴いて録音して・・・・・
沢山コンサートいったなぁ。
マドンナの初ライブ。
今でもあの時の気持ち鮮明に思い出せます。
音楽の世界にもっともっと近づいていくために英語を勉強した行って思ってたのに、
なんでもっと真剣に勉強しなかったんだろう・・・・・
夢中で、好きで、突き詰めていく意欲が今の私にはない。
すぐに諦めて、できなくても仕方がないって思ってる。
しんどいなぁ~って方が勝ってる。
植松さんは、失敗は成功するまで続けると、笑い話になるって言いました。
失敗して諦めてしまったら恨みツラミばかりが心に残るけど、失敗から何かを学び成功につなげる手段にするのだそうです。
出来るわけが無いと思っていると、試さなくなる。
人間は可能性こそが価値のあるものだと。
私達は、その可能性をしらないうちにつぶしてしまっている。
どうせできないって言葉と、やったこと無いから出来ないって言葉で。
私達の先には最初から出来ることなんて何にも無い。
出来なくて当たり前だからこそ、やってみるってことが大切で当たり前で、
それなのに、やったこと無いんだからやめときなさいって言葉をよく言ってる。
自分にも、子供にも。
ほんとうに、モリモリ行動する力や気持ちが沸いてくるお話でした。
見終わって、私が一番に行動したのは子供の担任にDVDを見てもらうってこと。
植松さんが実際に小学校に来てくれたらすごく嬉しいです。
それと、もうひとつ、壮大な夢ではありますが、
自分ちのリフォームを自分でやってみようかなぁ~とか(笑)