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家族の関係性

2005年12月07日 | カウンセリング体験
友達と雨の昼下がり紅茶とケーキの店で3時間話しこんだ。
彼女はつい最近仕事をやめたばかりで、今とても自由な時間を過ごしている。
現役の頃は、とてつもなく余裕のない毎日を過ごしてたから、今が素晴らしく幸せなのだといってた。
しがらみから開放される一瞬って、どんな気持ちなのだろう。
一人で暮らす彼女は、あまり実家に行かない。
遠すぎる距離でもないけど、居辛いのだそうだ。
家族との関係性で悩んでいる人は少なくは無い。
自分と、親兄弟との関係は正常ではないと感じている人はたくさん居るのではないだろうか。
正常っていっても、一体どれが正常で、逆に異常ってどこからが異常なのかがはっきり区別が付くわけではない。
ただ、世間で言う理想の親子像みたいなものが自分の中にあって、それにそぐわなければ異常だと感じてしまうのではないだろうか。
親は子を、子は親を大切にする。家族は無条件で自分をうけとめてくれるものだと思いこんでいたら、そうでない現状は異常であり、問題になる。
親だからこうしなければいけないとか、子供だからこうしなければ行けないっていうのは、本当は決まっているわけでは無い。
ただ、態度や経験や環境で悲しい気持ちが残ったり、残念に思ったり、悔しかったり、恐怖する気持ちは当然起こる。それが、自分を苦しめる原因のひとつとなる。

親も人間で、自分とは違う。だから性格が合わないこともありえる。
いつか分かり合えることが理想だけど、そうなれないことも実際にはある。
無理して歩み寄って疲れ果てるより、あえて離れるという行動も選択肢の一つにあっていいと私は思う。
自分と家族について話す彼女の眼は真剣で、時折涙も浮かべ、彼女の感じている気持ち全部がストレートに心に響いてきて、久々に、「話を聴く」という行動が出来たと実感した。
このところ、カウンセリングから少し離れていた。
まったく人の話を聴くことが出来ない状態だった。
自分に余裕がなかったから。
今、彼女を通してカウンセラーとしての私の復活を感じる。
ロールプレイ、そろそろ始めようと思う。



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