ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

想定外のプレゼント(2)

2008-05-20 06:36:30 | Weblog
時差ぼけで毎日早朝4時くらいに起きている。
日曜日の早朝、メールをチェックをしていると、夫と私の共通の友達T夫さんからメールが入っていた。
近況メールだったんだが、文章の最後に経済誌の記者をしている奥さんのY子さんがJPの取材のため松山に行きました、とあった。

ええ~?! 今ここにいるの?!?!?!?!

夫は日曜日の4時過ぎに松山入り予定。
まだ東京に居る。
急いで東京にいる夫に電話して、T夫さんご夫妻の携帯連絡先を聞いた。

これってすっごいタイミングでない? 

という訳で急いでメールをくれたT夫さんに電話した。
が、6時半。
当然出ない。
早朝に電話するなんて、迷惑な話だわな。
反省。

病院の公衆電話からY子さんの携帯に電話した。

つながった。

「え~? 松山にいるの~?! 信じられない!」

彼女は今、武道館にいるという。
柔道か剣道の全国大会とかあったっけ・・・・?
それにY子さんって経済記者だったと思うけど、なんで?・・・・?

とにかくこんなタイムリーな偶然なんてないっ。

電話をしたのがお昼頃。

ちょうど彼女もフリーの時間3時間くらいあるという。

4時から記者会見があるからそれまでに武道館に戻っていればいいとのことだった。

私も4時半頃、夫と娘を迎えに行けばいいので、その間時間が取れる。

急遽会ってランチをすることになった。

私も地元の事は疎いし、彼女も地理がわからないので、お互いわかりやすい高島屋で落ち合って、その上にあるレストランで食べる事にした。

時間がもったいないから便利ならどこでもいいのだ。

「こんなことってあるんだね~。びっくりしたよ~!」

Y子さんが松山入りしたのは、 全国特定郵便局長会(全特)の通常総会があったからだ。
全国の郵便局長ら約5000人が松山市市坪西町の県武道館に集合した。
彼女はそのために取材だった。
武道館ってスポーツイベント以外にも使用があるんだ。
知らなかった。

彼女は、小さな努力を積み重ねて経済誌に記事を載せている。

「そのうち本でも出版出来ればいいんだけど、一体いつ実現することやら・・・」

私もビジネスマンを治療する事が多いので裏話を話していると、お互い「面白いね~」の連発。

本当に本を出版出来ればいいね。
あなたなら出来るよ。

メールをくれたT夫さんが4月に部長に昇進したとのことなのでお祝いのお菓子をデパ地下で買ってY子さんに託した。

「昇進したのなんで知ってるの?」

と言われたので、

「メールに書いてあったよ」

というと、

「そんなこと全然家では言わなかったのに、実は嬉しかったんだ。」

と笑っていた。

3時過ぎに彼女はタクシーで武道館に戻った。

T夫さんにY子さんに会えた事を報告すると、

「Y子と会えて良かったですね。なんとなく、偶然がいくつか重なったという感じで実に摩訶不思議な一日でした。朝6時半に携帯電話をならしたのもぞなちゃんだったのですね。

お父様の病状は厳しいようですが、松山のご家族のみなさんの力になってあげるべく、帰国なさるのは大変なことです。そのファイトにはいつも本当に感心します。」

きっと父が連日の出会いを与えてくれたんだと思う。