1週間ほど,試験の結果の確認と天候不順で,祖母の家に滞在させていただいておりまして,いよいよ出発.
祖母がおむすびをたぁくさん持たせてくれて,出発です.
行程は,国道11号は,徳島で終点.55号線.
阿南までは,バイパスができていますが,そこからはローカル道路的な.
徳島だけではございませんが,四国は全般に郊外道路,中心街は決まって渋滞なんですよね.
チャリンコ行脚でこの信号が多くて,変にカーブがあったり,整備されきってないので走りにくさがあります.
徳島も,例にもれずですが,阿南までは結構バイパスですいすい..
うそ,チャリンコだとつらいんですよ.車はいいんですけど..
では,出発です.
行程としては,国道55号線を南下して,高知県に入ることができればよいかなくらい.
阿南を超えると,山越えというか,町境のたびにアップダウンがあるんで,特に,日和佐のあたりは難所かなと.
印象に残ってるとこ.
やっぱ日和佐から海南町,あのあたりの山脈じゃないので,軽い山地.そういうとこに行くとメンマっぽいにおい.
誰も理解してもらえないけど,なんかそんな臭いで形容しちゃいます.だってそんなにおいするんだもん.
旅程は,正直覚えてたり覚えてなかったり.記憶の前後がずれちゃってたりしてます.
過去現在も含めて,このチャリンコ行脚を道しるべに自分が感じた,あるいは,過去の思い出をつまんで記事にしていきたいと思ってます.
例えば,徳島,親父のふるさとなわけでして,里帰りの海水浴といえば,
田井ノ浜.
毎年ここで海水浴に行っとりました.とかね.
チャリンコで四国を一周.その前,後で幾度となく四国に入ってますので,それを徒然と綴りたいと.
この日は,高知の甲浦まで来て野宿となりました.
実家ー加古川
加古川ー高松
高松ー徳島
3日間で祖母家到着.車で4時間.今は,明石海峡大橋できてるので2時間半.
遠回りでしたが到着した祖母家.
翌日出発とは行かず,3学期末試験を終えて,その試験休みから春休みにかけてのちゃりんこ行脚です.
もし赤点とってたらやばいですよね!
もちろん,学校には事前に連絡しております.
とりあえず試験の結果を担任に問い合わせて,終業式はお休みの故も伝えまして.
が,天気予報が芳しくありません.1週間雨.
という事で5日間だったかな?徳島の祖母の家に滞在しました.
徳島に滞在中,祖母とそばの城山に散歩したり,一緒にご飯食べに行ったり..
旅行もしました.電車で.
高知にいったんですね.
ゆくゆくは通るとこですね.
徳島線で池田までそこから土讃線で徳島.
大歩危小歩危.
全国屈指の渓谷.ラフティングが有名ですかね!!
大歩危:大股で歩いても危ないから大歩危.
小歩危:小またで歩いても危ない.
そうですね,小歩危のほうが急峻な渓谷でございます.
全国でも険しい環境を走る鉄道じゃないですかね.土砂崩れ,大雨.
って何より急な斜面に張り付くように立つ家々.それを縫う鉄路.
スイッチバックで何とか降りたら,高知ですね.
ちょうど刃物市をやってました.
高知城も散策して,日帰りで徳島に戻って.
天気予報とにらめっこ!
目処はついた!!

徹夜明けの,眠く重だるいからだ..高松から徳島.大きな山越えは無いも,だらだらと決して平坦ではないのね.信号も多いし..
何より辛いのは,蒸し暑さ..3月でしたが..
香川は,土器川が唯一の一級河川.丸亀市のように流れ込む川.それのみ.後は二級河川.
香川といえば,吉野川の灌漑用水が有名ですよね.雨が少ない,吉野川の恩恵を分けてもらって..
そんなこと考える余地は無く,実家を離れて見られる鳥.気にも止まりません..余裕なし!!
信号が待ち遠しい..また青かよ..
何かきっかけがあれば休んじゃろ..
そんなんでして,すべては寝不足..こんなに辛いのか..初めて寝不足のつらさを骨身に感じた旅の一こまだったかも..
辛いのは,鳴門..
海岸走るも..きつい..
