ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

NICU

2007-10-07 23:53:09 | Weblog
幼い二人の子を持つ知人が最近看護婦になった。
配属先はNICU。
小児救急だ。

彼女曰く、この辺りの小児救急の需要は高いという。
なぜかというと、この周辺には体外受精センターが2、3あるからだ。
体外受精の場合、多胎児の割合が増えるので、その分NICUの役割も多くなり、そこで働く看護士の需要も増える。
彼女は幸い大きな病院での就職が即決し、そこで働く事になった。

彼女曰く、このあたりは比較的裕福な人々が住むので、体外受精病院が成り立つ。
そして、失敗しても(妊娠しなくても)どうこういわれない、唯一の分野である。
失敗したからといって返金が必要ではないから、ビジネス的にも成り立つ分野なのである。
このあたり、wall street journalが注目する所以である。

そして彼女のように仕事の恩恵も受けられるという、「風が吹けば桶屋が儲かる」的なサイクルが生まれている。

患者的には子供ができりゃいいのであるが、それで街が活性化されるのなら言う事ない。