ぴよぴよカウンセリング 心と身体と魂を繋ぐよろこび

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ロープレ

2005年04月12日 | へにゃちょこカウンセリング日記
今年に入って、人と直接対面するカウンセリングを私はしてなかった。
4ヶ月たった今でも、自らまだやろうとは思えない。
勉強会の後、ロープレのお誘いを受けた時、正直ためらった。
今、私は人の話を聴けるほどの余裕が心にあるのかどうか・・・
カウンセリングは、安易に出来るものではないから、人の話を「聴く」ということは、とても難しいことだから、自分のことで精一杯のときなんて、何もかもじぶんに置き換えて考えてしまわないかとか、ずべて自分の価値観で判断してしまわないかとか、そういったことが頭に浮かんで返事が出来ない何時間があった。
だけど、本当に自分が仕事でカウンセラーとしてやっていくのであれば、今のような状態の時きも在るかもしれない。そう思ったら、こんなときの私がカウンセリングをした場合どのような状態になるのか知りたくなった。練習だから出来ることなのだけど、だからこそ今しか体験できないかもしれない。前向きな自分を発見すると結構尾勢いも付くもので、自分と向き合う上でも今がいい機会だと参加を決意した。

当日、午前中は添削者のための勉強会。参加したのは3名。私以外は、まだ勉強段階で添削は未経験の方ばかりだったので、添削する前の基礎的な心構えや、ものの見方、コメントの留意点などを詳しく講義してもらった。添削を仕事としている私にとっては、添削を実際にする前にこのような機会を作ってもらえたら、とてもありがたかったのになぁと感じた。今、一緒に参加している人たちはとても良い経験になったのではないかと感じた。この企画は私が提案者なので、自分でも良かったと思えた。今実践しているからこそ、知っているほうがいい部分もわかる。そういう部分を丁寧に講師の方が時間をかけて説明してくれたのでありがたいなぁと思った。
次回の企画はまだ未定だ。早急に予定を組みたいとおもう。

食事タイムを経て、ロープレの時間。
独りづつ時間を区切って、カウンセラー、クライエントを交互に演じる。
普段、何気に話を自然に聴ける皆さんも、ロープレになると肩に力が入り、意識が違うところにとんでしまう。それは、「私はすばらしいカウンセラーに見えているかしら?」とか、「この質問は、クライエントにどれだけ私がすばらしいと思ってもれたかしら?」という心理に行き着く。
人が見ているから、よく見られたいといった気持ちが無意識に現れる。うまくやろうとするから、しっかり相手の気持ちに寄り添えない。
講師が、今の話を聴いて何を感じていた?と聞かれると、大抵がクライエントの気持ちを自分がどのように感じていたかを答える。講師が一番聴きたいのは、そのときに感じていたカウンセラーの気持ちのほうだ。一杯一杯のときは、言葉を深く理解する力も弱まる。そのことに自分が気が付けたことで、以前よりも少しだけ前進できているのかもと感じる。
講師に言わなくても、言えなくても、自分自身で理解できていれば言葉にしなくてもいいと私は思う。受止める力。自分を許す力。認める力を、私は磨いていかないとなぁと常々感じる。

心に余裕が無くても、人の話は聞ける。聴く事はできても、共感する言葉がなかなかでない自分を体験した。急かす自分。クライエントの痛みを見逃す。質問に対して返ってくる答えが曖昧だったり、話を変えたりする場合、質問が分かりづらかったのかもしれないという判断とともに、答えたくないのかもしれないという選択肢も持っている必要がある。そんなときは慎重にならないと・・と学習した。
いい勉強会だった。



コメント
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