とりあえず見慣れたびんび屋.
鳴門といえば渦潮とびんび屋でして..
それより香川側はあまり知らなく,香川から向かう一つのめぼしでございすが..
鳴門入り組んでますので釣りでは狙いどこ満載なのかもですけど..寝不足で走る分にはつらすぎます.
山火事.香川でそのニュースばっかでしたが,走ってるとき唯一気にする事ができたのがヘリコプター..
それほど余裕が無かった..
びんび屋による気力も無く,夢中で走りまして,
本四道路今は,本州淡路鳴門道..の鳴門IC..
やっと!!
車線も3車線.ちゃりんこにはきつい.
徳島は川が豊富.
吉野川からの分流が蛇行して流れてまして.
鳴門ー松茂ー徳島と.
吉野川.R11の橋は1キロくらいの長い河口の端でございまして..徳島の中心に向かう主要幹線でもあり,めまぐるしい車の往来.
でも.
もうこれ渡ったら祖母の家でございます.
辛かった..たった3日ですが,なんかすんゴク長く感じちゃいました.
祖母の家に着くなりばたんQ..
天気予報だけは見ましたが,ぐずつく予報でして.
しばし滞在することになりました..
高松は都会?ちょっと下町.表裏一体.
いやあ.辛い寝不足でのちゃりんこ行脚..
歩いてるのか,ちゃりんこ乗ってるのか.はたまた,寝てるのか.
どよ~~んと思い体との戦い...
丘を越えて,鳴門?
まだまだ..
丘を越えて鳴門...
だからまだまだだって!!
徹夜明けのちゃりんこ.
風景もクソも何も印象に残らずひたすらしんどかっただけ..
ドラマも無いんですよね..
仕方ないです,高松から徳島.
元気に海沿い走ったら渚を感じれたかもですけど.
ダル思いからだ..国道から離れる事は出来ませんわ.
それでも,昼過ぎには徳島は祖母の宅に着きましたわ.
ほっと一息です.
ふすまの匂い.かび臭い?
ああ,ここだわ...
瀬戸内海川の行脚はあとも実にもったいない行脚になってしまったんですよね...
ただただしんどくて..
小豆島を出航して,一路高松へフェリー.
夕暮れ時..夕日綺麗なんでしょうが,それより潮風に当るのが気持ちよかった.
高松の港に着くころには,真っ暗.
とりあえず高松駅に.
寝床が困るんですよね..
人通り多いし..離れて公園探すもよしですが,都会となるとちょっと気が引けたりしながらうろうろ.
とりあえず,駅の待合といってもコンコースです.
10時を回った頃,話しかけてくれたお兄さん.旅人は旅人でしょう.地元の言葉ではない感じ.
「この駅は夜締まるんですよ.」
という事は,どうしようもない?
「UCCのコーヒー店.何か注文すれば朝まで居れるらしいですよ.」
という事で釣れられてUCCのコーヒーショップ.
全く見ず知らず.とりあえず,自分が四国一周しにきたこと,出身やらたどたどしく..
お兄さんは,東京からツーリングで一人四国にこられた方でしたが,もっと壮大.バイクだからなのでしょうかね..
装備の話とか聞きましたかね..
僕は,とりあえず,荷台に寝袋と,夜寒いときのために,セーターとか一応ジャンパー.それに,自転車旅行だったら自炊道具は必要というかやりたくなる?でしょと飯盒やバーナーなどをくくりつけて,一応ビニール袋に米も入れてリュックに携えております.衣類は,洗濯とかコインランドリーでやれるかと思うも,1週間分は持ってきていまして..
衣類は正解でしたが,余計なもの多かったとあとで..
これから何が起こるかわからない.経験がない..とりあえず思いつく範囲で詰め込んだけど,ぎっしりですわ..
休憩するにもどっこいしょって感じです(笑)
バイクだからなのか,彼は気軽な装備.ライディングスーツは重そうだけど安全のためなのですよね.実に洗練された装備だなと今になって思う.ぼくなんか,もしこけたときとか思いつかず,そういう装備なしでして..ヘルメットも無いですよ.今のサイクリストはチャンとへっちんかぶってますもんね!!
