「ハナイズミモリウシ」の出土場所
国道342号線から国道4号線を結ぶ県道48号線の途中、花泉小学校近くの田園風景の中にこの遺跡があります。
。
約2万年前の旧石器時代後期に属する遺跡で、1953(昭和28)年から7次の調査で、多数の古代獣骨化石が出土されました。
とくに1954年の調査では、オオツノジカの角と完全な野牛の頭骨化石が発掘されました。
前者は、金流川にちなみ「キンリュウオオツノシカ」、後者は「ハナイズミモリウシ」と命名されたのです。
その後の調査でも、ウシ科獣類の切歯をペンダントに、肋骨を尖頭器の柄として加工したものなどが発見されています。
石器や住居跡は発見されず、ここに獣骨が集中した理由についても投棄説など諸説があり、はっきりしていません。
現在は、田園風景となってこの遺跡を知ることができるのは、ここにある標柱となっています。
【花泉遺跡(金森遺跡)MAP】
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