3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

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油・アブラ・oil…

2007年04月29日 | □今日は休日
   
本気(マジ)工場です。いやー…ブログ、書いてませんでした。すみません。
書くべき事が何か?っちゅうハナシは常にアタマにあるのですけど、CAD/CAM屋さんっていうのも商売ですからね、毎度々々目新しいネタがあるワケでなし(笑)恒例行事ってのは正に恒例なんで去年の今頃と同じになっちゃうんですよ(バックナンバー参照)
逆に目新しいハナシって公にする事が出来ないワケでして、「こんな人達と飲みましたよ!」とかは、先様にご迷惑がかかることなので言えないし…いつもジレンマ。
 
で、写真のオイルの山ですが… 近所のクルマ・バイク用品屋でセールやってたのね(笑)全品10%引き。消耗品ですから、この機会にと思って買っておきました。
 
えぇと…ナナハン用のちょっとイイ油を4リットル(バイク用のイイ油って高いんですよ)、スクーター用のまぁ普通の油を2リットル…廃油しみ込ませて捨てる箱を2個、オイルフィルターを回す工具… をお買い上げ。ついでに100均に寄って、台所用の計量カップやらドレッシング容器なんかを買った。バイクはオイルの注ぎ口の周りが狭いし、あらゆる液体の容量も少ないから、なんと台所用のモノがピッタリなんです。いい買い物でした。

油は走ってりゃ必ず交換時期が来ますから、安い時に買っておくのがよかろう、という事ですね。ええ、交換は自分でやります。クルマはまずやらないけどね。だってデカいから面倒臭いし、廃油も沢山出るんだもん。その点バイクはヤル気がする。
一般的なメンテナンスは、ブレーキフルードの交換以外はほとんど自分でやります。まぁ、好きだから。手間賃の節約っていうより楽しみとして。
 
しかしあれだ。機械ってのは本当に色々な条件を整えてあげないと運用できないもんだ。単に燃料や電気がありゃいいってもんじゃない。

ほら、こないだ浦賀にペリー提督サンが来たでしょ?(ホンの150年ほど前ね)あれね、わざわざ太平洋を越えて「開国しろやゴルァ!」って言ってきた動機は、近海まで来てたアメリカ船籍の捕鯨船団に補給基地が欲しかったからなんだよね。知ってた?当時英国やら米国は盛んに捕鯨してたのよ。なぜか?産業革命(つまりは蒸気機関の運用が始まったってことだね)が起きて、エンジンってものを運用するには鯨油、つまりクジラの油が必要だったのよ。もちろん、エンジンオイルとしてだ。
 
バカみたいにカンタンにしちゃった教科書や、恣意的な意図をもって語り継がれる歴史なんてものを鵜呑みにしてると、世界に対する理解なんて深まらない。
産業革命(つまり蒸気機関の運用)が無ければ、開国を迫られることも無かっただろうね…(蒸気船も出来なかったから、頻繁には来られないわけだしさ) 逆に言えば、「何かの動機があるから他の国に何かを働きかける」んであって、「遅れた他国を開明的にしてやりましょう」なんて動機あるわけない(笑)

そう思うと、
Q:「ペリーは何をしに浦賀に来たのでしょう?」
A: 「幕府に開国を迫るためです」
という回答では、とても点数なんてやれないでしょ?(笑)

世界史を動かしてきたのは、「資源(それによる富)」という理解は間違いじゃない。そしてそれは今も、だと思う。
人道やら民主主義なんてものばかりが動機じゃないってことね。常識で考えればわかる話だけれども。その常識を阻む仕組みが、現在とても多いからね。