今日の野営は喫茶店なわけでして,ごろんと横になる事はおろか,不安定なテーブルと椅子.
他のお客さんも楽しんでおられます.
眠るって雰囲気でなく,それ以前に,寝付けませんし,2泊目.筋肉痛やらダメージが大きいのね!
翌日は,徳島の祖母の家に止めてもらう按配ですも,底までたどり着けるか不安になってしまいます.
徹夜を余儀なくさせられる状況..
都会に泊するもんで致し方ないですかね..
ながーくも,話し相手がいてくれるのが心の綱のような気もしますも,今まで,見ず知らずの人についていってとか狭い世界で生きてきた僕.
ありがたくも,いろいろ話しかけてくれて,しどろもどろもいいとこでしたけど..
初めてさお買って,堤防に立ってわけも分からずキャストしていて,舟乗りませんかと声かけられて,船に乗せてもらって二人で.
なんも分からん中で...って感じでしょうかね.
結構シャイなんです(笑)
でも,欲してはいるんです.人好きなので..
何気なく出会って声かけてくれたライダー.今どうしてるんでしょう..
朝,彼は先に発たれました.
僕は,今になって眠たくなって,何より昨日までの疲労は残ったまま,更に睡眠不足による疲弊..
序盤にして...
さて,ご配慮いただいて載せていただいたフェリーに乗ること一時間ほどだったかな?
到着は大部港
着くなりすぐ出発です.
船の中で考えます.

県道21号ルートか,県道26号ルートか.
当時インターネットなんて繋がってなかったので,料金とかは電話しないと分からない.出発前はなんとなく,21から回って,池田港が距離短そうで宵のかななんて思ってました.
が,加古川を出発して,赤穂から備前の境の山越えしかも,二日目です.筋肉痛が辛い.ということで,土庄港を目指すルートという事で県道26号を選ぶ事にしました.
山越え.島イコール半端なさそうな坂ってイメージが..
という事で,しばらく海岸線沿いを走ります.てか平坦じゃないんですよね,小さな岬やら鼻上の複雑な地形に敷設された県道.
海岸ルートはそれほど長くないも..景色を見る余裕はない.
そして内陸に.
安易そうなルートと思いきや,きっつい坂でしたわ.
赤穂までの坂もですが,休憩はしますが,押して歩きません.あくまで自転車で走るのがちょっとしたこだわり.
頑張って登って,峠を越えてしばらく楽に下るのが至福.それのために走ってるのかって感じ.その真骨頂は,翌年の吸収へのちゃりんこ行脚で楽しませてもらいましたよ!!
小豆島は長くは続きません.ちょっときつすぎる坂道.緩くなって景色が開けてくると町並み.大体僕が一区切りと感じるのが,学校の校庭が見えてくるのが一つの目安になってました.
後は,港を目指すのみ.
ノンストップで走りきりましたよ!
路側の山肌,からっと乾燥した褐色の地肌が印象的.雨少ないんでしょうね.それだけが妙に印象に残ってます..
という事で,距離にして15kmないんですけど2時間ほど走ったんじゃないでしょうか..
今なら,魚釣りも織り交ぜてなんかよさげなとこ一杯ありそうですね!!
という事で夕方に高松行きのフェリー.
こっちはメインルートなのか分かりませんが,せわしなさがありました.
さて,問題は,ついてからですよ.
高松は都会ですからね.どこで寝るかです..
昼前日生に到着.ドピーカンで暑かった..
とりあえず,フェリーの確認.
フェリーが出るまで大分時間があります.
ちゃりんこ止めて,炎天下の中地面に座っていると,フェリーの従業員でしょうか..日に焼けた叔父さんが話しかけてこられます.
これから島に渡って,四国一周してみようとおもてますねん.
そんなこんなでしばらく話し込んでました.
「乗せたる.頑張れや!」
といって,あら,運賃取らずに乗せてくれました!!
いやあ..なんか勇気でますね.親におんぶに抱っこ.自転車でただ一人で.正直不安やったんですわ!!
最初の野宿は加古川河川敷の国道250号の高架下.
トラックが通るたびにゴゴゴっと..帰るなら今やぞ的なね!
見ず知らずですが,応援してくれてるのかなと!
ありがとうございます.