立て続けに会った別々の方々。それぞれがここ2年以内に日本の整形外科で手術と診療を受けられていた。
まだ日本の整形外科の世界では、体を切った貼ったの世界が尊ばれているのだろうか。
いや、それは専門教育を習得しておられる先生方しか出来ないことだから、絶対必要な分野である。むしろ腫瘍や軟部組織・骨の断片なんかはさっさと取り除くべきだ。
しかし、術後のリハビリを全然しないっつーのはどういうこっちゃ。
その方々は東京にある有名な病院に通院していたのであるが、有名な程あかんのやろうか。
機械でも修理したら、手入れして慣らし運転はすると思うが。
術後の処置をどこまでケアするかで、その医師や病院グループの価値が上がると思う。もちろん、医師と病院の方針もあると思うし、哲学もそれぞれ違うと思うし、言いにくい上下関係も歴然と存在するであろう。
それにしても、コンピューター界が日進月歩の勢いで変化しているというのに、日本の医学会ってなによ・・・・
医師の力が強すぎるのか(一極集中ってイメージ)、他の医療従事者のレベルが低いのか、実は能力が高いけど遠慮をしているのか、いったいどうなってんのだろうか。
アメリカでスポーツ選手が短期間で復帰できるのは、選手のモーチベーションの高さと、医師とリハビリチームの結束による相乗効果だ。誰かが突出していても力がなくても成り立たない。一般人とて同じ事。手術をやりっ放しだと、医師は「うまくいった」「俺は自分の仕事を全うした」と自己満足度は高いかもしれないけど、その後の処置がなんもなしでは障害が残ったままになる。それで患者が満足すると思っとるのだろうか。
人は満足しなければ悪評を流布する生き物である。
「がんばっていきまっしょい」は私の故郷と母校の校舎が撮影に使われているので、ビデオを借りて見ている。
その中で、
「ボートをやめろと言われた」
と言うようなセリフがあった。
つっこませてもらえば、まず(アメリカの場合だが)患者に対して数日間の運動停止を告げることはあっても一生するな、という断定的なことは言わない。それじゃあ自分は治せんというとるようなもんじゃがな(もちろん病状にもよるし、訴訟対策もある)。
あれが急性腰痛(ぎっくり腰)なら2週間以内で治させなければプロではない。(注射は年3回までという掟があるので、乱用は不可)。
椎間板ヘルニアなら話は別だが、ぎっくり腰というのは度合いの相違こそあれ筋肉障害である。それを繰返さないように筋肉強化は絶対しなければ選手生命は続かない。自覚のある選手なら自分で調べてでもするし、そこまで精神的に成熟していなければコーチが手助けをしないといけない。
私が高校生だった頃(20数年前)怪我をしたら「運動を辞めろ」というのが平均的医師のセリフだった。だってそれが一番簡単なアドバイスだもん。
おなじセリフを2005年に聞くとは思わんかった。
もちろん青春ドラマだからそこまで考えてないだろうし、辞める辞めないという話題があった方が盛り上がる。
希望としては「ああいうシーンはドラマだけで現実はもっと進んでるんだよ。」であってほしいんだけど。
でもね、ある意味そういう医学を患者としてずっと受けたお陰で、アメリカで勉強しようと思ったから、逆の見方をすればありがたかったのかもしれない。そういう人材が現在どんどんアメリカに流出しているし、彼らが学んで帰国すれば、時間はかかるけど良い方向に動くのではないだろうか。
もしかしたら日本の医療システム自体に弊害があるのかもしれないなあ。
まだ日本の整形外科の世界では、体を切った貼ったの世界が尊ばれているのだろうか。
いや、それは専門教育を習得しておられる先生方しか出来ないことだから、絶対必要な分野である。むしろ腫瘍や軟部組織・骨の断片なんかはさっさと取り除くべきだ。
しかし、術後のリハビリを全然しないっつーのはどういうこっちゃ。
その方々は東京にある有名な病院に通院していたのであるが、有名な程あかんのやろうか。
機械でも修理したら、手入れして慣らし運転はすると思うが。
術後の処置をどこまでケアするかで、その医師や病院グループの価値が上がると思う。もちろん、医師と病院の方針もあると思うし、哲学もそれぞれ違うと思うし、言いにくい上下関係も歴然と存在するであろう。
それにしても、コンピューター界が日進月歩の勢いで変化しているというのに、日本の医学会ってなによ・・・・
医師の力が強すぎるのか(一極集中ってイメージ)、他の医療従事者のレベルが低いのか、実は能力が高いけど遠慮をしているのか、いったいどうなってんのだろうか。
アメリカでスポーツ選手が短期間で復帰できるのは、選手のモーチベーションの高さと、医師とリハビリチームの結束による相乗効果だ。誰かが突出していても力がなくても成り立たない。一般人とて同じ事。手術をやりっ放しだと、医師は「うまくいった」「俺は自分の仕事を全うした」と自己満足度は高いかもしれないけど、その後の処置がなんもなしでは障害が残ったままになる。それで患者が満足すると思っとるのだろうか。
人は満足しなければ悪評を流布する生き物である。
「がんばっていきまっしょい」は私の故郷と母校の校舎が撮影に使われているので、ビデオを借りて見ている。
その中で、
「ボートをやめろと言われた」
と言うようなセリフがあった。
つっこませてもらえば、まず(アメリカの場合だが)患者に対して数日間の運動停止を告げることはあっても一生するな、という断定的なことは言わない。それじゃあ自分は治せんというとるようなもんじゃがな(もちろん病状にもよるし、訴訟対策もある)。
あれが急性腰痛(ぎっくり腰)なら2週間以内で治させなければプロではない。(注射は年3回までという掟があるので、乱用は不可)。
椎間板ヘルニアなら話は別だが、ぎっくり腰というのは度合いの相違こそあれ筋肉障害である。それを繰返さないように筋肉強化は絶対しなければ選手生命は続かない。自覚のある選手なら自分で調べてでもするし、そこまで精神的に成熟していなければコーチが手助けをしないといけない。
私が高校生だった頃(20数年前)怪我をしたら「運動を辞めろ」というのが平均的医師のセリフだった。だってそれが一番簡単なアドバイスだもん。
おなじセリフを2005年に聞くとは思わんかった。
もちろん青春ドラマだからそこまで考えてないだろうし、辞める辞めないという話題があった方が盛り上がる。
希望としては「ああいうシーンはドラマだけで現実はもっと進んでるんだよ。」であってほしいんだけど。
でもね、ある意味そういう医学を患者としてずっと受けたお陰で、アメリカで勉強しようと思ったから、逆の見方をすればありがたかったのかもしれない。そういう人材が現在どんどんアメリカに流出しているし、彼らが学んで帰国すれば、時間はかかるけど良い方向に動くのではないだろうか。
もしかしたら日本の医療システム自体に弊害があるのかもしれないなあ。