妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

排便の日 24時

2020-10-14 08:39:13 | 排便

 下剤が効き始める時間は、前の晩の注入した時間や妻の体調で変わる。

 以前は12時間後には効いていたが、最近はどうも遅くなる傾向にある。


 今回は正午過ぎに効果が現れ、ユルユルの処理と摘便を終え、

 胃瘻のチューブを装着して車椅子に乗せたのが、13:30頃だった。


 それから遅い朝食のお茶と栄養剤を投与。


 一服してから、夕方の入浴準備。

 バスリフトにバッテリーを装着し、動かしてみる。 異常なし。


 ヘルパーさんの着く30前に浴槽にお湯を張って待つ。


 18:00 ヘルパーさん到着。

 脱衣所の狭い入り口に車椅子を停め、

 二人がかりで浴室の椅子に座らせる。


 ヘルパーさんは普通のマスクのまま。俺は息苦しいのでフェイスシールド。

 換気扇を回す。


 ヘルパーさんに妻を支えてもらい、俺が髪をカット。

  (「ジイジイのバーバーだ」、

    ヘルパーさんに言おうと思ったが 余計な気を遣わせるのも嫌だから、呑み込む。)

 シャンプーの後、

 今度は俺が妻を支え、ヘルパーさんに身体を洗って貰う。
 
 
 二人がかりでバスリフトに座らせ、浴槽へ。

 俺が浴槽に立って妻を支える。足が短いので短パンの裾がお湯に浸かりそうだ。

 ヘルパーさんがバスリフトを下げる。

 お腹の辺りでストップ。

 
 本当はもう少し下ろしたいのだが、

 バスリフトのローラーがガイド板の下端から外れてしまうので

 安全なところで止める。


 俺が支えながら手桶で浴槽のお湯を掛け、ヘルパーさんはシャワーのお湯を肩に掛ける。

 5分程してバスリフトを上げ、妻の足を浴槽から出して終了。


 ドアを開けるとちょっと寒く感じる。


 ヘルパーさんがバスタオルを肩に掛け、

 前もって車椅子に敷いていたバスローブの上に妻を座らせ

 くるむようにして戻る。


 ベッドでヘルパーさんが着替えをしてくれる。 


 その間、俺は向こうの部屋で濡れた短パンとTシャツを着替えて戻る。


 胃瘻にチューブを装着し、胃瘻の周囲にガーゼを当てがう。


 着替えが済んで、車椅子に乗せ、テレビの前の定位置に停める。

 ヘルパーさんが髪を乾かしていると、妻がウトウトし出した。


 19:00過ぎ、ヘルパーさんが帰って行った。

 お茶に続いて栄養剤を投与していると何となく匂いがする。

 嫌な予感。

 第二波が来た。

 
 まだこの段階でベッドに連れて行って処理すればどうってことなかったのだが

 風呂から上がって、ヤレヤレという気分だったので、

 なかなか身体が動かなかった。


 21:00
  
 栄養剤の滴下が終わったので、さあ、処理するかと車椅子に近づいてみると、

 パジャマが汚れていて、さらに足を乗せていたビーズクッションにまで

 ズボンを伝ってユルユルが落ちていた。


 気を取り直して、風呂場に連れて行く。

 浴室で紙オムツやパジャマを脱がせ、踏まないようにしてシャワーを使う。


 35㎏とはいえ、ダラリとした妻を片腕で支えながら洗うのは

 今の俺には重労働だった。


 椅子に座らせたまま妻の腰を少し浮かせてシャワーで流した。


 浴室を出て、停めていた車椅子に乗せる。

 ベッドで着替えが終わったのが 22:00過ぎだった。


   ♪  誰のせいでもありゃしない

       みんなおいらが悪いのさ
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