アマツバメって知ってますかぁ?
今日,下の子発熱のため子守で有給を取る事に.じっと家出子守でございます.
外を眺めていると,雨の中,弓なりのグライダーのような鳥が切るように飛んでおりました.
今年も見ることができました.
アマツバメって,断崖絶壁の海岸や高山に生息する鳥でして,越冬のためにインドネシアやオセアニアにいて,夏になると繁殖のために北上してくる渡り鳥(いわゆる夏鳥)ですね.
毎年,この時期になると,見られるんですよね!!
アマツバメ.何の仲間か知ってますかぁ?
ツバメの仲間じゃないんですよ.
よく軒下とかに巣を作って馴染み深いツバメはすずめに近い仲間.一方,アマツバメは独立したアマツバメ.
ツバメはスズメ目ツバメ科の鳥.
アマツバメはアマツバメ目アマツバメ.
まあ似ていますけどね.ともにすばやく飛んで,飛んでいる虫を捕らえて足が弱い.見たことある方も折られるかもしれませんが,ツバメが水を飲むとき,水面すれすれを飛んで呑むんですよね.アマツバメはどうやって呑むんでしょう..一緒なのかな..
アマツバメとツバメの違い..明らかにこれが違うというものはないと思いますが,より飛ぶ事に特化したといいますか,アマツバメは歩けないんです.ツバメとかすずめその他の鳥のように羽ばたいて飛び立つ事もできないんですよ..足弱いし,補足シュンとしたグライダーのような翼.飛び立つだけの揚力を得れないんでしょう.なので地面に落ちちゃうと..飛べなくなっちゃう.
そんな鳥なんですよね.
つまりです,飛ばない事程恐ろしい事はないという鳥でしょうね.降りたら最後飛べなくて飢えてしまうわけですから..
でも子孫は残さないといけませんよね..魚や虫みたいに変温動物じゃなく卵生生物ですから,産卵したら抱卵して,育雛しなければなりません!
だから,海岸の風の当る断崖絶壁や高山帯の崖に巣を作って雛を育てるんですね.
ちなみにツバメは泥をくわえて,唾液で固めて巣を作りますね.アマツバメは,地面に降りられないので,飛んだまま枯れ枝を拾って唾液で断崖に巣を作ります.
地に下りるのも,岸壁にしがみつく(ぶら下がる)形でしか止まっていられない足.立てないんですね..
産卵は大変でしょうね!!
飛びながら眠る事もある鳥というか,繁殖以外はほぼ飛び続ける鳥といわれております.
驚くなかれ,交尾も飛びながら行うんですね.
ツバメとは種類が違うとされてますが,一緒でもいい気がするんですけどね.
たとえばツバメをスズメ目でくくらず,ツバメ目,ツバメ科,ツバメ亜科ツバメ,アマツバメ亜科アマツバメとかね.
遺伝子とかいろいろあるんでしょうね.
ツバメとアマツバメ.ともに飛びながら小さな虫を捕らえる珍しいというか,そういう捕食に特化した進化をしてきたわけですが,アマツバメは,小さな虫をまるで鰯のように口をあけて口に入れて捕食する(ついばむじゃなくてね).
徹底的な流線型.空気を押さないので,ツバメが出す空気の乱れが虫を外にはじいてしまいますもん,特化して進化した.魚で言えば鰯もですね.あれも流線型で吸い込むのじゃなく漉し取って食べるのでそれが大事ですね.
渡りの途中の今時期だけ姿を見ることができます.
何気なく飛んでますが,一度気にして観察してみてください.
格好いいですよ!!
世界最速の鳥って,隼?それともツバメ?それともアマツバメ?
隼は,重力を使って上から,下にダッシュして,鳥を蹴って捕らえたりしますね.その瞬間速度は確かに恐ろしい速度が出るみたいですが,飛翔でもっとも速く飛ぶのはアマツバメではないかと.150km/hを超える速度で飛ぶんですよ!!
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